どうも、こんにちは。
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#夜ドラ【#藤子・F・不二雄SF短編ドラマ】
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2024年11月29日
藤子・F・不二雄原作のSF短編マンガをドラマ化!!
シーズン2いよいよ総合で放送開始!🎉
藤子ワールド全開のSF(すこし・ふしぎな)物語の数々は必見です!
総合
12月2日(月)~5日(木)、9日(月)~12日(木)、夜10:45~11:00 pic.twitter.com/SfezToRIdM
12月2日(月曜日)から、NHK地上波で再放送された、
『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2』第1週分の感想です。
一応「感想」と銘打ってはいますが、そんなに大したことは書いていないので、
その点を踏まえた上で読んでいただければ幸いです。ではどうぞ。
<シーズン1の感想はこちら>
◆鉄人をひろったよ (12/2)
NHKが誇る最新のCG技術によって、鉄人がよみがえった!
50年以上の役者キャリアを誇る風間杜夫さんでも「目の前に巨大ロボットがいる」と意識しながら演技をすることは、なかなか珍しかったハズですよ。
このドラマ一番の見どころといえば、何といっても鉄人が夜の街を飛ぶシーン!
主人公の老齢の男性と同様に、NHKの視聴者層的にも「巨大ロボットの背中に乗って飛ぶのが子供の頃の夢だった」という方は多そうです。
自分では元ネタに気が付きませんでしたが、鉄人が空を飛んでいるシーンでは、
『正太郎マーチ』に寄せたようなBGMを流すという小ネタをやっていたらしい。
作り手側も楽しんで『鉄人をひろったよ』をドラマ化したんだろうなあと思うと、なんだかこっちもうれしくなりますね。
あの鉄人が、ビルの街や夜のハイウェイらしき場所を飛んでいたのも、あっちの作品へのオマージュなのか?
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#夜ドラ【#藤子・F・不二雄SF短編ドラマ】
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2024年12月2日
『#鉄人をひろったよ』のご視聴ありがとうございました!🎉
メイキング写真をご覧ください。見逃した方はぜひNHKプラスで!https://t.co/ndCCLX5Ivl
明日3(火)は『アン子 大いに怒る』を放送します。お楽しみに~!#風間杜夫 #犬山イヌコ pic.twitter.com/7o3si1DzeZ
ちなみに撮影風景は、こんな感じだったらしい。
これだけ見ると、なんだかシュールだ!
今回のドラマでは、主人公は原作よりもだいぶ若い見た目になっていた。
といっても、おそらく60歳近い年齢だとは思いますが。
そして、原作の雰囲気は残しつつも「現代を生きる老年の夫婦の会話」にあわせるべく、セリフのほうもだいぶ変わっていました。
そうか、ラジコンをロリコンと言い間違えるようなおじいちゃんは、もう現代にはいないんだ・・・。
あと、主人公にリモコンを渡した謎の男も、
「どっかから怒られが発生しない様に」との配慮なのか、原作とちがって何も言わないまま事切れていた。
それに対し、原作のほうの謎の男は、機密情報を一般人にべらべら喋りながら死んでいた。
自分は死ぬからいいとしても、もしも追手たちに一連の会話を聞かれて、あの後にリモコンを強奪されてたらどうするつもりだったんだろう?
漫画だと、たとえ不自然でも、状況を説明しなきゃ読者に設定が伝わらないからしょうがないとはいえ、
「プロ」としては、ドラマのように何も言わないまま死んでいくのがリアルだったのかもしれない。
ちなみにこのドラマでは、これまた別のロボットアニメ繋がりなのか、
声優の古谷徹さんがナレーションで出演していました。
古谷さんは今年4月の初放送時から、地上波初放映までの間にいろいろありましたが、
NHK的には、あのナレーションを違う人に差し替えるほどではないと判断されたようです。
◆アン子 大いに怒る(12/3)
今回のドラマ化きっかけで原作を読み返したのですが、
自分の記憶よりもページ数が思った以上に多かったため「これ15分に収まるのか?」と不安になっていたのですが、
詩吟のくだりなどをはぶくことで、きっちり15分のドラマに収めていました。
さすがプロだ。ちがうなあ・・・。
ドラマオリジナルの描写として「先生が登場するパート」や「国旗掲揚ポールの映るシーン」を挿入することで、
原作だとちょっと唐突に感じるかもしれないオチの部分に繋がりを持たせていたのもよかったです。
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#夜ドラ【#藤子・F・不二雄SF短編ドラマ】#荻野目洋子 さんのメイキング映像&スペシャルインタビューもどうぞ🎉
— NHKドラマ (@nhk_dramas) 2024年12月3日
実は過去にアン子を演じたことがある荻野目さん。今回の出演への思いを語っていただきました!
🔻公式HPで公開中https://t.co/jLo68PNk8H pic.twitter.com/Q8oHwBOYOL
この『アン子 大いに怒る』は、『エスパー魔美』の原型となった作品のため、
アン子の枕元で、コンポコっぽいキャラクターのフィギュアが友情出演していたのにはさすがに気づけましたが、
かつて『月曜ドラマランド』でアン子役を演じたことのある、
荻野目洋子さんをアン子の母親役に起用しているというこだわりまでは、ネットの感想を見るまで気づけなかったのが恥ずかしい。
そして、原作のアン子が作中で着ていたハート柄のセーターを、ドラマでも完全再現していたことには、皆さんは気づけましたか?
