※この記事には『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』のネタバレが多数含まれています。
本編鑑賞後にこの記事を読むことをお薦めします。
3月1日(金曜日)に『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』を見に行ってきました。
というわけで、今から映画を見た感想を思いつくままにぐだぐだと書いていこうと思います。
あくまでこの記事は「自分が今回の映画を見て思ったこと」をただひたすら垂れ流していくだけなので、
ちゃんと内容のある『のび太の地球交響楽』の感想が見たい人は、他の映画感想ブログを見ていただければと。
文章の読みやすさとかも、あまり気にしないで書いていきます。
そして、ここから先の文章は「映画を見た人向け」に書いていくので、
映画未見の人はわかりづらい部分もあるかと思いますが、そこはご了承ください。
(※以下、映画の感想)
まず、これだけは先に言っておきたい。
映画のキャラ『マエストロヴェントー』の名前が「マエストロ弁当」にしか聞こえなくて、
劇中で彼の名前が呼ばれるたびに、ずっと架空の食い物「マエストロ弁当」の想像図が頭のなかに浮かんでいました。
自分が勝手に空耳をしちゃったのが悪いけど、「マエストロ弁当」って一体なんなんだ?
そして例年通り、オープニングアニメーションにやたら力が入っていたことが強く印象に残りました。
映画ドラえもんのオープニングなのに、ドラえもんとまったく関係ない内容のアニメーションだったのがすごい。
たぶん地上波初放映時には確実にカットされているので、皆さんも今のうちに映画館へ見に行きましょう。
そういえば、今年の映画は上映時間が115分と、かなり長かった。
昔の映画ドラえもんは上映時間100分以内を厳守していたハズだけど、時代は変わったんですかね。
そして上映時間が長いと、地上波初放映時にはカットされる個所がより多くなる可能性が高いということでもある。
テレビ朝日さんは他の映画の時は本編ノーカットでやってくれることもあるんだし、来年の映画ドラえもんも本編ノーカットで放送してくれないかなあ・・・。
今年の映画のテーマは「音楽」ということもあって、
本編は、本当にさまざまな音楽にあふれまくっていた。
音楽にあふれすぎて、のび太くんの家のドアにも、
原作やアニメではついていたことのないバーチャイムまでついていたほどです。
日常の「音」だって、音楽の一部である。
映画を見るお子さんを飽きさせないためか、とくに序盤の音楽ラッシュがすごかった。
ファーレの殿堂のあの階段、作ろうと思えば現実でも実現可能だとは思うので、どこかに実際につくってほしい。
長くなりそうなので詳細ははぶきますが、劇中で流れる音楽の数々には本当にしびれました。
映画館で見る価値は、十分にある映画だと思います。
これは近いうち、ドルビーアトモス版の上映で見ようと思っている『のび太の地球交響楽』が楽しみになってきたぞ・・・。
自分はゲームをあまりやらないので、あくまでイメージでの話ですが、
楽器の熟練度が上がるたびに『音楽家ライセンス』のランクが上がったり、
ファーレの殿堂の行ける場所が広がるのは、なんだかRPGゲームっぽい展開だなと感じました。
X(旧Twitter)の感想を漁ってみたら、
「RPGのチュートリアルっぽい』と語っている人もそこそこ観測できたので、たぶんゲームをやっている方もそう思ったのでしょう。
「MISSION:ファーレの力で川に水を流せ!」「MISSION:タキレンの涙を止めろ!」とか、
そういう攻略をしないといけないドラえもんのゲームが発売されたらちょっとやってみたい。メイドインファーレ!
終盤のアレは映画を見ながらだと、ちょっと理解が追い付かなかったところがあるけど、
とにかく『あらかじめ日記』の因果律操作はすごいって話ですね。
「今日はみんなでお風呂に入った」の記述を見て、ほんのちょっとだけアレな展開を想像してすいませんでした。
あんな地球規模のことが実現できちゃうなら、
原作の「のび太くんがライオンに食べられる」くらい、平気で実現できちゃいそうだ。
『あらかじめ日記』はのび太くんみたいに「今日わ」と誤字を書いても、大丈夫な仕様です。
そんな『あらかじめ日記』でのび太くんが実現させちゃった「音楽がない世界」ですが、
てっきり「音のない世界」みたいになるのかと思いきや、物理的に音楽を無くすパワープレイみたいな状況が発生していた。
のび太くんのムチャクチャな内容の日記に対して、
さすがの『あらかじめ日記』も、「これはできねーよ!!」とやけくそで雑な因果律操作をしてしまったのかもしれない。
見ようによっては、風呂場に地球が浮かんでいるのも、かなり雑な因果律操作に思えますし。
今年の映画のゲストキャラのチャペック。
最初に見た時は「へんな鼻してんな」としか思ってなかったけど、映画視聴後にはすっかり好きなキャラになってしまいました。
ゲストキャラといえば、ミッカもよかったですね。
ここ最近の映画ドラえもんのキャラでは一番くらいに、かわいい要素が存分に詰まっていたキャラだった。
はあ~~~~♪ あ~~あ~~あ~~~♪ (ミッカのものまね)
映画にて「ミッカには双子の妹がいる」と聞いたときに、
「さては、歌姫ミーナが双子の妹なんだな!」とダメ探偵っぷりを見せてしまった人は手を挙げなさい。自分も手を挙げるから。
ミーナさん、映画を見る前は話の本筋にけっこう関わるのかと思っていたけど、意外とそうでもなかったですね・・・。
でも、見ず知らずの幼女におばあちゃんのお守りを貸せるミーナさんは、いい人だ!
