少年シリウス2021年4月号掲載『怪物王女ナイトメア』第28話の感想です。
今月は、この記事の最後のほうに「ちょっと気になる情報」があるとのこと・・・?
【これまでの感想】
笹鳴町の人たちが、謎のピエロに襲われつづけている!
姫様サイドも、リザやヒロくん、カティアがピエロの犠牲者となってしまう中、
我らが姫様は、半不死身の特性を持つ血の戦士・ヒロくんを氷風呂に沈めて溺死させ続けることによって、
謎のピエロの棲み処を特定することに成功していたのでした。
うーむ、『怪物王女ナイトメア』も次回で最終回っぽいのに、
いちおう、この物語のもうひとりの主人公であるヒロくんをこんな扱いで終わらせてしまって、本当にいいんだろうか?
(謝罪:冒頭の「ちょっと気になる情報」を、先に言ってしまいました)
ヒロくんのおかげでたどり着いた、あやしい西洋館。
その館の中には、「魂」として浮かびあがる町中で昏倒した人たちの幼少期の姿と、謎のピエロの姿があった。
とうとう、姫様たちが犯人の居場所をとらえたぞ!
ピエロに近づくも、リザ達と同じように「本体」が昏睡状態に陥り、幼少期の姿になってしまった姫様。
どうやらこのピエロ、近づいてくる相手をみんな子供の姿(魂)に変えてしまう能力を持っているようです。
「相手を子供の姿に変えてしまう能力」は、一部のマニアが泣いて喜びそうな能力ではある。
あと、特殊な性的趣味以外でも、
あのピエロが少年シリウスの他作品に登場したら、連載1話分のストーリーが簡単にできちゃいそうなので、その点では都合のいい存在かもしれません。
「 ”いつものメンバーがみんな子供になっちゃった!” みたいな回」は、お話を転がしやすい王道展開だ!
ネタ不足に悩む漫画家さんは自分の作品にピエロを出して、キャラクターをみんな子供にしてしまいましょう。
そんな特殊能力持ちのピエロでありましたが、
「所詮は子供にしか通用しない、子供騙しの恐怖」と、姫様に恐怖のトリックをあっさり見破られてしまい、完全終了。
さらに、あとからやって来た南久阿さんによって、見事なまでのオーバーキルをされてしまう最期を迎えたのでありました。合掌。
さらに、南久阿さん曰く、
「この地域全体に災(わざわい)をなす、本当の敵」が、今回の事件の黒幕として背後に潜んでいたらしい。
なんだと、そんなヤツがいやがったのか。
その「黒幕」とやらも、姫様がやっつけてやるから、今すぐに正体を現しやがれ!
今回の事件の黒幕
あ、この人、「廃屋王女」の回とかによく出てきてた人だ。
前シリーズ『怪物王女』で何度も登場していた「イス」*1と、思わぬエンカウントを果たしてしまった姫様。
ここは作品の原点に立ち返り、武器のチェーンソーでこの事件を黒幕を退治することが出来るのか!?
といったところで、今月の『怪物王女ナイトメア』はここまでです。
そして、次号をもって『怪物王女ナイトメア』の連載がいよいよ完結するそうです。
パッと見では『怪物王女シリーズ』が完全に終わるのかと思って、焦りそうになるところですが、
「『怪物王女』のシリーズ連載が完結」とわざわざ書いてあるので、おそらく作品自体はまだまだ終わらないのでしょう。
とりあえず、このシリーズ(怪物王女ナイトメア)がどのような終わり方を迎えるのかに期待したいと思います。
なお次回更新は1ヶ月後ですm(_ _)m
— 光永康則 (@tsunagami_) 2021年3月23日
怪物王女ナイトメアを60ページほど描いた影響で連載開始以来初めて休載してしまいました。
『怪物王女ナイトメア』最終回、なんだかものすごいことになりそうだぞ!
そんなわけで、今月の『怪物王女ナイトメア』はここまで。
次号の少年シリウス5月号は、3月26日(金曜日)発売となっております。
おっぱいが喋った
*1:このキャラ、名前あったんですね