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ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第2話感想。2週連続で土下座を見せるスーパーヒーロー!

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2017年1月21日(土曜日)に「スーパーサラリーマン左江内氏」の第2話が放送されました。

第1話放送から1週間以上たちましたが、世間ではエンディングで出演者全員がやっていた、通称「左江内ダンス」が話題になってるとか。

ここ最近のドラえもんエンディングでは毎回踊っていますし、そういえばチンプイのエリ様もアニメのOPでは毎回踊っていた。

もしかしたら、藤子作品はドラマもアニメも関係なく踊るのが隠れたムーブメントなのかもしれませんな。

そんな無駄話はさておき、ドラマ2話目の感想行きたいと思います。

ドラマ第1話感想についてはこちらをどうぞ。 (ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第1話を見た感想です。

 

【第2話あらすじ】

左江内(堤真一)の息子・もや夫(横山歩)が、合唱コンクールで指揮者に選ばれた。

円子(小泉今日子)は大喜び。そんな中、もや夫が学校のうんていから落ちてケガをした。

指揮者に選ばれたもや夫に嫉妬した同級生の仕業らしく、もや夫はふさぎ込んでしまい・・・・・・。

一方、左江内が進めるタワーマンション建設計画にも大きなトラブルが・・・・・・。

プライベートと仕事で問題を抱えた左江内は、父として、人として、どう立ち向かうのか!?

http://www.ntv.co.jp/saenai/story/02.html

 

ラバーガール

第2話では冒頭からいきなりお笑いコンビ・ラバーガールが登場。

新聞配達に扮した2人がケンカの仲裁にやって来た左江内氏とともにミニコントを繰り広げていたぞ!

このまま本編の内容に繋がっていくかと思ったら、特に関係なく本編がスタートしました。何だったんだこれは。

今後もオープニングは毎回お笑い芸人さんと左江内氏とのミニコントという形になるのでしょうかね。

ジャルジャルや虹の黄昏あたりの不条理系コントを得意とする芸人と左江内氏を絡ませたらなかなか面白そうな予感がするぞ。

 

 

 ・福田演出

第1話でも炸裂した福田雄一演出でしたが、第2話でも小泉今日子さん演じる円子があまちゃん」を彷彿させる台詞を言ってきたり、

左江内氏がチンコチンコ言いまくってたりと原作には無いパロディやギャグ展開が満載でした。

別にドラマとしてはいいのですが、原作「左江内氏」が好きで「ヨシヒコ」シリーズなどを今まで見てこなかったいち藤子ファンとしては、ちょっと見ていてキツくなるシーンも多少あった。

言っておきますけど、原作の左江内氏はチンコとか言わないキャラですからね。

あと勝手に「左江内氏が高校時代にピクニック同好会に所属していた」みたいなヘンテコなドラマ版設定を勝手に作るのもほどほどに。

こういうの、公式設定としてウィキペディアとかに残っちゃうんだよなあ。そもそも「ピクニック同好会」って何なんだ?

まあ、前回の感想記事でも書きましたが、これについては自分の意識の問題なのでゆっくりとこの作品のノリに慣れていこうと思います。

でも、まだ慣れるのは時間がかかりそうだなあ。うーん。

 

 

 ・藤子ネタ

第2話でもムロツヨシ氏が演じる小池刑事がラーメンを啜る描写があったり、もや夫の通っている小学校の名前が「骨川小学校」だったり、

停留所のバスの行先が「神成駅」だったりと細かい藤子ネタがたくさん。

第1話で出てきたはね子の通っている高校の名前が「源高等学校」だったので、この調子なら第3話あたりで「剛田中学校」か「野比中学校」が出てきそうだ。

 

 

・左江内モーツァルト

学校の合唱コンクールで指揮者に選ばれたもや夫。家族みんな大喜びで、特に円子は「息子を『左江内モーツァルト』に改名しよう」とまで言っているほどの浮かれようです。

原作では「中学生風」(参考)の見た目だった彼も、このドラマでは完全に小学生になっています。

まあ、彼は原作でもそんなに活躍がなかったですし、ホームドラマとしてやっていくにはこういった設定変更もやむなしでしょう。

それにしても、このドラマの円子は本当に口が悪いよなあ。

 

 

