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今週の『僕とロボコ』感想(第78話「ルリとアシスタント」)

 

 

2月28日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ2022年13号掲載『僕とロボコ』第78話の感想です。

ネタバレもあるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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大人気漫画『押し鋸』作者・雲母キララ先生のアシスタント作業手伝いから、

ルリちゃんと一緒に週刊連載のウラ側を学んでいこう!

 

 

 

 

 

ロボコ世界の少年ジャンプ (以下、「RSJ」表記)で連載中の作品『押し鋸』は、

 

ルリちゃん曰く「ノコギリを引かずに押して使おうとする少年」が主人公の、

次期看板作の呼び声もある、青春ラブストーリーとのことらしい。

 

 

 

あらすじを聞いても、ストーリーがさっぱり掴めなさすぎて

ちょっと読んでみたくなってしまうような作品ではありますが、

 

この『押し鋸』というタイトルと内容自体は、現在ヤングジャンプで連載中の『【推しの子】』が元ネタとなっております。

 

 

 

 

 

そういえば『【推しの子】』でも、

『東京ブレイド』の作者・鮫島アビ子先生を通して、漫画制作の裏側が描かれる回があった。

 

もしかしたら宮崎先生は、そのエピソードを読んだことで、今回のお話の着想を得たのかもしれません。

 

 

 

 

ともあれ、今回『ロボコ』にパロられたことに対し、

赤坂アカ横槍メンゴの両先生は、それぞれしっかり喜んでいるようでありました。

 

『【推しの子】』はジャンププラスでも毎週木曜日に配信されているので、まだ読んだことがないという方は是非。

 

 

 

 

 

 

第54話の内容を見るに、RSJの連載陣は、

現実の週刊少年ジャンプとまったく変わりないようでしたが、

 

その時に紹介されていたRSJの連載陣には『押し鋸』の名前はなかったので、

もしかするとこの作品は、まだ連載がはじまって間もない漫画なのかもしれない。

 

 

 

 

 

「少年ジャンプに連載を果たしたばかりの、20歳の新人漫画家」の心境を思えば、

〆切ギリギリになってでも、その若さと創作意欲で作品のクオリティを限界まで上げたくなる気持ちは、十分にわかります。

 

これが、全国一千万のジャンプ読者を相手にする、プロの漫画家の仕事だ!

 

 

 

 

 

さすがに、肉体的な不調をゴマかしてまで連載を続けてしまうのは考えものですが、

ある程度の妥協ありきの連載スタイルでは、少年ジャンプの他の人気作品には絶対に勝てない。

 

 

今回の雲母キララ先生の漫画づくりの姿勢から、ルリちゃんも学ぶものが多くあったことでしょう。

 

 

 

 

 

あと、担当編集の2年目にも、ちゃんとワケを話しておけば、

力づくで止めようとせずとも、少しは原稿を待ってくれたと思うぞ。

 

 

「〆切は守ってるけど、内容がつまらない漫画」より、

「〆切を少し過ぎちゃったけど、内容が面白い漫画」を描いてくれたほうが、読者にとっても、雑誌にとってもずっと良いハズですし。

 

 

 

 

 

 

【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】

 

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今週の『地球の子』に出てきた「記憶を消す時に使うヘッドギア」が・・・・。

 

 

 

 

 

 

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ドラえもんに出てくる『見たままスコープ』のビジュアルに、ちょっとだけ似ていました。

 

 

 

自分はこの方面の知識が全くないのでわかりませんが、

「記憶をいじるタイプの道具」は、どれも同じような見た目になってしまうのだろうか?

 

 

 

 

 

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