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ドラえもん感想(くしゃみに気をつけろ&友だちの輪[再])

 

2020年5月16日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 くしゃみに気をつけろ(アニメオリジナル)

1本目は「病院に行きたくない」と駄々をこねる上に、風邪薬と間違えて『コエカタマリン』を飲んでしまったドラえもんを救うため、

妹・ドラミちゃんがランボーみたいな格好をして、ドラえもんのお尻に巨大注射を打とうとするお話だ!

 

ストーリーをざっくりとまとめてみたら、なんかとんでもない内容の回みたいになってしまった。

でも、ウソは言ってないぞ。

 

  

 

『コエカタマリン』を飲んだ状態でくしゃみをしてしまい、

押し入れ(部屋)の中が「ハクション」の文字で埋まってしまうところや、「ワ」の字で空を飛んだりするところなど、

ドラえもんファンから見れば『コエカタマリン』の原作回リスペクトであることはすぐにわかるのですが、

 

当然「ドラえもん」をあまり知らない人も今回の放送を見ていると思うので、

今のご時世的に、ドラえもんがマスクなしでくしゃみをしまくる描写は結構あぶない気がします。(クレーム的に)

 

 

でも、アニメドラえもん終わってすぐに「ハクション大魔王2020」なんてアニメも放送されてるから、まあ大丈夫・・・なのかな。

仮に誰かから怒られた場合は、ハクション大魔王2020も一緒に怒られましょう。

 

今回のお話がいつ作られたのかはわからないけど、

もしかしたら「ハクション大魔王2020」のアニメが始まることを知ったのがキッカケで、脚本家さんがこのお話を作り上げたのかもしれませんね。

 

 

 

いちおう、個人的に気になるところとして、

 「ドラえもん最新ひみつ道具大事典」等の記述を見る限りだと、

 

原作「コエカタマリン」に出てきたコエカタマリンと、「『ワ』の字で空をいく」に出てきたコエカタマリンは、

それぞれ『コエカタマリン』『コエカタマリン 空飛びタイプ』と、厳密には違う種類のコエカタマリンになってしまうらしい。

 

なので「ドラえもんみたいに『ワ』の字に乗って空を飛びたい!」と思ってる人は「空飛びタイプ」のコエカタマリンを飲まないといけなくなるわけですが、

ぶっちゃけ、なんで『コエカタマリン』の種類がこんなに細分化されてるのかはよくわかってません。

 

 

べつに、コエカタマリンの種類くらい一緒でもいいと思うんですがニィ。

 (クイズ:さて、ここまでの文章で何回「コエカタマリン」と言ったでしょうか?)

 

 

 

 

巨大注射を背負い「家庭科は得意なんだから!」と語るドラミちゃんの姿を見て、

はじめの頃のドラミちゃんが「家庭科専門ロボット」という役割で漫画にでていたことを思いだしてしまいました。

 

今回のお話を書いた人、その忘れ去られた設定を知っていた上で上記のセリフをドラミちゃんに喋らせたのでしょうか。

だとしたら、アニメドラえもんの脚本家として流石としかいえません。

 

 

 

そして、風邪を引いているとはいえ、

尻にロボット用の巨大注射を3回も刺されてしまったスネ夫の容態が気になる。

同じギャグを繰り返す行為(天丼)は、笑いの基本だ!

 

 

ケツにあんな量の液体を注射されたら、風邪が治る以前にとんでもないことになっちゃいそうな気がするんですがそれは。

病気が治るのと引き換えに、変な性癖を手に入れてしまう可能性だってあるぞ。

 

しかし、3回も巨大注射を刺された結果、スネ夫の風邪はたちまち治っていたので、

もしかしたらあの注射の中に入っていたお薬は人間にも効く仕様になっていたんでしょうかね。

 

不本意だったとはいえ、結果的に未来の最新医療を受けることができたスネ夫はラッキーだったのかもしれない。

 

 

 

ただ、医療は最新だったというのに、

ドラえもんの元にやってきたロボット医として、志村けんがコントでやってるような老医者みたいなのが出てきたのは何故なんだろうか?

