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【ドラえもん本レビューその242】映画ストーリー「映画ドラえもん のび太の新恐竜」

 

 

※この記事には『映画ドラえもん のび太の新恐竜』のネタバレが多数含まれています。    

 本編鑑賞後にこの記事を読むことをお薦めします。

 

 

 

映画ストーリー「映画ドラえもん のび太の新恐竜」

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出版社:小学館

発行日:2020年3月30日

価格:591円(税抜)

全196頁

 

 

 

 

むぎわらしんたろう先生が『のび太の新恐竜』の世界をマンガで描く!

 

この単行本は、コロコロコミックで連載していたものに書きおろしを加えたもので、

作品の全編を描くスタイルの「映画ドラえもんのコミカライズ」は『のび太の宇宙英雄記』以来、約4年ぶりとなります。

 

 

 

【過去記事】

 ・コミカライズ版『映画ドラえもん のび太の新恐竜』第1話感想。キューとミューの名前の由来はなんだ!? 

 ・コミカライズ版『映画ドラえもん のび太の新恐竜』第2話感想。いよいよタイムマシンで恐竜時代へ!

 ・コミカライズ版『映画ドラえもん のび太の新恐竜』第3話感想。あの道具が今後の伏線のような気がして・・・。

 ・コミカライズ版『映画ドラえもん のび太の新恐竜』第4話感想。特報第2弾に出てきたあのひみつ道具とあのサルが登場!? 

 ・コミカライズ版『映画ドラえもん のび太の新恐竜』第5話感想。あの気になるキャラクターが登場!?

 ・コミカライズ版『映画ドラえもん のび太の新恐竜』第6話(最終回)感想。このお話の続きは映画館で目撃してくれ!

 

 

そして、上にあるのがコロコロで連載していた頃に書いた感想記事一覧です。

 

文中で『のび太の新恐竜』の内容の予想もしていたりするのですが、当たっているところもあれば、全然的外れなところもあったり・・・。

 

 

 

 

 

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今回の映画『のび太の新恐竜』と、

コミカライズ版『のび太の新恐竜』の内容の一番の違いを挙げるとするなら、

 

映画では『のび太の恐竜』との関連性がボカされていたのに対し、

コミカライズ版ではハッキリと「『のび太の新恐竜』は『のび太の恐竜』よりも後の話」と明言されていたところですかね。

 

 

 

 

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ドラえもん「今度こそ・・・」と言っているのも、『のび太の恐竜』の時のことを覚えているからなのでしょう。

 

それを踏まえた上で、

コミカライズ版の例のピー助のシーンを見たらまた印象が変わってくるかも・・・?

 

 

 

 

ちなみに、肝心のストーリー自体は、コミカライズ版も映画版とそんなに変わっていなかったです。

 

 

むぎわら先生のコミカライズ版では映画と展開がガラリと変わっていることも多かったので、これはけっこう意外でした。

 

コミカライズ版でも「ラストで鳥が2匹出てくるところ」が映画といっしょだったので、

むぎわら先生もあのシーンの演出にはこだわっていたのかなあ、と。

 

 

 

 

 

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あと、細かいところを言うと、

コミカライズ版には、映画には多分出てこなかったはずのひみつ道具『石メガネ』が出てきたりとか、

 

映画ではあっさり見つかっていた「キューとミューのタマゴ」が、

このコミカライズ版では、のび太くんがそこそこ苦労した結果、タマゴを見つけることができた・・・という展開に変わっていました。

 

 

 

うーむ、ここらへんの違いはなんなんだろう?

もしかしたら、むぎわらしんたろう先生による「恐竜のタマゴの化石はあんな簡単に見つからないよ!」という、映画に対するアンサーだったりして。

 

藤子・F・不二雄先生の最後の弟子として、むぎわらしんたろう先生も恐竜にはうるさそうですしねえ。

 

 

 

 

とにかく映画を見た人も、コミカライズ版のちょっとした違いや、

漫画ならでの「『のび太の新恐竜』の世界」をこのコミックスで楽しんでもらえれば幸いです。

 

 

 

 

というわけで、今回は単行本の購入報告みたいになってしまいましたが、

今日の記事は以上です。ありがとうございました。