8月19日発売、ヤングジャンプ第38号掲載『イビルヒーローズ』第11話の感想です。
ネタバレもありますので、未見の方は注意してください。
第1話ためし読みはこちらからどうぞ。
今週の内容:ヒデオ達が「ふくりゅうの家」と共闘することが決まったぞ!
一時は「自分たちをダマして寄生生物の研究をしていた事」を理由に、
ふくりゅうの家との決別を図ろうとしていたヒデオであったが、
「ヒデオとふくりゅうの家のみんながバラバラになってほしくない」というリツカの熱いメッセージや、
「英雄殺しのために我々は必死だった」「リスクを冒してまでシュウジを助けた」などの理由を並べたてられたことで、
ヒデオも完全に乗り気ではないにせよ、共闘を受け入れてくれたようです。
個人的には「寄生生物の実験の際に自分たちが死んでいた可能性がある」といった、
十条寺郷士のリスク管理の甘さも俎上に上げてもらいたかったところですが、
ヒデオくんもいっしょに戦ってくれる気になったようですし、
これ以上「仲間になるかならないか」でモメ続けていたら、話が1ミリも進まなくなってしまうので、まあこれくらいでいいでしょう。
今後の展開で、またなにか問題が起きたら、
ふたたび「ふくりゅうの家」と決別するなり、十条寺を屠ってしまえばいいわけですしね。
強大な力を持っている以上、実質的な主導権はヒデオ側が握っている!
それにしても、リツカちゃんの発言でヒデオくんが考えを改めてくれたところを見るに、
過去にヒデオくんとリツカちゃんの間で、なにかしらの出来事があったことを想像せざるを得ない。
その過去の思い出についても、今後の展開で語られることがあればいいのですが。
そして、ヒデオ達の次の相手となりそうなのが、
見た目は完全にロボットな英雄「グラファイト・アーム」だ!
自分と英雄の評判がガタ落ちするくらいなら、目撃者だって容赦なく殺す!
見るからに固そうな装甲や、その内部に殺傷能力を持った銃火器を潜ませていたりと、
防御力と攻撃力と残忍性の三拍子を兼ね揃えた、非常に手ごわそうな相手である。
でも、このグラファイト・アームさんとやら。
通話内容から察するに、まだヒデオくんの強さを知らないっぽかったので、
過去の英雄たちと同様に、これまた簡単にやられてしまいそうなニオイがしてならない。
しかも、相手側は「ふくりゅうの家」チームの初陣なので、
彼らの強さを読者に見せつけるための「試し瓦」として扱われてしまう可能性も、非常に高いぞ。
グラファイト・アームが自分の強さに奢っていなければ、命を拾うことくらいは出来そうなのですが・・・はてさて。