SHIINBLOG

コロコロコミック2018年2月号の「野球の星メットマン」感想。これがメキシコ野球だ!

 

コロコロコミック2018年2月号掲載のむぎわらしんたろう「野球の星メットマン」感想です。
いよいよ「ワールドB」決勝トーナメント初戦の相手・メキシコと激突だ!

 

コロコロコミック 2018年 02 月号 [雑誌]

コロコロコミック 2018年 02 月号 [雑誌]

 

  

【ここ最近の野球の星メットマン感想】

 ・ コロコロコミック2017年12月号の「野球の星メットマン」感想。大地くんがいなくてもだいじょうぶ!?

 ・コロコロコミック2018年1月号の「野球の星メットマン」感想。謎の男たち現る!

 

 

決勝トーナメント開催中のあいだ、

野球日本代表はそれぞれニューヨークのホテルに宿泊することとなる。


アメリカに到着して早々、

空くんはホテルの同じ部屋で相部屋になった赤星くんに誘われ、
度胸試しなのか思い出づくりなのか知らんが、ニューヨークのど真ん中でキャッチボールをすることとなった!

 

赤星くんとしては、知らない街でもビビらないおのれの度胸を空くんに見せたかったのかもしれませんが、
実際のハートの弱さがモロに投球に出てしまい、

コントロールを大きく外した球は、偶然近くを歩いていたゴリラそっくりな地元の人の顔面に直撃。
そのまま2人してゴリラ顔ニューヨーカーに街じゅうを追いかけられるという、逆に赤星くんにとって恥を晒す結果になってしまいました。


海外旅行では、個人の起こしてしまった恥がそのまま日本人の恥になってしまうので、旅行先でのトラブルには気をつけましょう。

 

あと、いちおう中学生なのに、
赤星くんが英語で「アイムソーリー」も言えなかったところを見るに、彼は典型的な野球バカと見ました。
野球もいいけど、メジャーリーガーになりたいならまずは勉強をすることも大切だぞ。

 


といったところで場面は変わり、
物語はいよいよメキシコとの試合が始まろうとしているスタジアムに視点が切り替わる。
野球メキシコ代表のスタメンは、9人中3人が覆面をしているという、かなり奇妙奇天烈なチームだ!

 

前回の感想でも触れたけど、3番サードの選手の名前が「テオ」だったり、

4番ピッチャーの名前がウシュマルだったりするところに、なんとなく「のび太太陽王伝説」の香りを感じる。


むぎわら先生も、やっぱりそこらへんのことを意識して描いているんでしょうかね。

 

 

しかし、一番驚くべきことは、
3番サード・テオが大地くんのメットマンであるギルを被っているということである。

 f:id:genshiohajiki:20180108172957p:plain
先月号でちょろっと出てきた謎の覆面集団は、やっぱり彼らだったようだ。

 

 「生まれ変わったこいつの力を・・・。」
 「存分に楽しむがよい!!」

おっと、テオくんがなんか不敵なセリフまでしゃべりだしたし、
これはかなりタチの悪そうな相手だ!

 


この曲者揃いと思われるメキシコ代表に対し、
我らが日本代表は先発投手に空くんを起用し、キャッチャーをミステリー君が務める予想外のオーダーで勝負に出た!

 

この異色のバッテリーは、ミステリー君が監督に直訴をして出来上がったものらしく、

 「相手は『メットマン』ギルです。」
 「わたしたちが出なくては勝ち目がありません。」

と、ミステリー君自らが説明してくれた。


つまり、メットマンにはメットマンでぶつけようという作戦ってわけですね。
単純に考えちゃえば、メットマンが2人もいる日本代表のほうが有利といえば有利だ。

 

それにしても、ミステリー君はずいぶんと喋り方が丁寧になりましたねえ。
これまで何となく人を見下したような喋り方をしていた彼が、急に敬語を使い始めた。
松岡球造監督にバッテリーを変えてもらえるよう陳情した時も、ミステリー君はこの喋り方だったのだろうか?
これまでのイメージとは違った敬語口調の彼を見て、監督もついついオーダーの変更を許しちゃったのかも。

 


こうして、お互いが絶対に負けることの出来ない試合が始まった!

 

メットマンの力を5回しか使えない空くん。
いきなりの先発に不安を覚えていましたが、キャッチャーのミステリー君のリードのおかげで次々に三振を奪っていく。
確かにミステリー君は相手の心理を読むのに長けてそうなので、このポジションは向いていそうだ。

 

 

あっという間に2アウトをとられたメキシコ代表。
しかし、ここでメキシコ代表・4番ウシュマルが動いた!

 

ウシュマル「よし、メットの力をためすときがきたようだ。」と、9番セカンド・カラコルに話しかけると、
カラコルもなんだかよく分からない言語で、まじないの様なものを唱え始めた。

 

すると、ギルを被っていたバッターボックス上のテオくんが「グッ、グオオオ!!」と急に苦しみだし・・・。

 

 f:id:genshiohajiki:20180124235334p:plain

あっという間に、怪物のような体に変貌してしまいました。

 

 

身長2メートル以上はありそうなバッターを相手に、空くんは早くもとっときの魔球「空ボール」を投げることに。

 

これまで幾多の投手を苦しめてきた必殺魔球に、流石のメキシコ代表も黙りこむと思いきや、
なんと、投手の空くんを風圧で吹き飛ばすほどの豪快なスイングであっさりとスタンドに叩きこんだ!
しかも、片手のみで!

 

 

 f:id:genshiohajiki:20180125000251j:plain

バックスクリーンを破壊するほどの威力を持ったホームランを目の当たりにし、日本代表勝利への道にもうもうと暗雲が立ち込めていく。

 

そして、この光景を眺めているのか「メットマン3体、予想通り集まったな・・・。」と怪しく呟く男も現れた。
おそらく彼が「メットマン狩り」を行っている張本人なのであろう。

 

さあ、いろいろと目が離せない展開になってきたぞ! 
といったところで次回へ続く。

 

 


まあ、来月号で誰かツッコむかもしれないけど、
中学生がいきなり2メートル以上も体を大きくするの、反則じゃないのか?


現実の野球で松田宣浩がいきなり身長3メートルくらいになったら、確実に審判から「待った」がかかると思う。
ワールドBの審判たちは何をやっているんだろう?

 

そういや、今月からコロコロでイナズマイレブンの新シリーズ「アレスの天秤」の連載も始まったけど、
あちらの世界の審判も、選手たちがどんなことをやってもめったに働かないところが共通している。

 

 f:id:genshiohajiki:20180124235758p:plain

新シリーズでもいきなりこんなことやらかしてたけど、とくに警告処分すらされてなかった。

 

あっちでも選手の放ったシュートで定期的にスタジアムがぶっ壊れたりしているので、
イナズマイレブン好きのチビッ子達にも、
そこら辺の共通点から、何とか「野球の星メットマン」の面白さも知っていただきたいところ。
超次元サッカーも面白いけど、むぎわら先生の描く超次元野球も面白いぞ!

 

 

そんな次回のメットマンが載るコロコロ3月号は、来月2月15日(木曜日)発売予定です。
お楽しみに!