・月島のタワーマンション計画

長年、月島で老舗のもんじゃ焼き屋を営んでいた亭主のおじいさんから相談を受け、ひょんなことから左江内氏がタワーマンション計画を進めることに。

ところが近隣住民にタワマン建設計画に話した直後、もんじゃ屋が落書きされるイタズラが発生。

左江内氏がその落書き犯を捕まえて何故こんな事をしたのか問いただしてみたところ、実はその例のもんじゃ屋さんがいつまでも店を立ち退かないせいで救急車が入れないほどの狭い道となっており、

それが元で最愛のお婆ちゃんが救急車での治療を受けられずに死んでしまった。それを今でも恨んでいた結果が今回の犯行の動機に繋がったとのことでした。

「救急車が入れないような狭い道でもストレッチャーを転がしていけばいいのでは?」とか思ったりもしましたが、論点はそこではなく。

確かにおじいさんのように「自分がずっと住んできた街をそのままの形で残したい」という考えもわかりますが、時代も変わり続ける中でいつまでもその状態でい続けるといろいろな不都合が生じてくるのも当たり前の話です。

このような、両者とも悪ではないって展開は藤子作品でも結構あるんですよね。

 

・骨川小学校の生徒たち

一方、指揮者という事で練習に臨むもや夫でしたが、クラスの中には放課後の練習に参加しない者も出てくるわ、

からかう者まで出てきたりとなかなかうまく行きません。ついにはうんていにワックスを塗ったイタズラのせいでもや夫がケガをしてしまうという事故まで発生しました。

流石骨川小学校。名前が名前だけに生徒たちもみなスネ夫君ばりに性格が悪いぞ(失礼)

うんていの件については、指揮者に選ばれたもや夫に嫉妬した同級生の仕業とのことらしいのですが・・・。

 

 

佐藤二朗氏登場の巻

プライベートや仕事の問題で悩む左江内氏はひとりバッティングセンターへ。するとそこにはバッティングセンターの店員として働く米倉の姿が!

前回はカラオケ店員としての役でしたが、どうやらドラマ「明日があるさ」の松本人志のように毎回どこかで登場する役割のようだ。

ちなみに今回はひたすら「○○だバカヤロー!」と叫びまくる男として登場。何なんだそのキャラ付けは!

こんな感じで最終回に佐藤二朗パーやん役として出てきたらと思うと、すごく嫌だな。

 

 

もんじゃ焼き屋を説得しよう

同じ場所にタワマンを建ててしまえばその道に消防車や救急車も入れない事に代わりはありません。

左江内氏はこの街のこれからのためにタワーマンションを建てることを取り止めようと切りだします。

左江内氏の言う「片方の事情しか知らないとどっちが悪なのかわからないんですよね」というセリフ、なかなかいいセリフですよね。

そして、もんじゃ焼き屋のご夫婦を腕に乗せて上空を飛ぶ左江内氏。空から俯瞰視させることで街の現状を理解してもらうってことですね。

その説得の甲斐もあってか、もんじゃ焼き屋のご主人もタワーマンション建設を諦めてくれたようです。

でも、スーパースーツ着た状態でもんじゃ焼き屋を説得しても、忘却光線の効果で説得した内容全部忘れちゃうんじゃないか?

おそらく記憶改変が上手くいって、ご主人も勝手にこの街のことを思ってくれるようになったってことでしょう。めでたしめでたし。

 いい感じの取引が流れても、左江内氏を過剰に責め立てない簑島課長もいい人ですなあ。

 

 

・犯人はもや夫

うんていにワックスを塗った犯人はもや夫でした。指揮者に挑むプレッシャーに耐え切れず、自作自演をしてしまったそうです。

この騒動で行き場を失い、合唱コンクール当日になっても参加したくないと部屋にこもるもや夫でしたが、そこはスーパーヒーロー左江内氏によって学校へ。

クラスのみんながいる教室へと赴いた左江内氏は、もや夫の非を詫びるべくクラスメイトの前で土下座をします。

これで2週連続の土下座である。

そして「パパは悪くないことで謝ってるのカッコ悪いけどさ、本当に悪いことした時に謝れないのはもっとカッコ悪いと思うんだよ」との言葉に諭され、もや夫も土下座。

親子二代土下座を見せつけられたら、もうクラスメイトも赦す他ありません。

そもそもの元凶である放課後の合唱の練習をサボっていたあきら君も「歌が下手だから歌いたくなかった」と謝罪。

こうしてクラス全員もうまくまとまったところで、無事もや夫の指揮のもと合唱コンクールを迎えることが出来たのでした。おしまい。

 

 

感想は以上です。次回の第3話放送は1月28日。お楽しみに!