6月14日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ28号掲載『僕とロボコ』第45話の感想です。
先週にひきつづき、今週の「J新世界漫画賞」のページでも、
読み切り時代のヒロイン・珍子ちゃんとロボコの徹底比較をおこなう企画を展開中。
宮崎先生によると、目がほぼ点だった珍子ちゃんは感情表現がわかりにくすぎたため、
『僕とロボコ』では、キャラクターの瞳を大きくすることを意識したそうです。
たしかに、珍子ちゃんの表情はロボコとくらべて感情の変化が乏しい。
ラブコメ漫画のヒロインなら、逆にそれがキャラの持ち味になったりするけど、
ギャグ漫画のキャラを描くのであれば、喜怒哀楽がわかりやすいビジュアルにすることも考えましょうってことで。
ただ、表情のサンプルとして登場していた「楽モードの珍子ちゃん」はちょっとかわいいと思いました。
皆さんは、どう思いますか?
今週の『僕とロボコ』は、
ギャグ漫画作品なら一度はやっておきたい「野球回」をお届け!
チームのエース・ガチゴリラくんは、なぜか敵チーム側にいたロボコを打ち負かすことができるのか!?
バットに当たれば自動的にホームランになったり、
球が2つに分裂する魔球・ロボコボールを放ってくるなど、
ロボコの野球のセンス(?)は、小学生相手ではとても適わなさそうな実力を持っていた。
もちろんロボコはメイドロボットゆえ、人間との単純比較はできないですが、
とりあえず『クーロンズ・ボール・パレード』の黒龍山高校と野球対決をしても、ロボコが100-0で圧勝できそうです。
今からでもおそくない。黒龍山高校はロボコとガチゴリラをスカウトするべき! するべきなのか?
ちなみに第17話にて、ロボコはバレーボールのルールをまったく知らないことが判明していましたが、
さすがに、野球のルールくらいは知っていたようです。
それこそ『クーロンズ・ボール・パレード』を読んでいたおかげで、ロボコは野球のルールを知ることができたのかも。
肝心の試合のほうは、
ガチゴリラくんが「最終回(9回ウラ)」という言葉に何故かビビッてしまったロボコを攻略してゲームセット。
オーダーメイド相手に、人間の底力をみせつける形となった。
ガチゴリラくんの最後のやつは『ストッパー毒島』の佐世保のパロディである。
自分でも半分元ネタを忘れかけていたような名シーンを、あえて少年誌でパロディしてくる姿勢は本当にすごい。
そして、今週の少年ジャンプが電子で配信されてすぐに、
ロボコのストッパー毒島パロに反応していた人をたくさん観測できたのもスゴイと思いました。
今の少年ジャンプの読者層、もしかして自分の想像以上におじさんが増えているんだろうか?
もしくは、本来のメインターゲットである小中学生の間で『ストッパー毒島』が注目され始めているのかも。
令和の時代に『ストッパー毒島』の再ブレイク、あるかもしれない。
【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】
『SAKAMOTO DAYS』の大佛さんが想像している坂本さんがドラえもんぽかったです。