10月11日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ45号掲載『僕とロボコ』第60話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
ガチゴリラくんが急にモテはじめた!
連載60話目にして、彼の魅力に気づいたクラスの女子たちに対し、
ガチゴリラに片思い中のアカネちゃんは、一体どのような反応を見せるのか・・・!?
この漫画を第1話から読んでいる人なら、おわかりかと思いますが、
顔はゴリラだけど心は聖人であるガチゴリラくんがモテはじめること自体に、とくに違和感はない。
でも、あまりにもいきなりすぎる。
第29話ではバレンタインのチョコも満足にもらえていなかったというのに。
本当にいきなりの展開だったので、
てっきり今回のお話は「(ガチゴリラくんは重いものが)もてる」といった、古典的な勘違いギャグオチで終わっていくのかと思っていたのですが、
特にそういうネタばらしもなかったので、ガチゴリラくんは本当にクラスの女子からモテ始めてしまったらしい。
この突然訪れたガチゴリラくんのモテムーブは、はたして今後の展開にどう関わってくるのか?
自分と同じ「もてないブラザーズ」の一員だと思っていた友達が急にモテだしたことによって、
情緒が完全崩壊したボンドくんのことは放っとくとしても、
これまでずっと、ガチゴリラくんは自分だけの独占状態だったはずのに、
急に恋のライバルが増えだす危機に瀕している、浦原アカネちゃんはたまったものではない。
漫画の世界において、
「自分にはガチゴリラくんとの付き合いの長さがあるから大丈夫」みたいな理屈がまったく通用しないことは、
過去のジャンプのラブコメ作品がさんざん証明していることです。
「昔からの付き合い」を過信して、あぐらをかいていると、
他のヒロインにあっさりと恋愛レースで追いぬかれてしまうのが、ジャンプラブコメの恐ろしさである。
ポッと出のヒロインに恋仲の主人公を奪われてしまった幼馴染ヒロインが、これまでにどれほどいたことか。
ラブコメ漫画において、恋愛にオクテな性格はやはり不利だといえましょう。
ここはアカネちゃんも勇気を出して、攻めるしかないぞ!
クラス内で急にやってきたモテムーブをきっかけにして、
今回、ガチゴリラくんとの接し方を少し深めることができたアカネちゃん。
これからの、2人の恋愛模様にも注目していきたいところですね。
それにしても、「ボンドくんのクラスメイト」がお話の中心となる回は、
ロボコの出番が本当に少なくなってしまう。
主人公のひとりなのに、今週は出番が1コマしかなかったというのは、ちょっと問題だと思うぞ。
ロボコがボンドくんのクラスに転入すれば、この問題も解決しそうではあるけど、
それは『高校生家族』が、既にやっちゃってることだからなあ・・・・。
【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】
今週はそれに該当するシーンが見つからなかったため、「おやすみ」とさせていただきます。
たまにはこういうこともあるってことで。