7月15日(水曜日)発売の「コロコロアニキ2020夏号」にて、
むぎわらしんたろう先生の描いた、コロコロ時代特別編『ぼくと大長編ドラえもん』が掲載されています。
現・藤子プロの伊藤社長が、映画ドラえもん制作陣に活を入れる!
むぎわら先生が『のび太のねじ巻き都市冒険記』を苦労して作り上げる様子が描かれていましたが、
今回の『ぼくと大長編ドラえもん』は、その後の話。
『のび太の南海大冒険』からの、
完全オリジナルストーリーとなる映画ドラえもんがどう作られているのかを、ちょっとだけお見せするような内容となっておりました。
毎日遅くまで行われる「映画のシナリオ会議」。
こうして大の大人たちがたくさん集まった結果、
「『おしり印のきびだんご』ってオリジナル道具、出しましょうよ!」みたいなアイデアが出てきたのかと思うと、なんだか感慨深いです。
「あの映画のこのアイデアはあの人が出した」といった裏話、一回くらいどこかで聞いてみたいですね。
『南海大冒険』の公開から、もう20年以上経っていますが、
おそらく、今もこんな感じで「映画ドラえもん」は制作されているのでしょう。
監督さん、演出家さん、脚本家さん、小学館や藤子プロの人たちがひとつにまとまって、
「誰が見ても楽しんでもらえる映画」を目指しながら、映画ドラえもんはこれからもずっと作られ続けていくのです。
たまに、関係者みんなの意見がまとまりきらず、
映画の内容がグダグダになっちゃう年が出てくることもあるかもしれないけど、
それらも含めて、全てあたたかい目で見守ってくれ!
さらにこの読み切りでは、マヤ文明が舞台の『のび太の太陽王伝説』制作のため、
むぎわらしんたろう先生が実際にメキシコへ行ったエピソードも描かれていました。
「T・Pぼん」で転落死した漫画家がいることで知られる、あのピラミッドみたいなやつにも登ったらしいですよ。
そして、その後むぎわら先生が描かれた作品『野球の星メットマン』でも、
メキシコ要素をふんだんに取り入れたキャラが登場していましたが、これもその時の取材の成果が生かされていたんでしょうかね。
自らの経験を自身の漫画作品に生かすのは、漫画家として非常に正しいことだ!
というわけで、
この読み切りが載っている『コロコロアニキ2020夏号』は、現在発売中。
むぎわらしんたろう先生もコミカライズ版を描いた『のび太の新恐竜』は8月7日公開予定となっております。
コミカライズ版のほうはすでに発売されているので、
映画を見る前でも見た後でも、自分の好きなタイミングで読んでみてください。おしまい。
付録のカンペンケース、もったいなくてまだ開けてません。