そういえば、ムシーカ人が4万年前の地球にいて、子孫を残していたとするなら、
ミーナ以外にも、自分が知らないだけで実はムシーカ人の末裔だった・・・なんて人類は沢山いそうだ。
2月24日放送の『ドラえもん』の「ハカセ博士のドラドラ♪音楽クイズ」で、
問題の前フリで「世界最古の楽器は笛ですが・・・」と触れられていたけど、あれがまさかの伏線だったとは・・・。
そして、映画のさまざまなシーンで「四万年」と聞いて、
そのたびに『四万年漂流』を思い出していた藤子ファンも多いとか多くないとか、自分だけしか思い出してないとか。
以下、もっと雑多な感想いろいろ。
拙者、映画のタイトルが終盤の伏線になっている作品が大好き侍でござる。
そういうの大好きな同士は、この映画も見た方がいいでござるよ。
そういえば、今年の映画のタイトルがはじめてわかった時、
『のび太の田園交響楽』とギャグを飛ばしてゲラゲラ笑ってたの、本当ごめんよチャペック。
ちなみにこれは、自分が『地球交響曲』を鑑賞していた時の話ですが、
例のシーンでタイトルの意味が明らかになった際、後ろの席で「あっ」と言葉を漏らしていた子供がいました。
私は大人なので、さすがに言葉を漏らすことはありませんでしたが、
自分も心の中では、かなり大きな声で「あっ」と言っちゃったことだけは確かです。
映画にはほぼあのシーンしか出てなかったけど、ワークナーは強く印象に残ったし、
彼の「排除だ~~~♪」のものまねは積極的にやっていきたいと思います。
排除だあぁ~~~~~~~~~~♪ (ワークナーのものまね)
『ここ最近の映画ドラえもんあるある』のひとつ、
「アニメオリジナル道具が終盤のキーアイテムになる法則」は今年も健在だった。
あと、他のあるあるとしては「シリアスなシーンは無音になる」なんかもあります。
どうせなら『運命の赤い糸』も、終盤でなんかの役に立ってほしかった。
『マエストロハットとなりきり指揮棒』は、『魔法帽子』以来となる、とくに何の効果もない道具といっていいんじゃないかと。
終盤に登場した『客よせチャルメラ』は、映画オリジナル道具ではなく、
約3年前に放送されたアニオリ回で一度だけ登場したアニメオリジナル道具である。
なんで、毎週アニメを見ている人でも忘れてそうな道具を映画に持ってきたんだ。
客よせチャルメラくんもいきなりの映画出演決定に、自分でもビックリしてそうだぞ。
もしもあの時、ドラえもんが『ハメルンチャルメラ』を出していたら、
ノイズさんも山の中へ帰っていたかもしれないですね・・・でも、宇宙でいうところの「山の中」ってどこだ?
うーむ。思いつくままに映画の感想を書いていたら、
「宇宙で『ハメルンチャルメラ』を使ったらどうなるのか?」という、謎の疑問が生まれてしまった。
『ハメルンチャルメラ』を吹かれてしまった対象物が、
ものすごい勢いで地球の大気圏を突破して、隕石のようにどっかの山の中へ落っこちていくのかも。
もしも地球に強制送還されてしまうなら、ノイズ相手に使わなくて本当によかったな・・・。
で、今年の映画の敵キャラの名前が「ノイズ」ということで『戦姫絶唱シンフォギア』を思い出している人も多そうだった。
あの作品も、実質「音楽」で戦ってるようなアニメですからね。
今作で「映画ドラえもん」出演三作目にして、初の人間役キャラ(音楽の先生)を獲得していたことをご報告させていただきます。
クイズ(宝島)と、たまご隊長(新恐竜)と、パロパロ(地球交響楽)の声は、みんな同じ声!
・・・とまあ、映画の感想はこれくらいですかね。
他になにか書きたいことがあったら、別の記事で感想を書きます。
こんなよくわからない文章を最後まで読んでいただき、本当にありがとうございました。
あ、そうそう。
毎年恒例となっている「来年の映画ドラえもんの予告」のことなんですが・・・。
ドラえもん映画の次回作、夢幻三剣士かもってマジですか??
— ぐんぴぃ (バキ童・春とヒコーキ) (@Mugen3solider) 2024年3月1日
もしかしたら『夢幻三剣士』になるのかもしれません。
(もしも映画を見る前にバキ童のポストで次回作のネタバレを食らってたら、確実に絶望してたぞ・・・)
自分ももちろん、あの予告映像は見ましたが、
ドラえもんの変な格好と謎の画家描写に気を取られ、背景のユミルメ国っぽい場所にはあまり注目できていなかった。
いま、世間では「なろう系」とかが流行りまくっているので、
その源流と言われがちな『夢幻三剣士』をいまリメイクしようとする理由も、まあわからなくはありません。
でも、本当に『夢幻三剣士』をリメイクするとした場合、
あの予告映像の不確定要素がどうも多すぎるような・・・『人魚大海戦』みたいなリメイクパターンなのかも。
仮に来年の映画ドラえもんが『夢幻三剣士』のリメイクだった場合、例の夢オチのくだりをどう解釈するのかは気になるところ。
新作では、ジャイアンとスネ夫が途中でフェードアウトもしなくなるのか?
— koukousei(美山田精一)@スパムじゃないよ (@koukousei) 2024年3月1日
これもノイズの仕業なのか・・・?(たぶん違う)