10月24日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ2022年47号掲載『僕とロボコ』第110話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
僕とロボコ 第110話「美容室とボンド」より
今週の『僕とロボコ』は、表参道のオシャレ美容室で(勝手に)働き始めたロボコに、
ボンドくんがヘアカットをしてもらうお話。
1ページ目から、いきなり出オチみたいになっていますが、
今回のエピソードと『ONE PIECE FILM RED』は、まったく関係ありません。
(※興行収入160億円突破おめでとうございます。)
「オシャレな美容室」という、慣れない空間に完全に浮かされてしまったボンドくん。
うっかりロボコにヘアカットの全権を委ねてしまい、気づいた頃には「角刈り」にされている自分の姿があった。
ボンドくんのなりたい「オシャレヘアー」とは、大きくかけ離れた髪型だ!
自他ともに認めるジャンキチであるボンドくんなら、
「角刈りといえば両さん!国民的人気漫画の主人公ヘアなんて素敵!」
「よく見たら浦飯幽助にそっくり!今週から『富樫義博展』も始まるし、ちょうどいい!」
と、少年ジャンプに絡めたおべっかを連発しておけば、なんかダマされてくれそうな予感もしたのですが、
ロボコも言い訳ができないくらい、見事な角刈りにしてしまったのでしょう。
第78話の漫画家アシスタントの回でも見られましたが、
ロボコは自分のやらかしを自分で解決しようとすると、どんどんドツボにハマっていってしまうタイプの人間(ロボット)らしい。
焦って手を出して取り返しがつかないことになる前に、
まずは素直に謝っておいたほうが、怒られ方も比較的少なくて済むぞ!
僕とロボコ 第110話「美容室とボンド」より
ロボコの不手際で、一時は最悪の美容室デビューになりかけたボンドくんだったものの、
フランス帰りのカリスマ美容師・刈田スマ夫(20)のフォローによって、無事リカバリー。
ボンドくんも念願のオシャレヘアーになることができて、にっこり笑顔。
日常漫画らしいほのぼのエンドになったのでした。
オシャレヘアーなボンドくんは、たしかにカッコよく見えるけど、
その分主人公っぽさがだいぶ減ってしまったような気がするのが、ちょっと気がかりだ。
あと、なんとなく『約束のネバーランド』にいそうな人っぽくもなった。
ギャグ漫画時空では、どんなに髪型が変わろうと、
次の回では元のヘアスタイルに戻っているのがお決まりですが、
『僕とロボコ』の場合だと、次の回もこのヘアスタイルが継続している可能性は大いにありうる。
もしかしたら、次回のお話では、ヘアスタイルを変えたことによって、
クラスの女子たちが、ボンドくんのカッコよさに気づいてしまうイベントが発生してしまうかもしれない。
今回のボンドくんのヘアスタイル変更は、
円ちゅわんの恋愛事情において、ピンチを招き入れるキッカケになってしまうのか?
【今週の藤子不二雄作品要素を感じたシーン】
僕とロボコ 第110話「美容室とボンド」より
名前がスネ夫に似ているカリスマ美容師・刈田スマ夫の年齢は、20歳。
コミックス10巻のおまけページでも描かれていましたが、
「ロボコが関わる成人男性キャラの年齢」は20歳がほとんどで、今回もその例に漏れない形となった。
前述のおまけページで明らかになっている20歳キャラは、
ネイチャーライター・芹澤岳や、編集の2年目、ジョン・D・パーカーなど。
あと、第73話に登場した現代アーティスト・ミルク藤沢氏も20歳でしたね。
そして、審判役でよく出てくるハンターハンターっぽい人も、公式設定で年齢が「20歳」となっております。
今週から『HUNTER×HUNTER』が連載再開。おめでとうございます。