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今週の『僕とロボコ』感想(第108話「アカネと告白」)

 

 

 

10月10日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ2022年45号掲載『僕とロボコ』第108話の感想です。

ネタバレもあるのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

僕とロボコ 第108話「アカネと告白」より

 

 

 

地球に隕石が衝突し、人類が滅亡しそうだった頃のお話し。

「これが最後だ」と覚悟を決めたアカネちゃんは、なんと勇気を出してガチゴリラくんに告白をしていたらしい。

 

しかし、人類滅亡が避けられた今、勢いで告白したことがものすごく恥ずかしくなっちゃったため、

アカネちゃんはロボコにお願いして、告白を「なかったこと」にしようとするのですが・・・。

 

 

 

 

人類滅亡回避から一週間がたった現在も、人々の混乱はまだ続いていた。

たしかに前回のお話でも、ガチゴリラくんとアカネちゃんのそれっぽいシーンが描かれてはいましたが、まさかこんな話にまでなるとは思ってもいませんでした。

 

 

アカネちゃんと同様にボンドくんに告白しようと思っていたものの、

ガチゴリラくんに邪魔されてしまい、けっきょく告白できず終いだった円ちゅわんは、

隕石衝突回避で、人とはまた違った理由でホッとしていたのかもしれないぞ。

 

 

 

 

 

告白していたと思ったら、相手にその真意が伝わっていなかった、

いわゆる「告白キャンセル」はラブコメ漫画によくありがちな展開ですが、

あんなにパワータイプの告白キャンセルは、自分もはじめて見ました。

 

 

 

『僕とロボコ』はギャグ漫画だからまだ許せたけど、

『アオのハコ』で同じような告白キャンセルをやったら、ものすごく荒れるんでしょうな。

 

告白されたばかりの大喜くんがハリセンで頭をひっぱたかれる展開とか、コント以外の何物でもなくなっちゃうぞ。

 

 

 

 

 

アカネちゃん以外にも、今回の隕石衝突騒ぎで、

人気アイドル・ミユミユは自分の素の姿をカミングアウトしちゃったり、

「もうどうせみんな死ぬんだし」と、自分の漫画を最終回にしてしまった雲母キララ先生など、他にも大きくやらかしてしまった人は大勢いた。

 

 

いやあ、やっぱり「大人」のやらかしはレベルが違いますね。

自分の今後の人生に大きく影響を与えるくらいに、やらかしてしまっている。

 

 

 

『僕とロボコ』が、3週にわたってお送りしてきた隕石衝突シリーズは、

ジャンプの誌面を通して、読者たちに「最後まで諦めてはいけないよ」と教訓を伝えるものだったのかもしれません。

 

 

 

 

たとえ、地球に隕石が衝突する確率が99パーセントだったとしても、

1パーセントの確率で地球に隕石が衝突しない可能性も、もちろん存在している。

 

 

人類滅亡をいいことに、散財の限りを尽くすのもひとつの道ですが、

これでもしも1パーセントの未来に入ってしまったら、人類は滅亡せず、自分だけが破滅を迎えてしまう。

 

 

たとえ、隕石衝突が避けられなかったとしても、

人類滅亡の1秒前まであきらめず、他人から見られても恥ずかしくない最期を迎えるようにしていきましょう。今週の感想おしまい。

 

 

 

 

 

【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】

 

 

 

今週の『ウィッチウォッチ』は、久しぶりの真桑先生回。

この2人(オシエシニッシ)が活躍する回は、令和版『まんが道』っぽくて好きです。

コンビの片割れがメガネキャラという共通点もありますし。

 

 

 

職場で堂々と紙のジャンプを読める真桑先生はすごい。

同人の締め切り間際で本誌の展開が大きく動いてしまい、内容の変更を余儀なくされることはあるんでしょうね。

実際にジャンプ系の同人誌を作っている人にエピソードを聞いてみたい。

 

 

同人編は来週も続くらしいけど、予告の時点で既に不穏な気配しかしないのが怖い。

初同人誌でダンボール数箱も刷るとか、なかなかやりますね・・・。(恐怖)