少年シリウス2020年9月号掲載
『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』第11話の感想です。
なお、今月も『怪物王女ナイトメア』は連載おやすみでした。
【これまでの感想】
・【漫画感想】光永康則先生の新連載『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』が始まりました。
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第2話「捜索停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第3話「武装停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第4話「小鬼停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第5話「御使停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第6話「女湯停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第7話「混沌停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第8話「王女停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第9話「領域停止」
・【漫画感想】『時間停止勇者 -余命3日の設定じゃ世界を救うには短すぎる-』 第10話「姫祷停止」
マウントケープ国までの7日間の船旅を過ごしている真っ最中の勇者セカイ一行。
このまま何のイベントも起きないまま終わればよかったのですが、
当然そんなはずもなく、いきなり空からバハムートがあらわれてしまった!
しかし、普段は時間停止のために使っている「コントローラー」でバハムートが操れることが判明。
コントローラーで動きを操作したり、いつもの時間停止で攻撃を避け続けたことによって、
バハムートも「どうやらこいつはスゴイやつだ」と勘違いしてくれたらしく、勇者セカイを我が主(あるじ)として認めてくれたようです。
こうして、コントローラーでモンスターを動かせるようになったことによって、
『時間停止勇者』の世界は、ますますゲームっぽくなりはじめていく。
勇者セカイがバハムートを操ることで、この先の進行でうまく切り抜けられる場所がある・・・のだろうか?
そして、空を飛ぶことができるバハムートは攻撃だけでなく、勇者セカイ達の移動手段としても大いに役立ちそうです。
これが同じ少年シリウス連載の作品『ライドンキング』の世界だったら、プルチノフ大統領が大喜びでバハムートの背中に乗っていそうだ。
そういや昔、『バハムートラグーン』という名前のゲームがあったような。
おそらく、あれとこの作品はまったく関係ないはずです。たぶん。
ちなみに、この旅に同行していた剣聖リーファさんは、
バハムートが口から放つ火の玉を、愛用の剣を野球のバットのように構えて打ち返そうとしていました。
この時はセカイさんが時間停止をしてしまったので行為は未遂に終わりましたが、
もしも時間停止していなければ、リーファさんは火の玉を打ち返すことができたんだろうか?
リーファさんが火の玉をホームランする姿と、打ち損じて全身黒コゲになってる姿。
どっちの結果になっても面白くなりそうだったので、1回くらいは時間停止せずに見守ってほしかった気持ちもちょっとだけあります。
こうして、長い船旅を終え、
対面したマウントケープ国の王は、まだ年端も行かなさそうな子供であった。
そして、ロヴィーサと名乗る謎の女性が「王の目付役」としてマウントケープ国を仕切っており、
どうやらベルツリー王国からセカイ達を呼び寄せたのも、この人らしい。
ロヴィーサさんは、ビジュアル自体は熟女っぽさを感じさせる見た目で、
これまでの光永作品ではあまり見かけなかったイメージのキャラクターではある。
さらに、もはや恒例となりつつあるセカイさんの時間停止セクハラによると、現時点で一番おっぱいの大きかったキャラでもあるとのこと。
作中のおっぱいランキングがどんどん更新されてるけど、この世界は豊満な胸を持つ女性が多いんだろうか?
もしくは勇者セカイの周りに、巨乳の女性が集まってくる奇妙なゲームバランスになっているのかもしれない。
本当にそうだとしたら、セカイさんがエロゲーの世界に転生している可能性も十分にあるぞ。
で、このロヴィーサさんは、
「魔法使い連盟」という団体から助言役として派遣されたとのことなのですが、
剣聖リーファさん曰く、現在のマウントケープ国は魔法使い連盟の傀儡となっており、
ロヴィーサが王の助言役となって以来、リーファさんも所属する「剣聖評議会(カウンシル)」の人たちは、
なぜか王のいるマウントケープ城への出入り禁止を告げられているなど、なかなかにウラのありそうな出来事がわかってきました。
今回のステージクリアの条件は、
ロヴィーサ、もしくは魔法使い連盟の悪事を突き止めることが条件なのか?
とはいえ、まずはロヴィーサさんから依頼された「屍食鬼(グール)の討伐」からはじめましょう。
どっちが天使でどっちが悪魔なのかわからないビジュアルになってしまった勇者セカイさんの姿を見届けながら、物語は次回へ続きます。
イッツ ア パーリィタイム ベイベー。(さあ、無双の時間だぜ。)
次回の『時間停止勇者』が掲載されている少年シリウス10月号は、8月26日(水)発売です。
お楽しみにー。
【今月のリーファさんの自己紹介まとめ】
・剣聖の武名もさることながらドラゴンスレイヤーとしての武名もそれに比肩するほどと誉れ高いこの私
・評議会(カウンシル)発足以来最も隠密行動と陰謀調査能力が高く暗殺者(アサシン)に職業替え(ジョブチェンジ)しても頂点を極められると云われるほどの実力者
・孤高の一人軍隊と云われるこの私
【補足情報】
実はエビ好きなのかな?