9月26日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ2022年43号掲載『僕とロボコ』第106話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
<関連リンク>
本編の感想のまえに、まずは今週号で解禁された、アニメ『僕とロボコ』の情報から。
放送開始日は2022年12月4日(日)24時30分~24時35分の、5分アニメとして放送だ!
今どきの深夜アニメなら、だいたい10月とか来年1月に放送がはじまるのが普通なのですが、
『僕とロボコ』だけ、アニメの放送開始シーズンとしては非常に中途半端な「12月スタート」というのが、なんとも不可思議だ。
とくに改変期でもない時期にTVアニメがスタートするとか、
原作マンガと同様に、早くも『僕とロボコ』には、他のアニメとは違う異質感がただよっているぞ。
放送開始時期については、それなりに謎が残っていますが、
アニメ『僕とロボコ』は、『ギャグマンガ日和』『とんかつDJアゲ太郎』などのショートアニメも数多く手掛けるベテラン・大地丙太郎氏が監督を務めるので、
作品のクオリティには、ある程度の期待を持って良さそうです。
5分アニメ特有のハイテンポで描かれる『僕とロボコ』を、頭の中で想像しただけでもかなり面白い。
でも、構成が複雑な回や、セリフの量が多い回とかだと、かなりカオスなことになってしまうんじゃないだろうか?
そこらへんのカオスっぷりも含めて、楽しめるアニメになっていくんでしょうかね。
<公式サイト>
アニメ公式サイトも既にオープンしているので、興味のある方は是非ご覧ください。
そして本編のほうは、宇宙のロマンに惹かれたボンドくん達が秋の天体観測をするお話。
内容的には、第89話の続編のようなストーリーでしたね。
ボンドくんも、モツオも、ガチゴリラも、芹澤さんも。
「男(おとこ)」というヤツは、星空の下だと自然にロマンチストと化してしまう生き物なのです。
そしてロボコは、過去になんとなくの勢いで「月(つき)」に行っていたことも判明。
ロボコの弁によると、月の裏側には月面要塞があり、
さらにその月面要塞にいた月星人(?)とケンカをして、全員をボコボコにしてしまったらしい。
これと同じことを自分の友達が言っていたら、あまりの突拍子のなさに「ウソだろ!」とツッコんで終わるような話だけど、
ロボコの場合だと、嘘偽りが全くない話にしか聞こえないのがすごい。
この事実発覚がもうちょっとだけ早かったら、この前のWEEKLY週ちゃんの特集に載れていたかもしれないのに。
月(つき)のみなさん、ジャンプ作品が定期的にご迷惑をかけてしまってすみません。
某人気漫画でお馴染みのキャラ・お堂の鬼も、
「なぜか雲の中に潜んでいた」という役柄で、約1年ぶりの再登場を果たしていた。
あっちの作品では、序盤に現れるおそろしい敵として描かれていた「お堂の鬼」だけど、
『僕とロボコ』においては、単なる出オチ要員に過ぎないのが物悲しい。
そして『僕とロボコ』における「お堂の鬼・初登場回」は第7話とかなり早めのため、
もしかしたら、12月からのアニメ『僕とロボコ』で、動くお堂の鬼が見れてしまうかもしれません。
ロボコのアニメにも「お堂の鬼(CV:緑川光)」が出てきたら絶対におもしろいと思うけど、各方面への許可取りが大変そうだ。
少なくとも、吾峠呼世晴先生とufotableには、筋を通す必要が出てくるな。
ロボコの背中に乗って、雲の上からの疑似宇宙旅行を楽しんでいたボンドくんたちでしたが、
ここで、月と同じサイズの隕石が地球に落ちてくることがわかってしまう。
今週のラスゴマに書かれていたナレーションの台詞を信じるなら、
このままだと、地球はあと1週間で滅亡しちゃうっぽいんですが、これは一体どうすればいいんでしょうかね。
まさか、地球滅亡とともに『僕とロボコ』も最終回を迎えてしまうのか!?
未だかつてない危機とともに、物語は次週へ続くのでありました。
【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】
林聖二『ゴッドハンド藪』より
今週は、林聖二先生の読み切り『ゴッドハンド藪』のこのセリフが、
『ぼくドラえもん』の歌詞っぽいなあと思ったくらいでした。また来週がんばります。
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ワショーイ