2020年5月9日放送分 ネタバレ注意!
こころにささるおもいヤリ(アニメオリジナル)
今週のアニメドラえもん1本目は母の日エピソード!(今年の「母の日」は5月10日です)
思いやりの言葉が深く突き刺さってしまう道具『おもいヤリ』の効果で感動しすぎてしまったママを、ドラえもんとのび太くんが止めようとするのですが・・・。
今回のお話は、
のび太くんが母の日に「土手に生えていたタンポポ」をプレゼントして、ママが白けてしまうことを恐れたドラえもんが『おもいヤリ』を使ったわけなんですが、
お母さんへの感謝の気持ちがこもっているのだったら、べつに土手に生えてるタンポポが母の日のプレゼントでもいいと思います。
たしかに、スネ夫がプレゼントしていた「最高品質のカーネーション」に比べると「土手のタンポポ」は見劣りしてしまいますが、
大事なのはどれだけお金をかけたとかじゃなくて、プレゼントをあげる人への思いやりですからね。
他の誰かのプレゼントと比べる必要はないんですよ。
のび太くんのママの「(のび太がくれたタンポポを見て)きっと一生懸命きれいなのを選んでくれたのね」という感謝の気持ちや、
スネ夫ママの「ただのタンポポを特別な花にしてしまうのが、母と子の絆というものざます」といったセリフなど、
今回のエピソードは本当に母の日にぴったりな、
ちゃんと笑いをとりつつも、見る人の心をほっこりとさせる良いお話だったと思います。
ただ、アニメだと小学5年生設定であるのび太くんが、
母の日のプレゼントとして「土手に生えているタンポポ」をそのまま持ってくるという発想に至ったのは、ちょっとコワいぞ。
小学校低学年までだったらまだ可愛げのある行為だけど、
小学5年生が「これならママも喜んでくれるだろう!」と本気で思った上での行為と考えると、何だかじんわりとした恐怖感がでてきてしまうやつだ。
いくら母と子の絆があるとはいえ、
なんの説明もなしに「土手のタンポポ」をプレゼントされたら、さすがのママも理解が追い付かずに戸惑った顔を見せてしまうかもしれない。
そして、ママが戸惑い顔を見せたことによって、
のび太くんがショックを受けてしまわないように『おもいヤリ』を使ってしまった・・・という理由があるのなら、
ドラえもんが余計な介入をしてしまった気持ちも、ちょっとわかるような気がする。
でも、そんな心配や不安も「母と子の絆」がすべて上回っていったので、何の問題もありませんでした。
やはり今回のお話は、最初から最後までハッピーなお話だった!
あと、今回登場した『おもいヤリ』は、
頭の上に乗っけることで、古代ローマ風の格好をした小さいおっさんがヤリを投げてくるという、ちょっと変わった仕様の道具だったことにも注目したい。
コロコロコミックでの文字バレを見たときは
てっきり『ヤリトゲ』みたいな見た目の道具かと思っていたので、これは意外でした。
なんでこんなビジュアルの道具にしたんだろう?
「髪留めのように装着して使う道具」も、既存のひみつ道具ではあまり見ないタイプではある。
「『おもいヤリ』はこの種類の髪留めに似ている!」とヘアーアクセサリーの名前を出して紹介したかったけど、
その方面に疎い自分では、それっぽい名前がおもいつきませんでした。
ファッションに詳しい方、なんか近いのがあったら教えてください。
そんな感じで、1本目のお話は以上です。
●ドラドラニュース●
明日は「母の日」。のび太ママと家族のSTAY HOMEを描いた特別動画を公開しました。いつも伝えられない「ありがとう」を大切な人に伝えてみませんか?
— 【ドラえもん公式】ドラえもんチャンネル (@doraemonChannel) 2020年5月9日
https://t.co/z5zywV286Q#母の日 #StayHome pic.twitter.com/pblIfGtJRZ
母の日と言うことで、1本目のお話のあとに「STAYHOME」の特別動画が流れました。
この動画に使われている原作の1シーンがどの回から抜粋したやつなのか、すべて特定してみたい。
最近のドラえもんはこの映像のほかに
「おうちにいよう」「手洗い・うがい」の映像も流れているので、そのぶん本編のどこかの時間が短くなってるわけなんですよね。
どこの時間を削って放送尺をあわせているんだろう。
スケジュールどけい(コミックス3巻収録)
2本目は2017年9月8日放送分の再放送。
「人工知能を搭載したひみつ道具 だいたいポンコツ説」を立証するようなお話だ!
一説によると、2045年には人工知能が人間の知能を上回る「シンギュラリティ」が起こるらしいですが、
このスケジュールどけいさんの働きっぷりを見ると、そんな未来がくるとはあんまり思えないのがこまる。
ドラえもんの買う道具は安物ばっかりだから、人工知能もその程度しかないってことだったりするんだろうか?
これからのAI技術に希望が持てるように、
ドラミちゃんの持っている『スケジュールどけい』は、ちゃんと使えるクオリティであってほしい。
再放送であんまり話すことがなかったので、本編の感想とはまた違った話題を。
【『サザエさん』】新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴う 再放送対応のお知らせ https://t.co/ioztvTQ3ig
— フジテレビ (@fujitv) 2020年5月9日
コロナウイルスの影響により、
アニメ『サザエさん』は、来週5月17日から再放送に入ってしまうらしいです。
ネットの情報によると、
日曜日の『サザエさん』がアニメの制作ができずに再放送になるのは、1975年の第1次オイルショック以来45年ぶりというのもすごい。
オイルショックって、いまや歴史の教科書に載ってるような事柄ですよ。
あらためて『サザエさん』の放送期間の長さにおどろいてしまった。
そして、アニメ『ドラえもん』も次回の「くしゃみに気をつけろ」の回をもって、
コロコロコミック5月号分に載っている分の放送予定をすべて消化してしまう。
もしかしたら、他のアニメ誌とかを見れば来週以降の放送予定が載ってるかもしれないけど、今のところは一切不明です。
こればっかりは、5月15日発売のコロコロ6月号を見ないとわかりません。
やっぱり『ドラえもん』も、
サザエさんみたいに今月中には2本とも再放送に切り替わってしまうんだろうか?
あと、「今後ドラえもんが2本とも再放送になってしまった場合」の個人的な都合としては、
エピソードのだいたいの感想は本放送時にたっぷり語ってしまっているので、
ここ最近のドラえもん2本目の感想を見ればわかるように、何もしゃべることが無くなっちゃうよ問題が起きてしまう。
まあ、そうなったらそうなったらで、なんとか書ける話題をひねり出すことにします。
そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまで。
■次回予告■
次回の放送は5月16日。
「くしゃみに気をつけろ」「友だちの輪」 の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(メモリーローン&おれさまをグレードアップ[再])
次回の感想:ドラえもん感想(くしゃみに気をつけろ&友だちの輪[再])