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今週の『僕とロボコ』感想(第30話「ニョンタとロボコ」)

 

 

2月22日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ12号掲載『僕とロボコ』第30話の感想です。

今週の『僕とロボコ』は掲載位置が上から5番目と、順位がやたら高いぞ。

 

 

 

今週の巻頭カラーは『アンデッドアンラック』

 

第1話のときは完全に『君に届け』のもじり作品としか見ていなかった『君に伝われ』が、

まさかあのような意味を持つ存在になるとは思ってもいませんでした。

 

前から何度も思っていますが、戸塚先生はこれが初連載だとは思えないくらいに漫画の構成がうまい。うますぎる。

 

 

 

そういえば『僕とロボコ』の作中でも、

『思い、思われ、ふり、ふられ』のもじり作品で『思い、思われ、ぶり、はまち』という漫画が登場していた。

 

あの作品も、実はヒーローたちを導いた1人のヒーローの物語だったりするんだろうか?

本当にそうだったらどうしよう。

 

 

 

 

週刊少年ジャンプ(12) 2021年 3/8 号 [雑誌]

週刊少年ジャンプ(12) 2021年 3/8 号 [雑誌]

  • 発売日: 2021/02/22
  • メディア: 雑誌
 

 

 

 

 

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今回の『僕とロボコ』は、平家(たいらけ)のペット・ニョンタのお話。

 

こう見えて、実は頭の良かったことが判明したニョンタ。

自分を拾ってくれた恩ロボ・ロボコのために、家事手伝いをする彼女の知らぬところで日々のフォローを重ねていたのですが・・・。

 

 

 

 

「ライオン(獅子)」「ニョンタの好物はちくわ」などの共通点から、

自分は、ニョンタが初登場した第6話の時からずっと「ニョンタの元ネタは『忍者ハットリくん』の獅子丸なのではないか?」という疑惑を抱き続けていた。

 

 

 

しかし、その第6話以降、

本編におけるニョンタの出番がほとんど無くなってしまうという不幸もあり、

その確固たる証拠を見つけられずにいたので、

 

今回のニョンタ主役回で、是非とも「ニョンタの元ネタは獅子丸」である証拠を掴んでおきたいところです。

容疑者(ニョンタ)の逮捕はもうすぐだ!

 

 

 

 

なお、今週の少年ジャンプの発売日である2月22日は「猫の日」でもあるので、

作中で言及こそされていないものの、いちおう猫(?)であるニョンタが主役のお話をこの号に持ってきたのかもしれません。

 

今週の『高校生家族』も、家谷家の愛猫・ゴメスが主役の回だったりしたので、

いまのジャンプのギャグ漫画は猫を推す傾向にあるぞ!

 

 

 

 

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なお、上のモノローグを見る限りでは、

ニョンタ自身も自分が猫なのかどうかについては、わかっていないようであった。

 

 

これはいったい、どういうことなんだろう?

いくら何でも、自分がネコかライオンかくらいの区別はさすがにつくだろうに。

 

 

もしかしたら、ニョンタは生後間もない頃に、

自分がネコなのかライオンなのかを認識できる知能が育つよりも先に、元の飼い主に捨てられてしまったのかもしれない。

 

 

ニョンタと同じく、ご主人様に捨てられた経験を持つロボコに同情しているのも、

自らのそういう悲しい出自があるからだったりして。

 

 

 

 

 

タイムセールの買い物もうまくできないロボコを全力でサポートするニョンタでありましたが、

 

言葉を「ニョンニョンニョン」としか喋れない今のニョンタでは、

「クラムチャウダー」と間違えて「グレネードランチャー」を買おうとしていたロボコを止める力(ちから)を持ち合わせていなかったから、さあ大変。

 

 

 

 

「ロボコに言葉を伝える方法」を必死に考えるニョンタ。

 

――― オレはどうすればいい・・・。

どうすればオレはロボコに「言葉」を伝えることができるんだ・・・・!!

 

 

 

 

彼が必死に考え、そして行き着いた結論。

 

 

 

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それは、リアルなライオンになることでした。

 

 

 

グレネードランチャーじゃなくて クラムチャウダーだよ」と教えてあげたことで、

ロボコもようやく自分の間違いに気づいたようですが、

なんでニョンタは、リアルなライオンになったら急にしゃべれるようになったんだろう?

 

 

もしかしたら、ニョンタは過去にどこかに自生していた「ヒトヒトの実」を食べたことがあるとかだったりして。

 

ロボコの世界はお堂の鬼 平気でウロついているような場所なので、

ワンピースの世界にしかない悪魔の実がどこかに生えていてもおかしくはないぞ。

 

 

 

 

 

リアルなライオンになったニョンタを乗りこなすことで、ママからの買い物も立派にできるようになったロボコ。

 

 

しかし、ニョンタの元ネタが獅子丸なのかについては結局わからずじまいに終わってしまった。

まさか「ニョンタの元ネタ、トニートニー・チョッパー説」が新たに湧いてくるとは思いませんでしたよ。

 

 

ニョンタの謎はまだまだ深まるばかりです。

 

 

 

 

ちなみに今回のサブタイトル「ニョンタとロボコ」は、第6話のサブタイトル完全にかぶっている。

 

これは単行本収録の際にこの回のサブタイトルが変わる可能性が高いとみたので、

みなさんも忘れずにチェックしてみてください。おしまい。

 

 

 

 

 

【今週の藤子不二雄作品要素を感じたシーン】

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今週の『あやかしトライアングル』で、

コロ助っぽい名前のからくり機械「香炉丸(ころまる)」が再登場だ!

 

 

 

 

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「ふんぎり香」という名前は、

いかにもアニメ版キテレツっぽいネーミングだと思うんですが、どうでしょうかね?

 

(このキャラに注目して『あやかしトライアングル』を語っているブログは全宇宙を探しても多分ここくらいです

 

 

 

 

僕とロボコ 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

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