8月24日発売の週刊少年ジャンプ38号掲載『僕とロボコ』感想です。
雨が降る中、ライオンっぽいネコ・ニョンタを拾ってきたロボコ。
どう見てもライオンにしか見えないけど、ニョンタやロボコがネコだと言い張っているなら、それはもうネコです。
ロボコがネコと仲良くなるくだりは、本家『ドラえもん』にも通ずるところがありますが、
「ライオン(獅子)」「ちくわ」というワードが出てきた点を見るに、
もしかしたらニョンタは『忍者ハットリくん』の獅子丸のオマージュとして出したキャラなのかもしれません。
藤子F作品をベースにしてはじまったこの作品ですが、
まさか、藤子A作品の要素まで取り込もうとしているとは。(個人の感想です)
今週のママがいきなりベンズナイフ持ってたやつといい、
ネット上では『僕とロボコ』はジャンプ作品のパロディばかりに注目が集まっていますが、
藤子作品のパロディ漫画としても、まだまだ底知れないものがあります。
てっきりドラえもんネタは円ちゃんの回で打ち止めかと思っていましたが、
今後もこの作品では、藤子作品要素を感じさせるものが出てくるのでしょうか。期待します。
あと今回、ロボコが「返品」という言葉にやたら敏感なこともわかりました。
過去のロボコにいったい何があったんだろう?
その気になれば、
どこかで壊れた電化製品のごとく捨てられたロボコがボンド君の家にやってくるエピソードゼロも描けそうだけど、
この作品でそのようなシリアス展開をやることはおそらくなさそうではある。
でも本当にそんな展開をやりはじめたときは『僕とロボコ』の最終回が近いのかもしれないので、
そこはニョンタに対するロボコのように、温かく接してあげましょう。