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ドラえもん感想(タランポリン&のび太のエビフライ[再])

 

 

 2023年7月1日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

タランポリン(アニメオリジナル)

パパから貰った漫画全集のなかに、1巻だけ抜けがあることが判明!

困ったドラえもんは「足りないもの」の場所を教えてくれる道具『タランポリン』で、残り一冊の単行本を探し出していく。

 

 

 

前述のドラえもんのように、漫画全集のなかの1冊が足りないくらいだったら、

道具を使わずとも、メルカリや神保町あたりを根気よく探せば見つかりそうですが、

 

『タランポリン』は多少の労力こそかかるものの、

基本的には、目的のモノをタダで手に入れられるヒントを与えてくれるところは、

普段から少ないお小遣いでやりくりしているような小学生達にとって、非常にありがたい存在なんじゃないかと。

 

 

 

古い漫画全集って、古書店やまん○らけで買うと、結構高かったりしますからね。

 

大人は仕事で稼いだお金でお目当ての品を手に入れるけど、

働いていない子供は、勤労の代わりに「足」で稼いで、お目当ての品を手に入れよう!

 

 

 

 

 

トランポリンがうまく飛べず、なかなか『タランポリン』の恩恵に授かれないのび太くんを尻目に、

スネ夫やしずかちゃん達は、次々と欲しいものをゲットしていく。

 

 

まあ、しずかちゃん本人がいいのなら別にいいけど、

スカート姿でトランポリンを飛ぶのは、なるべくやめたほうがよかったんじゃ・・・。

 

 

 

 

そしてスネ夫くんは、たまたま公園で犬の散歩をしていた、

村亀(むらかめ)選手から「本人の直筆サイン入りのプロ野球カード」を手に入れることに成功。

 

 

 

 

 

 

無事コンプリートとなった、スネ夫くんの「プロ野球カード」も一瞬だけうつっていましたが、

これらのカードにも、村亀選手のような元ネタがあったりするのでしょうか。

 

 

自分は野球に詳しくないのでよくわかりません。

もし野球に詳しい人がこのブログをご覧になっているのなら、是非コメント欄で教えてください。

 

 

 

 

 

お話のラストでは、とうとう「自分の足りないもの」の在りかを知ったのび太くんが『タランポリン』の指し示す先のビルへと突撃!

 

・・・しかし、そこは学習塾が入っているビルだったらしく、

のび太くんは塾の無料体験に無理やり参加させられてしまうのでした。

 

 

 

時折「ガリベーン!」と叫びだす、袖なしスーツの講師がいる塾とか、いくらなんでも嫌すぎる。

これなら「塾に入らなくてもいいかわりに、今後は自宅で猛勉強すること」をお母さんに本気で誓いたくなるレベルの嫌さだ。

 

 

 

 

あと、お話の中では言及されていませんでしたが、

彼に足りなかったのは「脳(のう)」。つまりのび太くんはノータリンだ」ということを言いたかったのだろうか?

 

 

いちおう「のび太くんに足りないのは学校の成績」といった解釈でも、あのオチは成立するっちゃ成立する。

でも、いち原作ファンとしては、ノータリンであってほしいです。

 

 

 

というわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

のび太のエビフライ(アニメオリジナル)

2本目は、2014年6月6日放映分の再放送。

はたしてドラえもん達は、うっかり誤登録してしまった『ルームガードセット』のガードを掻い潜り、

ママの作ってくれた「揚げたてのエビフライ」を食べることはできるのか!?

 

 

 

 

のび太くんとママが不意に交わした会話が、『ルームガードセット』の合言葉になってしまい、

エビフライのある台所に入れなくなってしまう展開は、『映画クレヨンしんちゃん 栄光のヤキニクロード』の終盤部分を思い出す。

 

 

あと一か月ほどで『クレヨンしんちゃん』の新作映画も公開される時期ですし、

そのタイミングに合わせてこの回を再放送した可能性も、公式側が否定しない限りゼロではないぞ。

 

 

 

 

 

今回のお話で描かれた『ルームガードセット』のすごいところとして、

『ルームガードセット』で守られた部屋の中へは『通り抜けフープ』でも入れないことが判明した。

 

 

そりゃ、部屋に入れなくするための道具なのに、

他のひみつ道具であっさり潜入できちゃったら意味無いですわな。

 

今回は『通り抜けフープ』が使われていましたが、

仮に『どこでもドア』で台所に入ろうとしても、謎の電磁バリアに遮られてしまうんでしょうな。

 

 

 

この調子だと、ブルトーザーで豪快に家の壁ごと破壊して入ろうとしても、

何らかのストッパーがかかって、家の中に入れない仕組みにもなっているハズ。

 

さすが22世紀のひみつ道具。『ルームガードセット』のセキュリティは万全である。

 

 

 

 

さらに「『ルームガードセット』に守られた部屋に入ることはできないが、部屋の内部から出ることは可能」という仕様も明らかに。

 

これも、22世紀に住むお子さんが『ルームガードセット』にいたずらをした結果、

部屋から出られなくなってしまう・・・といったアクシデントを防ぐための対策なのでしょう。

 

 

あの道具、意外と消費者へのセーフティも万全だったりするんですね。

自分もこの感想を書いていて、だんだんと『ルームガードセット』が欲しくなってきたぞ。

 

 

 

 

そんな無敵の『ルームガードセット』に加え、どんな侵入者も撃退する『ガードロボット』まで配備された野比家の台所は、

おそらく、日本の首相官邸や、アメリカのホワイトハウスよりも侵入がむずかしい場所になっていそうです。

 

 

 

『ミッション:インポッシブル』のイーサン・ハントだったら、

野比家の台所に潜入してエビフライを取ってくる」という、超難関ミッションも遂行できたのだろうか?

 

 

『架空人物たまご』でイーサン・ハントを呼び出せれば、また話は変わってきたのかも。

でも、正直に用件を伝えたら「エビフライくらい、また作れ!」と、ガッツリ怒られてしまいそうだ。

 

 

 

 

トム・クルーズでも、尻尾を巻いて逃げ出しそうな最強セキュリティ。

それなのに、のび太のパパは何も知らずにそのセキュリティを突破しちゃったんだからスゴい。

 

「無知」は時として、驚異的な偶然を引き当ててしまうものです。

 

 

 

 

自分達は『ルームガードセット』のセキュリティを何とか突破しようと苦労してきたのに・・・。

なんの感情も持たずにエビフライをモグモグ食べるパパを見て、思わず憤ってしまうのび太くん達なのでありました。

 

 

 

そして、エビフライ騒動のせいですっかり忘れてるかもしれないけど、

ドラえもんのせいで弾痕だらけになっちゃった台所は、一体どうするんだ?

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は7月8日。

「ホームメイロ」「なんでもアイス棒」の2本をお送りします。