少年シリウス2020年5月号掲載『怪物王女ナイトメア』第25話の感想です。
4カ月ぶりの連載再開がきたぞ!
【これまでの感想】
前回は、南久阿さんの「これはこの世界の覇権を巡る戦いなのだ」という、
非常に気になる発言で終わっていった『怪物王女ナイトメア』。
そして今回は、
姫様がカティアの屋敷にやってきた「謎の王族付き人造人間」を解剖していく内容となっており、
前回の終わり方とは、まったく関係のないお話がはじまっていました。
ここから更に次回に続くお話なのかと思いきや、次回につながらなかったりする。
『怪物王女シリーズ』では、意外とよくあることだ!
暗視ゴーグル装備のヤギ型獣人がやってくるのを恐れ、
人造人間の解剖を姫様の屋敷でおこなうことにしたカティアは、なかなかに狡猾な女である。
プライドよりも自らの安全を優先するのは、あまり王族らしからぬ行動にも感じたけど、
カティアとよく似た人物であるシャーウッドさんも前作『怪物王女』では姫様によく頼っていたから、まあ言いっこなしってことで。
バッテリー切れかと思われた人造人間が目を覚まし、
口から怪音を出しながら、何かを呼び寄せ始めたところで、物語は次回へ続く。
今回は人造人間が何をしに来たのか、
そして、彼は何を呼び寄せているのかはわからないまま終わりましたが、
もしかしたら、あの人造人間は姫様を倒すためのオトリとして使われたんだろうか?
となると、あの人造人間を送り込んだ王族こそが今回の事件の真犯人ということになってしまいますが、
他の王族の屋敷に「人造人間」や「完全武装したヤギ型獣人たち」を送り込んだりする行為は、なんとなくギリアム兄さんっぽい。
もしかしたら、次回のお話でギリアム兄さんそっくりの新たな王族が登場するんだろうか?
どんな方法でもいいから姫様をやっつけたいのであれば、
姫様の屋敷に向かう人造人間に爆弾でも仕込んでおいたほうが手っ取り早そうな気もするんですがねえ。
そんなわけで、今月の『怪物王女ナイトメア』はここまで。
次回のお話が載っている少年シリウス6月号は、4月25日(土曜日)発売です。
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