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My First BIG「藤子・F・不二雄の戦うサラリーマン」を買いました。

中年スーパーマン左江内氏」のTVドラマ化を記念し、現在全国のコンビニにて藤子・F・不二雄の戦うサラリーマン」という本が発売されています。

タイトルの響きから、去年8月に発売された「藤子・F・不二雄の怖い話」のシリーズ続編的なモノなのでしょうか。

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出版社:小学館

初版発行日:2017年1月25日

価格:491円(税抜)

全292頁

 

発売自体は先週の金曜日(20日)だったわけですが、買う事をすっかり忘れて今日に至ってしまいました。スイマセン。

あまり作品の中で注目を浴びることのない藤子作品のサラリーマンキャラ達だけで、このような1冊のコミックになるとは。

ドラマ化のおかげとはいえ、何となく感慨深いですね。

 

この本に収録されている作品は以下のとおり。

中年スーパーマン左江内氏
 ・スーパーマン襲来
 ・噂にきいたツツモタセ
 ・血潮の海に・・・・・・
 ■SF・異色短編

 ・タイムカメラ

 ・権敷無妾付き

 ・ミラクルマン

 ・劇画・オバQ

 ・定年退食

ドラえもん

 ・地下鉄をつくっちゃえ

 ・雨男はつらいよ

 ・アドベン茶で大冒険

 ・パパもあまえんぼ

 ・あらかじめアンテナ

■新オバケのQ太郎

 ・近道作戦

 ・物おきは天国

 ・Qちゃんウィリアム・テルになる

■バケルくん

 ・おたがいに大変だ

 ・子どもはいやだ!!

 

全体的に仕事や上司との関係などといったサラリーマン生活のツラさや一家の大黒柱として働く事の大変さが描かれた作品ばかりの、渋めな内容の一冊となっていました。

 

この手のテーマ企画で選ばれることの多い「ドラえもん」や「新オバケのQ太郎」と並んで、「バケルくん」のお話が2本も入っているのが結構意外でしたね。

藤子作品のお父さんキャラは作品内では基本的に登場が少なく、仮に出番が多かったとしても、

職業が画家さんだったりホテルマンだったり漫画家さんだったりと、今回の本のテーマである「サラリーマン」ではない職業の方が多かったりするので、

登場回数もそこそこ多くて、お父さんがサラリーマンである「バケルくん」が起用されたのかなあ、と。

 

SF・異色短編は全て「ビッグコミック」や「ビッグコミックオリジナル」で発表された作品ばかりをピックアップ。

いずれも名作ばかりですが、「定年退食」に出てくる老人たちは別にサラリーマンでは無かった気がするぞ。

 

そして、主役である「中年スーパーマン左江内氏」は勿論この本のトップバッター。

第1話である「スーパーマン襲来」のほか、「噂にきいたツツモタセ」「血潮の海に・・・・・・」の2作が掲載されています。

もしかしたらこの2つのお話が今後ドラマで・・・みたいなことがあるかもしれません。

その他にも「中年スーパーマン左江内氏」についての簡単なあらすじとキャラ紹介が載っていたりと、ドラマでこの作品を知られた方が読んでも大丈夫な優しい作りとなっております。

TVドラマで脚本・演出を務める福田雄一さんのインタビューも載っていたりするので、気になった方はコンビニでこの本を見かけた際には手に取ってみてはいかがでしょうか。

原作も読んでみて面白かったら、ぜひ新装版単行本も買ってみてくださいね。

 

 

それにしても、この本に書いてあった左江内氏の息子・もや夫のキャラクター紹介。

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「原作の長男は中学生『風』」って書いてあるのなんかすごいな。

 

たしかに原作ではもや夫が中学生とも高校生とも言及されてなかった気がするけど、「中学生風」って、どうなのよ?

 

藤子・F・不二雄の戦うサラリーマン (My First Big)