10月5日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ43号掲載『僕とロボコ』第12話の感想です。
今週のジャンプ、まだ『僕とロボコ』しかちゃんと読めてません。後で読みます。
今週の『僕とロボコ』は、ボンドの友達・金尾モツオくんの掘り下げ回。
彼の抱えるとある事情がメイコ目線で語られていく、いつもとちょっと雰囲気が違うお話であり、
モツオくんの好感度が抜群に上がっていった、非常にいい話でもありました。
むしろ、あまりにいいお話すぎて、このブログで詳細な感想をあんまり書きたくないくらいです。
今回のお話は、このブログで雑に展開を語られるよりも、
自分の目で本誌やコミックスを確認してもらった方が絶対にいいと思うので、詳しい内容が気になる人は実際に漫画を読んでみてください。
でも、これだと今回の感想記事の意味がないので、
とりあえずネタバレにならない範囲で今週の内容を語らせてもらうと、
モツオくんの親父がおススメしていたOM(オーダーメイド)がキルアの母ちゃんだったところがよかったです。
自分はおもしろいと思ったけど、
今のジャンプ読者にハンターハンターネタは通じるんだろうか?
この親父。
「金尾家男児たる者~」とか言ってるくせに、ジャンプキャラそっくりのOMを注文しようとしているあたり、
実は、熱烈な少年ジャンプっ子だったりするのかもしれない。
モツオくんやガチゴリラくんが、
今の小学生にはあまり伝わらなさそうなスラダンネタやドラゴンボールネタでゲラゲラ笑えているのも、この親父の影響だったりして。
モツオくんみたいな富豪でもない一般のご家庭でも、
お父さんの本棚にあった単行本を読んだことで、昔の漫画にくわしくなった・・・なんてことはよくありますからね。
親父のジャンプ好きが子供であるモツオくんにも遺伝し、友達のみんなにもジャンプ漫画の面白さが伝わっていく。
これは、じつに素晴らしい流れですよ。
こういった作中の小ネタから、作品に対するそれなりの考察ができてしまうところも、
『僕とロボコ』のすごいところなのかもしれません。たぶん。
そして今週のジャンプでは『約束のネバーランド』特別番外編といっしょに、
宮崎周平先生の『お約束のネバーランド』も「おまけ番外編」として登場。
今回は、本編が完結しても、
まだまだイベントや映画、アニメ2期などのお楽しみが盛りだくさんな『約ネバ』のこれからを紹介していくような内容でした。
出水ぽすか先生の目次コメントによると、
『約ネバ』の特別番外編は今後も何作か発表されるらしいので、
もしかしたら『お約束のネバーランド』も、そのたびに新作回がジャンプに掲載されるのかもしれない。
『約束のネバーランド』のメディア展開が終わらない限り、『お約束のネバーランド』の世界もいつまでも続いていく。
「運命共同体」とは、こういうことを言うんでしょうかね。(おそらく違う)
そういえば、先日公開された『早乙女姉妹は漫画のためなら!?』第75話にて、
「呪術廻戦の汗のかき方(をするロボコ)」のパロディネタが登場していました。
『僕とロボコ』のように、他作品のパロディネタを多用する漫画はそれなりにあるものの、
「パロディネタを多用する漫画」自体が、
他の漫画でパロディネタに使われることはあまりないイメージがあったので、
まだ単行本が出てもいない『僕とロボコ』がこうして他作品のパロディネタとして使われるのは、かなり異例なことなんじゃないかと思います。
山本亮平先生もジャンプ本誌で「呪術廻戦の汗のかき方」を見て、ケラケラ笑っていたクチなんだろうか?
なんとなく、親近感がわいてくるエピソードだ。
【祝】単行本第1巻、11月4日発売決定!