どうせならもっと若いお医者さんロボットに来てほしかった。ドラミちゃんも王ドラとか連れてこれなかったのか?

 

 

でも、自分が診察してもらうお医者さんがビックリするくらいのおじいちゃんでちょっと不安になることは2020年の世界でもよくあったりする話なので、

ドラえもんがいる未来の世界でも、医療の現場は現代とそんなに変わっていないのかもしれません。

 

 

そもそも、なんでロボットが「おじいちゃん」になるんだろう?

人間と違って、何十年経ったとしても知能自体はずっとそのままなはずでは。

 

映画「アンドリューNDR114」みたいに、精神が老けるのも高機能ロボットの証だったりするとか?

 

 

 

今回のお話のオチはドラえもんを追いかけていたドラミちゃんが逆に風邪を引いてしまい、お尻に注射をされそうになってしまう」という、

ドラミちゃんの自業自得オチみたいな感じになっていましたが、

 

そもそもドラえもんが素直に病院に行っていればこんなことにはならなかったので、

「ドラミちゃんがよけいなことをした」という解釈でオチをつけるのは、ちょっと腑に落ちないところがある。

 

 

 

過去にドラえもんは、

「もし半年とか一年入院てことになったらのび太はどうするんだ!」(てんコミ45巻)と、

のび太くんのことを気にしているが故に、病院に行きたくない理由を語っていましたが、

 

これもただ単に自分が病院に行きたくないことを正当化するために、こういう理由をつけているだけなのでは?という疑念もある。

そもそも、風邪の診察で病院に行くくらいだったら入院の心配もなさそうですし。

 

最悪入院になったとしても、それこそドラミちゃんがなんとかしてくれるハズだ。

もしくは、病室からのリモートでのび太くんのトラブルに対応するとか。

 

 

 

そして一番こわいのが、

こうしてドラえもんが病院に行くことを渋りまくった結果、手おくれになってしまうことである。

(「手おくれ」とは、同人版のドラえもん最終回みたいな状況のことを指します)

 

 

他人のことを心配するのもいいけど、最も心配すべきなのは自分の体そのものである。

 

人にとっていろんな「行きたくない理由」があるのかもしれませんが、

ロボットであろうが、人間であろうが、体調がおかしくなったらとりあえずお医者さんに行ったほうがいいですよ。

 

 

 

うーむ。

今回のお話自体はコロナウイルスのアレとはまったく関係ない内容だと思うのに、

この感想記事の文章の締め方は、コロナウイルス感染に対する啓発みたいになってしまった。

 

こんなはずじゃなかったのになあ、とか思いつつ、1本目の感想は以上です。

 

 

 

 

 

友だちの輪(コミックス38巻収録)

2本目は2018年5月25日の再放送。

友達の友達はみな友達だ、世界に広げよう友達の輪、輪っ!(一義)

 

 

神成さんの家に美人の女の子がやってくるお話であり、

ブコメ漫画だったら第1話に相当する回である。

 

こういう第1話からはじまるラブコメだと、幼馴染であるしずかちゃんが負けるパターンがかなり多いんですよね・・・。

 

 

 

でも、今回のオチのように、

恋のライバル同士がいろんな意味で仲良くなってしまうという展開の作品も、まったく見かけないわけでもなかったりします。

 

漫画「ドラえもん」は、いま流行っているラブコメ漫画すべての先駆けだったといっても過言ではなかった?(過言)

 

 

 

そんなわけで、2本目の感想が短くなってしまいましたが、今週はここまで。

もっと詳細な感想を見たいって人は、上のリンクから本放送時の感想を漁ってみてください。おわり。

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は5月23日。

「キャラクターグッズを作っちゃえ!」「ジャイアンへのホットなレター」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(こころにささるおもいヤリ&スケジュールどけい[再])

次回の感想:ドラえもん感想(キャラクターグッズを作っちゃえ!&ジャイアンへのホットなレター[再])