【1月号本日発売/新連載カラー①】
— 月刊少年シリウス編集部 (@shonen_sirius) 2017年11月25日
王女、再臨!! あの大人気作が完全新シリーズとしてシリウスに帰還!!
『怪物王女 ナイトメア』光永康則https://t.co/4LDdLNpY1M pic.twitter.com/CKNCRVkSh8
というわけで、「アヴァルト」完結からほぼ間を開けずに光永康則がシリウスに帰ってきた!
大ヒット作「怪物王女」の新シリーズとともに!
前シリーズ「怪物王女」の最終回で姫様は人間になってしまったので、
今回の「怪物王女ナイトメア」のはじまりは前シリーズとどういう繋げ方をするのかなと気になっていたのですが、
まさかの全員記憶を失くした状態からの再スタートとなっていた。
記憶を失くした登場人物達が「自分って誰だっけ?そしてあなたは誰ですか?」と尋ねながらストーリーも進行していくので、
前シリーズを読んだことのない新規読者の人でも、登場人物たちとともにキャラの名前を無理なく覚えてもらえるという素晴らしいアイディアだ。
これなら初見の人でも、抵抗なく読むことができるのでうれしい。
そして、第1話の展開も「透明人間が建物内にテグスの罠を張り、最終的に建物に火をつけようとする」という、
完全に前シリーズ「#2 破壊王女」の回を踏襲したような内容だった。
この第1話のタイトル「回帰王女」も、その「破壊王女」の回と実質続編的な回で使われたタイトル(「#42 回帰王女」)だったりするので、
そのへんも考えてつけられたタイトルなのかも。
チェーンソーを振り回す姫様の姿も見れたりと、ここらへんは前シリーズを読んでいる既読者向けのサービスとして描かれたと捉えましたよ。
そうそう、こういうのでいいんだよ、こういうので・・・。
余談ですが、「怪物王女」20巻特装版についていた別冊付録に「作者による全話解説」というのが載っていて、
それを読めば何でこの第2話の内容を新シリーズの第1話に持ってきたのかが、少しだけわかるんじゃないかなーと思います。
あと、読んでみて気になったのが、作中に「満月にドクロのマークが浮かんでいる」という描写があったというところ。
あれは確か、「昏睡王女」の回に出ていた夢の世界の月の特徴だったハズだ。
新しくタイトルについた「ナイトメア(悪夢)」から推測するに、また全員夢の世界にいるってことなのだろうか?
そして、またあいつの仕業なんだろうか??
とりあえず姫様の寝室をあけて、あらためて誰の夢なのか確かめてみた方がよさそうだ。
そんなわけで、第1話は顔見世回のような感じで終わりました。
新シリーズとしての新たな展開は、次回以降になるんでしょうかね。
もしくは「ナイトメア」は「前作『怪物王女』では描き切れなかったシーン・設定を描きます!」みたいな感じになったりするのかも。
「続編が前シリーズの補完」ってやり方、他の漫画にもあったっけ。あるとは思うけど思いつかないなあ。
とりあえず、せっかく新シリーズが始まったという事なので、これからは毎号感想記事を書いていこうかなと思ってます。
「怪物王女」はもともと「怪物くん」をリスペクトした作品だと作者さんもおっしゃられているので、この藤子不二雄ブログで感想書いても別に問題ないというところがいい。
「アヴァルト」の感想記事を書いてた時は、毎回無理やり藤子不二雄ネタを入れてましたからね。(これとか)
まあ、楽にやっていきましょう。