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【ドラえもん本レビューその269】小学館ジュニア文庫 小説「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」

 

 

 

小学館ジュニア文庫 小説「映画ドラえもん のび太の地球交響楽」

 

出版社:小学館

発行日:2024年2月7日

価格:780円(税抜)

全276頁

 

 

 

 

『映画ドラえもん のび太の地球交響楽』のノベライズ本。

はい、毎年映画公開の時期に発売されているやつですね。記事にするの忘れてました。すみません。

 

 

 

 

 

今年は『のび太の地球交響楽』で脚本を務めた内海照子さんがノベライズの執筆を担当したこともあってか、

 

歌姫ミーナさんの人となりや、ミッカの妹とクロマニヨン人の少年のくだりなど、

映画では描けなかった、より多くの部分をノベライズで補完できているような印象を受けました。

 

 

 

のび太の地球交響楽』は全編が「115分」と、

近年の映画ドラえもんの中では上映時間が一番長い作品だったりするのですが、

それでも尺の都合でカットせざるを得ない箇所があったんですかねえ。

 

 

 

 

 

そういえば、映画では明らかになっていませんでしたが、

ミーナさんのフルネームって、実はこのノベライズが初出しだったりするんでしょうか。

 

映画をよ~く見たら、背景のポスターとかに名前が書いてありそうな気もするけど、意外とそうでもなかったとは。

 

 

 

まあ別に、ミーナさんのフルネームは、べつに伏線とかでもなんでもないので、

名前を明かさなくても、映画本編の進行には一切問題ないとは思いますが・・・うーむ。

 

 

 

 

 

そしてこのノベライズにおける、個人的な一番のおすすめポイントは、

映画終盤の「例の無音のシーン」でのび太くんが何を言っていたのかがわかるというところ!

 

あのシーンでのび太くんは、あんなことを言っていた!

 

 

 

でも、「誰もが予想だにしなかった意外な言葉を!」というワケでもなく、

発言の内容自体は「映画を見た人みんなが予想していそうなこと」だったので、そこらへんはご容赦ください。おしまい。