9月27日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ43号掲載『僕とロボコ』第58話の感想です。
ネタバレもあるのでご注意ください。
ほんの些細なキッカケ(※きのこたけのこ戦争)から、
普段は仲良しな2人の間に、思わぬすれ違いが生まれてしまう・・・。
絶対に負けられないわけではないけど、互いに譲りたくない戦いがそこにはあった。
ちなみに、自分はどちらかと言えばきのこ派です。(対立煽り)
ここで第三勢力として、アルフォート派のボンドくんが参戦してくる展開も面白そうでしたが、
物語のほうは、世の中のさまざまな二択に対し2人の意見がことごとく合わないことが判明してしまい、
だんだんと空気が悪くなっていきはじめてしまう。
世の2択のあれこれのほとんどは、甲乙つけがたいものがあるけど、
「ぷよぷよテトリス論争」については、仲良く『ぷよぷよテトリス』を遊ぶことで手を打つわけにはいかないだろうか?
でも、あのゲームもルールによっては有利不利あるらしいから、何やかんやで結局荒れちゃいそうだ。
そして、連載当時の盛り上がりを知っている身としては、
「『ニセコイ』の正ヒロイン論争」がギャグとして消化できる話題になっていたところに、時の流れを感じました。
「各自の推しヒロインの活躍回」がくるたびに一喜一憂するジャンプ感想ブログを多く見かけましたし、
とくに一部のブログでは、『ニセコイ』を愛しすぎたあまり、
終盤の展開を受け止め切れず、最終回近辺の感想記事内の雰囲気が完全なる闇オーラに包まれていたことを今でも覚えています。
いや、あの頃は本当に殺伐としていました・・・。
この時のロボコが、モツオとガチゴリラに、
「『アオのハコ』の雛ちゃんと千夏先輩、どっちが好き?」と問わなかったのも、
現時点ではまだ、ギャグで済ませられない議題だからだと、自分では思っています。
「ラブコメ漫画の正ヒロイン論争」は、
ジャンプ読者にとって、ある意味一番シビアな二択問題なのかもしれません。
こうして、一時は『ニセコイ』のせいで絶交間近になっていたモツオとガチゴリラでしたが、
ボンドくんの素敵なフォローのおかげで、無事に仲直りすることができた。
2人の趣味や性格がまったく違っていたとしても、
何やかんやで相手を思いやるほどの仲良しだったりするのは、ジャンプ作品でもよくあることだ!
なおロボコは、さっきまでギスギスしていたガチゴリラたちが突然仲直りした理由がよくわかっていないようでした。
第32話の時もそうだったけど、メイドロボに「男の友情」は理解できないものなのだろうか?
でも、目の前の人たちがいきなり号泣&他者の褒め合いをやり始めたら、
ロボットどころか人間でも、ああいうリアクションになっちゃうかもしれん。
彼らの突然の仲直りを見たロボコは若干ひいちゃったっぽいけど、
ガチゴリラくん達の友情はより深まったから、今週もハッピーエンドだ!
【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】
「読者アンケート応募のきまり」のページより。
このページに載っている漫画に出てくる「押し入れの襖の柄」が野比家といっしょでした。
(すいません、今週はこれくらいしかありません)