あのセーター。漫画で読んだ時は何とも思わなかったけど、実写ではなんだかデザインがダサく見える。
アン子は例のセーターをどこで買ったんだろう?
アン子のお父さんに、2000万円の紅茶詐欺を働いた男・黒原。
大金をだまし取られた上に、寄生虫まみれの紅茶を飲んでしまったお父さんが可哀想すぎる。
今回のドラマを見た人たちは、今後うまい投資話(紅茶関連)を持ち掛けられても、まず耳を傾けないハズですが、
もしも、藤子・F・不二雄ミュージアムで『ルビーのしたたり』が売っていたら、絶対に買っちゃうんだろうなあとも思っています。
むしろ『ルビーのしたたり』と称した紅茶セットを、Fミュ自らが発売してくれないものか。
◆いけにえ (12/4)
なんかこの回だけ、お笑い芸人がいっぱい出ていたので面白かったです。(感想)
2024年はアニメとドラマ、両軸で藤子作品に出演していた事になる、かが屋の賀屋さんは凄い!
主人公の池仁平(いけ・にへい)が「一個の生命は地球より重いんだぞ!!」と訴えるシーンは、
今でいうところの『トロッコ問題』を彷彿とさせる。
もしも「自分の知らない誰かが死ぬらしいけど、地球が救われる」という状況がやってきたら、皆さんはどうしますか?
けっきょく宇宙人は「いけにえ」となった地球人(池仁平)に何かするわけでもなく、
ただ「池仁平を志望校に入れろ」とだけ言い残し、去ってしまった。
政府高官は一連の騒動を「宇宙人の気まぐれ」と片付けていましたが、
個人的には「地球人のセックスを見て満足してしまった説」を推してみたいです。
彼を志望校に入れさせようとしたのも、
宇宙人たちからの「いいものを見せてくれてありがとう」という感謝の気持ちだとすれば、だいぶツジツマがあいますよね。
・・・自分の足りない頭で想像してみたら、これくらいの理由しか思いつかないんだからしょうがないじゃないですか。
とりあえず、宇宙人の気まぐれによって、無駄死にしてしまった浅田記者と、
よくわからない事を言ったせいで池仁平にぶん殴られた神父さんが不憫でならない。
そういえば、自分もWikipediaを見ていたときに気づいたのですが、
地上波の放送順と異なり、BSプレミアムではこのエピソードがシーズン2の最終回だったらしい。
なんでBSと地上波とで、放送するエピソードの順番が変わっているんだろう?
◆マイシェルター(12/5)
このエピソードを見たせいで、核シェルターがちょっと欲しくなってきてしまった。
『マイシェルター』が伝えたかったのは「シェルターはいいぞ」ということでは決して無いとは分かってはいるけども、
「家にシェルターを所有している人間」って、なんかカッコよくないですか?
まあ、こんな呑気な発言をしている人間など、あの宇宙人は絶対助けに来てくれないんだろうなあ・・・。
原作のころはパンフレットの説明をそのまま見るスタイルでしたが、
今回のドラマでは、QRコードで映像を見る仕様に変更されていた。
「もしかしたら本当にどこかのサイトへ飛ぶのかも?」と思い、
テレビ画面からQRコードの読み取りに挑戦してみましたが、録画の画質が悪かったせいか反応せず。
もしもQRコードの読み取りに成功した方がいらっしゃいましたら、このブログまでご連絡ください。
「閉鎖空間での娯楽」として、
主人公の男は、妻や子供たちにマージャンを覚えさせようとしていた。
自分が子供のころに『マイシェルター』を読んだときは、
「マージャンとかwwwおじさんの趣味www」みたいなことを思ったものですが、
大人になって、マージャンのおもしろさを知った今だから言えますが、
マージャンほど、閉鎖空間や電気のない場所でも楽しめる、時間つぶしにうってつけな娯楽ってないですよね。
あの男の選択は非常に正しかったといえましょう。
それにしても、あの核シェルター。
「ダイナマイト起爆ボタン」が、あんな壁にムキ出しの状態なのは大丈夫なんだろうか?
あんなのが誤爆防止のアクリルスイッチカバー無しで壁にあったら、核戦争関係なしにうっかり押してしまう自信がある。
商品紹介では「コストを極限まで抑えた」とか言ってたけど、誤爆防止カバーが無いのってそういうこと?
話の本題とは関係ないですが、『まんが道』で描かれていた手塚治虫先生の家のインターホンも、
今回のドラマに登場した起爆ボタンみたいな見た目だったことを思い出しました。
・・・以上、『藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2』第1週目の感想でした。
うっかりドラマを見逃したという方は、NHKオンデマンドでの配信や、
きょう(12月7日)午後11時45分からの再放送をご覧ください。
再放送第2週目は、12月9日(月)午後10時45分からの『3万3千米』からスタート。
お楽しみに~。