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【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第12話「魔窟王女」

 

少年シリウス12月号掲載怪物王女ナイトメア」第12話の感想です。

 

月刊少年シリウス 2018年 12 月号 [雑誌]

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 【これまでの感想】

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第1話「回帰王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第2話「宿仮王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第3話「人形王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第4話「捕食王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第5話「休眠王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第6話「冬来王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第7話「不詳王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第8話「叙述王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第9話「鮫肌王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第10話「異界王女」

 ・【漫画感想】怪物王女ナイトメア 第11話「流転王女」

 

 

 

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鍾乳洞に入った少年グループが行方不明になった!
その原因こそ、UMM(未確認怪物)のしわざだったんだよ!! Ω ΩΩ<ナ、ナンダッテー
 

 

 

というわけで今回は、第4王女・カティアと一緒に未確認怪物の調査に向かうお話。

 

でっかい脳みそなフランケンシュタイン博士や半魚人、宇宙生物探査のためのフィールドワークなど、
無印「怪物王女」の頃からのファンにとっては懐かしいキャラや演出もたくさん出てくるぞ。

 

 


怪物王女17巻でフィールドワークをした時には、環境に適応したシャーウッドの肌が褐色になっていましたが、
今のシリーズでシャーウッドさんとよく似たカティアさんも同じ褐色肌なのは、なんか関係あったりするんでしょうかね。

 

 

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今回カティアがやっていた「スケッチブックに書かれたタイトルをカメラに見せるくだり」も、過去にシャーウッドがやっていた行動といっしょだ。

やっぱり、カティアの正体ってシャーウッドなのでは?

 

 

でも、いま単行本を見返してみたら褐色トーンの柄がちょっと違ってたのでやっぱり関係ないのかもしれない。(あやふや)

ここら辺に関しては、まだまだわかりませんなあ。

 

 


フィールドワークは王族伝統のたしなみであるが、
今回、上の兄弟たちは参加をめんどくさがったのか、全員辞退したらしい。

 

で、これを王位継承争いにおけるポイント稼ぎのチャンスと見たカティアさんが自ら名乗りを上げたようです。

さらに「リザとヒロをカティアの手伝いに貸してくれたらそなたも協力したということにする」という博士の言葉に釣られ、
姫様の指示で、彼ら2人もフィールドワークの手伝いをすることとなったのでした。

 

今回の姫様は、大事をとって見学に徹するぞ!

 

 

 

王位継承争いに勝つには「ポイント」。

つまり王族の皆さんに気に入られることも重要らしい。

 

現実社会でも、出世のためには上司へのおべっかやヨイショが重要になってくる。
ここらへんは人間の世界も怪物の世界も変わらないんですね。なんだか人間くさいぞ。

 


ちなみに「鍾乳洞で行方不明になった」ってのは、ちょっと前まで連日ニュースになっていたこの事件から着想を得たと思われます。
こういう時事ネタは単行本になると風化してしまうので、ちゃんとこういう所で書き残しておきましょう。

 

 


こうして、鍾乳洞の最深部に辿りついたカティアさん一同でしたが、

その岩壁にて、光学迷彩で偽装された謎の入口を発見する。

 

明らかに人工的につくられた通路の先にあった謎の扉を開けると、そこには宇宙船の内部のような空間が広がっていたのでした。

 

 

突然あらわれた怪しげな空間の探索をすすめようとした矢先、いきなり謎のモンスターにヒロと半魚人のベントニーがおそわれてしまう。

 

カティア曰く、頭に食いついて離さないコイツは「UMM(未確認怪物)」の一種。
卵の状態で寄生主があらわれるのを待ち、寄生した相手の体内に潜り込んで養分を奪い取る恐ろしいモンスターであり、
ある程度養分を吸い取ったら、腹を食い破って出てくるという非常にめいわくな習性を持っていた。

 

 

このモンスターの形状や宇宙船の内部を見るに、今回のお話は映画「エイリアン」をかなりオマージュしていると推測できます。

 

怪物王女で「エイリアン」といえば、

怪物王女2巻『密室王女』にでてきた「アレ」もエイリアンっぽい見た目かつ似たような習性を持つモンスターだった。

 

アイツも宇宙からやってきた生物らしいので、もしかしたら今回の卵モンスターと同じ種族だったりするのかも。

 

 


カティアはいたって冷静にこのモンスターを分析していたが、早くも貴重な半魚人1名が尊い犠牲となってしまった。
目の前で惨殺劇が起きたばかりだというのに、みんな意外とドライである。

 

 

おそらく鍾乳洞で行方不明になった5名の少年もこの卵モンスターの餌食になったのでしょう。

しかし、卵たちの数を見るに食べられたのが最大5人だとしても、食料としてはとても足りない。

 

つまりこの場所には、卵モンスター以外にも捕食者がいる!

 

 

 

危険を察知したカティアは急いでこの場を立ち去ろうとしましたが、時すでに遅し。

ETっぽい見た目のやつやセミっぽい透明宇宙人など、大量のやせいのUMMがしょうぶをしかけてきた!

 

 

このまま互いに捕食し合って自滅してくれれば良いに越したことないのですが、
そんな都合のいい展開もなく、この中で一番弱そうな相手であるカティア達にUMM達は襲いかかってくるのでした。

 


捕食者たちに囲まれ、絶体絶命のピンチ!!
一方の姫さまは、のんびりと浜辺でバカンスを満喫していました。

 

この状況、一体どうなるのか!?

 

 

 

 

そんなわけで、次号のシリウス11月26日(月曜日)発売です。
つづきはまた次回。お楽しみに。

 

 

 

【インフォメーション】

怪物王女ナイトメア」3巻が12月6日、光永先生が原作を務める「玉キック」3巻の単行本が12月17日に発売されます。

みんなも買いましょう。

 

怪物王女ナイトメア(3) (シリウスKC)

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玉キック(3): YKコミックス

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