2017年3月4日(土曜日)放送の「スーパーサラリーマン左江内氏」の第8話感想に行きたいと思います。
ちなみにこの日は、左江内氏の裏の時間帯で「アナと雪の女王」地上波初放映がありました。
そして僕は同じ日公開の「のび太の南極カチコチ大冒険」を見に行っていました。こんな感想記事を毎週書いてるのにリアルタイム視聴してなくてすいませんね。はい。
【ドラマ過去記事】
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第1話を見た感想です。
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第2話感想。2週連続で土下座を見せるスーパーヒーロー!
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第3話感想。はね子、某アイドルグループのセンターを目指すの巻
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第4話感想。 ボノム =左江内さん=
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第5話感想。噂にきいたツツモタセな回
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第6話感想。ムロツヨシ氏演じる小池刑事の活躍回だぞ!
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第7話感想。左江内氏でまさかのシリアス展開が!
【第8話あらすじ】
左江内(堤真一)の父・茂雄(平泉成)が80歳の誕生日を迎え、左江内の実家でお祝いをすることになった。
左江内が円子(小泉今日子)に、一緒に帰省してほしいと頼むと、円子は「やだ!」と拒絶。
左江内はなんとかお願いをし、家族を連れて栃木の実家へ向かう。
左江内の両親、茂雄と春子(立石涼子)に良妻賢母だと思われたい円子。
はね子(島崎遥香)と、もや夫(横山歩)も結託して、円子の良い母ぶりをアピールする。
その甲斐あって、見事な妻を演じてみせる円子にただただ圧倒される左江内。
そんな中、左江内の耳にSOSが聞こえてくる。
左江内が発信地へ向かうと、とあるビルから金が盗まれるという事件が起こっていた。
犯人を追跡する左江内より一足先にその車を止めて犯人を捕まえる人物が現れる。
その人物は、左江内と同じくスーパースーツを着て人々の危機を救っているOL・桃子(永野芽郁)だった。
「スーパーヒーローは日本で私一人なのかと思ってた」「僕もですよ」と、
左江内と桃子は意気投合。仕事を抜け出して人助けに行かなければならなかったりと、同じ立場だからこそ分かる苦労やグチを語り「これからも頑張りましょう!」と励まし合って別れる二人だったが・・・。
・今週のオープニングコント
ひょんなことから草サッカーチーム「野比FC」の助っ人になる左江内氏。そして圧倒的サッカーによる圧倒的パワーで圧倒的勝利をもたらしました。
チーム名の元ネタはもちろん野比のび太君の名字から。はね子の通う「源高等学校」、もや夫の通う「骨川小学校」に続く久しぶりのドラえもん人名ネタが出てきたぞ。(ドラマ後半ではどこかで見た事のある「土管」も・・・。)
あと出ていないのは「剛田」だけだけど、これはいつ出てくるのでしょうかね?
・スーパーマン帰省
左江内氏の実家へ行くこととなった嫁・円子氏。
どうやら第4話で左江内氏と電話をしていたジャイアンのママ声の姑さんは円子のお母さんだったらしい。ということはあれか、娘である円子は本来ジャイ子なのか。妙にしっくりくる。
さて、夫の親の前で彼女はどんな悪態をつくのだろうか?と思いきや、見事な演技力とはね子やもや夫の協力でしっかりとした良妻賢母を演じておりました。流石の鬼嫁でも親戚付き合いはさすがに気にするようだ。
この演技を見た夫である左江内氏はたいへん呆れておりましたが、おそらく左江内氏もかつては円子の外ヅラの良さにだまされた挙句に結婚しちゃったんだろうなあとかも思ったりする。
左江内氏と円子がいつどこでどうやって付き合い始めたのかについても、このドラマで知りたいところですね。
そして、夫の両親の前ではいつもの調子が出せない円子と違い、地の利と酒の勢いを味方に付けた左江内氏が亭主関白を演じるという逆転現象も起こってもおりました。
まあ、多分東京の自宅に帰ったらその分折檻されるんでしょうけど。
ちなみに、本来の円子さんは料理がど下手でカレーライスすら上手に作れないとのこと。エスパー魔美と同レベルの料理力(りょく)だ!
・スーパーウーマン桃子氏
久しぶりの地元にのびのびと羽を伸ばす左江内氏の前に現れたのが、普段は地元でOLとして働くスーパーマンならぬ、スーパーウーマン桃子氏でした。
どうやら、左江内氏のように誰かから任命されてヒーロー活動をする者は日本中どころか世界中にいるらしく、
彼女がスーパーウーマンになったきっかけも「自分のおばあちゃんからスーパーマンの座を譲ってもらった」という世襲ヒーローである。
星獣戦隊ギンガマンとだいたい一緒だ!
