8月30日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ39号掲載『僕とロボコ』第54話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
今週の『僕とロボコ』は、
ジャンプ読者なら誰しも共感しうるであろう、愛読者アンケートのお話!
経済的都合により、読者アンケートを1通しか送れないボンドくんとロボコは、
ジャンプが発売されるたびに、毎週あのような白熱議論を繰り広げているんだそうです。
皆さんにも、これぐらい夢中で取り組めるものはありますか?
自分は、ふだん「愛読者アンケート」を出すことはあまりないのですが、
ボンドくんとロボコのように、少年ジャンプをここまで楽しめるのは正直うらやましい。
『少年ジャンプ』は掲載されている漫画を読むだけでもじゅうぶんに面白いけど、
そこからさらに愛読者アンケートを出せば、よりジャンプを堪能できるってことなんでしょうね。
さらに今回は「読者アンケートを題材にしたお話」である事をうまく利用し、
「1つのエピソードの中で、現在のジャンプ連載作品すべてに言及する(表紙・『WEEKLY週ちゃん』含む)」という、離れ業もやってのけていた。
看板作品から、期待の新連載まで。
少年ジャンプの連載作品はすべてチェックしているボンドくんでしたが、
今回登場した、ジャンプ連載作品のうち、
このエピソードが『僕とロボコ』単行本に収録される頃には、
既に連載が終わっている作品がいくつか出てきてしまうのでは?という不安がある。
僕とロボコ目当てで注文したアクリルminiフィギュアもようやく届いたみたいです pic.twitter.com/AFumwhAYUI
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) 2021年8月26日
つい先日、約4か月前に注文したアクリルフィギュアが届いたのですが、
上の画像からお分かりの通り、商品が到着する間に連載が終わってしまった作品がいくつか出てきてしまっているのが恐ろしい。
アンケートの良し悪しで連載の行方が決まってしまう少年ジャンプにおいて、この手のことはよくあるのですが、
あらためて「アンケート至上主義」のコワさを実感した瞬間でもありました。
自分の好きな漫画を終わらせないために、
そりゃあ、ボンドくんやロボコもあそこまで必死になってアンケートを考えるわけだ。
全国一千万のジャンプ読者たちに対し、
あらためて「愛読者アンケートを出すこと」の大切さを啓蒙してくれた『僕とロボコ』は、本当に素晴らしい漫画であります。
これまで怠惰で「愛読者アンケート」に参加していなかった自分も考えを改め、
今週からはちゃんとアンケートを出し、読者のひとりとしてジャンプを支えていかなくちゃダメですね。
もちろん、今週のアンケ1位は『僕とロボコ』に入れさせていただきますよ。
いやでも、今週のジャンプで一番おもしろかったのは『ヒロアカ』だったので、
『僕とロボコ』はやっぱりアンケ2位になっちゃうかなあ・・・。(優柔不断)
【今週のQちゃん(逃げ上手の若君)】
Qちゃん(仮名)が、あの世界でも化け物顔扱いされていることが判明しました。
次回につづく。
【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】
今週の『破壊神マグちゃん』にて、ひみつ道具っぽいアイテムが登場。
眠っている相手の夢の中に入れたりするらしいですよ。
【インフォメーション】
今週のジャンプ背表紙コーナー「ジャンプ名台詞」に、ボンドくんが登場していました。
英文自体はわかりやすいモノですが、
この文章を読んで「ああ、この回のセリフだな」とすぐにわかる人、果たしているんでしょうかね。
(毎週『ロボコ』を読んでいる自分ですら、このセリフの特定に1日半かかりました)
一発でどのお話のセリフなのかが分かった人は、相当なロボコマニアだ!