少年シリウス8月号掲載「怪物王女ナイトメア」第8話の感想です。
待望のコミックス第2巻の発売日は、8月9日とのことなのでお忘れのないように。
【これまでの感想】
今月は謎の洋館に導かれた姫様たちが、その場所で起きた殺人事件の真相を解き明かしていくというストーリー。
殺された幽霊たちの残留思念から謎を解き明かすという展開は、光永先生の過去作である「カコとニセ探偵」を思い出しますね。
ヘタに内容を書いてミステリーのネタばらしになってしまうとアレなので、
この事件の詳細や誰が犯人なのかについては、本誌なりコミックスなりで確かめてみてください。
まあ、先に結論だけ言ってしまうと、すべて吸血鬼が悪いということになってました。
あのお父さんも藤子F先生の傑作短編「流血鬼」を読んでいたら、また違った行動をとっていたかもしれない。
家族全員が吸血鬼になっちゃえば怖くない理論だ!
そして終盤では、屋敷の外から姫様たちの様子を観察する吸血鬼の姿も。
見た感じはツェペリさんっぽいけど、今回はシルエットのみでの登場だったので誰なのかわからないまま。
また、この世界の気になる謎がひとつ増えてしまいました。
あと今月の話では、怪しげな物音に対して文字通り聞き耳を立てていたリザがなんかよかったです。
みんなにもその良さを伝えたいので、上に該当の画像を貼っておくことにします。
そして、事件の内容を語りながら髪をいじる姫様の姿も実によかったので、こちらも画像として残しておきます。
光永先生の作品は、こういうキャラクターのちょっとした仕草がかわいいのも、魅力のひとつですね。
そんなわけで、今月はここまで。
次号のシリウス9月号は、7月26日(木曜日)発売です。