栃木なまりの方言がチャームポイントの彼女ですが、
同じヒーローという立場である左江内氏と出会った事で「与えられた任務だからやらないといけないと思ってしぶしぶヒーロー活動をやっている自分が嫌になった」と自殺を繰り返すようになってしまいました。
たしかに気持ちはわかるけど、自殺はダメだって!
その後も部屋で練炭自殺を図ろうとする(ドア開けっ放しだったせいで部屋が温まっただけ)など、左江内氏に迷惑をかける桃子でしたが、
左江内氏の説得により、最終的には「本業でヒーローやってる奴より、会社員やりながらヒーローをやってる私たちの方がエライ」というよくわからない結論に着地。
何やかんやで彼女は自殺することを止め、東京に帰った左江内氏がピンチに陥った際にも助けてくれるなど、左江内氏にとって大変心強い味方が出来たようです。
よし、今日からお前の名前はパー子だ!(作品がちがう)
・今週の米倉
今週は同僚のウィケ杉、そして職場恋愛中の蒲田さんと一緒に出かけた居酒屋さんの店員さんとして登場。ヨロコンデー
相変わらずのヘンな喋り方で左江内氏の注文を断り続けるぞ! トリニクハナイデスー
毎週ぐだぐだになりがちなこのアドリブ演技パートですが、今回は自分のアドリブ演技に押されて佐藤二朗氏自身が笑ってしまうというかなりのぐだぐだっぷりが展開されておりました。何なんだ「焼きオマエ」って!
挙句の果てには「後ろの席に木村太郎さん(によく似た人)がいる」と意味不明な事を言いだしたせいで、共演者全員が笑ってしまう事態に発展。
普通のドラマだったら確実にNGになってるようなシーンだし、オリジナル作品ならまだしも藤子・F・不二雄先生の原作である作品でそういう悪ふざけはいい加減やめてくれたまえ!
でも、それを見ていた自分もそこそこ笑ってしまったので今回は許すぞ。勇者ヨシヒコとかもこんなノリなのかな?
・左江内氏のいいところ
さて、今回のお話では左江内氏の持つ「いいところ」が語られておりました。
左江内氏は理不尽に押しつけられた社内運動会の仕切りを「抗議するのが面倒臭い」と引き受けてしまったり、「責任を負うことが大嫌い」と自分から言ってしまうくらいのだめな人ですが、
この左江内氏の諦めの良さを「男らしくない」とマイナスに捕えるか、「仕方ないと思って割り切る潔さ」とプラスに捕えるかは人それぞれによって違うようです。
特に桃子さんに至っては、この左江内氏の「何でもスパッと諦めるやり方」を実行したことで何と彼氏が出来てしまったそうです。すごいぞ左江内シンキング!
謎の老人も、そんな左江内氏の性格に対して「本当の勝負どころで諦めなければそれでいいんじゃないか」と言っておりました。
前回のお話でヒーロースーツを着た銀行強盗と戦っていた時がまさにそれでしたね。あの時の左江内氏は最後まで諦めずに食らいついていた。
全力で取り組むよりもとりあえず続けてみるという気分でやってみることが、物事を長続きさせていく秘訣。
桃子さんがヒーローとしての責任に押しつぶされてしまったことからわかるように、あまり責任感に捕らわれない左江内氏のような人物の方が意外とヒーローに向いているのかもしれません。
ただ、このような性格の持ち主は「自分に甘い」という致命的な欠陥を持っています。
そんな左江内氏のために必要なのが妻である円子の存在。
今回、円子は左江内氏の両親の前では終始猫を被っておりましたが、左江内氏のお母さんは彼女の本性を全てお見通ししているように思えました。
そして、お母さん曰く「あの子は優しいだけが取り柄の子。円子さんがいなけりゃあの子に父親をを務めることなんて出来ない」と言います。
自分に甘い左江内氏に対し、ちゃんと責任を持って動かせるためのムチの役割として円子の存在は必要不可欠なのだということでしょう。
というわけで円子さんは「いいよ円子さん、もっとガンガンやっちゃって」と母親公認を貰っておりましたが、いくらガンガンやるといっても程度ってもんがありますからね。
少なくとも、家事全般を夫にすべてガンガン押しつけていくスタイルは駄目だぞ!
まさか、左江内氏のお母さんもこの嫁さんが普段は一歩もコタツから出ないで家事も一切やらない人間だとは思ってもいないんでしょうなあ。
・視聴者プレゼントのお知らせ
「スーパーサラリーマン左江内氏」のサウンドトラックCDを30名様にプレゼント。
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> これは持ってない <
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持ってない人はこちらから応募しましょう。3月11日(土曜日)9時50分締め切りです。
次回第9話は3月11日オンエアー。つまり今夜9時放送ってことですね。お楽しみに!
中年スーパーマン左江内氏 (てんとう虫コミックススペシャル)
- 作者: 藤子・F・不二雄
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