2017年2月25日(土曜日)放送の「スーパーサラリーマン左江内氏」の第7話感想に行きたいと思います。
なんか最近このドラマの感想記事ばっかり書いているような気がするなあ。一週間は早い。
【ドラマ過去記事】
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第1話を見た感想です。
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第2話感想。2週連続で土下座を見せるスーパーヒーロー!
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第3話感想。はね子、某アイドルグループのセンターを目指すの巻
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第4話感想。 ボノム =左江内さん=
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第5話感想。噂にきいたツツモタセな回
・ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第6話感想。ムロツヨシ氏演じる小池刑事の活躍回だぞ!
【第7話あらすじ】
スーパースーツを手に入れて以来、近所の平和を守っているものの、海外での痛ましいテロのニュースを見て、結局自分は何もできないのだと無力感を覚える左江内(堤真一)。
彼は池杉(賀来賢人)と飲みに行き、酔った勢いで自分がスーパーヒーローをやっていると告白する。
左江内が「俺にはそんな資格なんてない・・・」と胸の内を明かすと、池杉は「じゃあ俺がやります!」とスーパーヒーローを引き受けるという。
翌朝、左江内は、スーパースーツが手元にないことに気付いて慌てるが、池杉に渡してしまったことを思い出す。
出社した池杉はなぜ自分がスーパースーツを持っているのか、覚えていなかった。
左江内の話が信じられない池杉だったが、スーパースーツを着てみると空を飛べる、重い物も難なく持ち上げられるなど、その威力に驚く。
左江内は、誰かからのSOS信号が聞こえたら助けに行くようにと池杉に教えるのだが・・・。
そんな中、いくつかの銀行から次々と大金が消えるという事件が起こる。
嫌な予感がした左江内が池杉に問いただすと・・・。
・今週のオープニングコント
本編の内容と直接かかわってこない冒頭のくだりが2週間ぶりに復活!
今回はコンビニ強盗を左江内氏が撃退するというストーリーで、防犯カメラの映像風の演出となっておりました。
なお、先週出ずっぱりだった反動か小池刑事の出番は今週はここだけのみ。小池さんはHuluでやるオリジナルドラマのほうでがんばってください。
・スーパーサラリーマン池杉氏誕生
日々スーパーヒーローとして町内の平和を守り続ける左江内氏でしたが、自分ひとりの力だけでは世界を救うことの出来ない事を痛感。ウィケ杉こと同僚の池杉にスーパースーツを勝手に譲渡してしまいます。
これがパーマンの世界だったらバードマンに動物にされてもおかしくないレベルの失態ですが、この世界では特におとがめなし。ゆるいですなあ。
むしろ左江内氏は池杉にスーパーヒーローの座を譲渡したことによって、自分ひとりしかいなかったスーパーヒーロー仲間が出来てうれしそうです。
スーパーヒーローの座を譲渡した場合、左江内氏のヒーローに関する記憶が消えてもおかしくない気もしますが、原作第1話にも先代のスーパーマンを名乗る男が出てきたりしているので、そこらへんもなあなあになっているのでしょう。
ちなみにスーパースーツの胸の文字は、左江内氏なら「左」、池杉なら「池」とそのスーパースーツの所有者の名字一文字に変わるシステムらしい。(誰も所有していない時点では「未定」の「未」になる)
もしも骨川スネ夫がスーパーヒーローになった時は胸の文字はやっぱり「骨」になってしまうのだろうか? 本当の意味で冴えない。
・スーパースーツがなくなった!!
先輩スーパーマンである左江内氏から「スーパースーツを着ればドラム缶を吹っ飛ばせるくらいのパンチ力が手に入る」「就業中に助けを求める声が聴こえたら『トイレに行く』と言え」などのアドバイスを受けつつ自分なりのヒーロー活動を行うウィケ杉氏。飛び方も左江内氏と違ってピシッとしているぞ。
ヒーローの助けを求める耳鳴りがしても、自分の気のせいにして出動しないのもウィケ杉流だ!
その後もスーパーヒーローの立場を使って女性を口説いてみたりと、ヒーロー生活を満喫するウィケ杉。やっぱり男ならモテたいですよね。
ちゅうか、忘却光線で記憶消えちゃうんだから自分好みの女を暗がりに強引に連れて行って・・・みたいなことをしてもバレなさそうですが、そこは彼にも良心ってもんがあるのでしょう。
しかし、事件が怖いからと己の女遊びを優先してヒーロー活動を疎かにした罰が当たったのか、他の女性を口説いていたところを本来の池杉の彼女さんである蒲田さんに見つかりその場で現行犯逮捕。どこかへ連れて行かれてしまいました。
紙袋に入れていたスーパースーツを置きっぱなしで・・・。
そしてあくる日の朝。「都内の銀行から突然多額の紙幣が消える」というニュースを見た左江内氏は「池杉が銀行強盗をしたのでは?」と冗談で本人を問いただしてみたところ、
池杉がスーパースーツを横浜で失くしてしまったことを白状します。(どうでもいいけど先週に続いて2週連続で横浜が出てきた)
これを知った左江内氏は上司の簑島に5日間ほどのうんこ休暇を申請。なくなったスーパースーツを探しに行くのでした。
・今週の米倉
今週の佐藤二朗氏は町中で号外を配る男として登場。
なお、この喋り方のおかしいキャラは佐藤二朗氏が以前「ごくせん」で同じ演技をして失敗したキャラをベースにしているそうです。
・銀行強盗と直接対決
一方銀行では、スーパースーツを着た男・高荻が「半沢」という名の銀行支店長から金を要求しておりました。
ドラマ1話の頃から疑問に思ってたけど、今の時代じゃ監視カメラの映像でスーパーヒーローの身元や顔がバレたりとかしないのだろうか?
たとえ映ったとしても、録画した映像にジャミングとかが入って見えなくなるのかも。
でも今週冒頭のオープニングコントの監視カメラに左江内氏の姿は普通に映ってたしなあ。謎だ。
なお、このスーパースーツ強盗・高荻省吾役を演じるのは間宮祥太朗氏。このドラマと同じ福田雄一監督作品の「ニーチェ先生」では主役を務めている俳優さんですね。
スーパーヒーローの力を盗みに使うのは当然悪いことです。そんな悪事は許さぬと我らが左江内氏もスーパーヒーローとして銀行に駆け付けました! スキーウェアの格好で。
このスキーウェア姿は、スーパースーツを着た犯人に対抗するべく謎の老人(演:笹野高史)から「スーパーマンより少し弱くなるスペア」として頂戴したものなのですが、パンチしても全く効かなかったり簡単に吹っ飛ばされたりと全く相手になりません。
高荻から攻撃を食らいボロボロになる左江内氏ですが、それでも必死で相手の体にしがみついて刃向い続けます。
おお、このドラマではなんか珍しい気がするシリアス展開ですし、どことなく「さようなら、ドラえもん」感を思い出す展開だ。
実際、ここで堤真一に「ぼくだけの力で、きみに勝たないと・・・」とか言わせれば本当のパロディとしても成立しそうな雰囲気もありますが、あえてそれをさせないところにもシリアス感が出ています。
・左江内氏こそが正義の味方
しかし、スーパースーツを着た相手にかなうはずもなく、このまま犯人に逃げられるかと思ったところで、自分のポッケの中に変身プレートが入っていたことに気付く左江内氏。
どうやら二日酔いで忘れていただけで、変身の時に必要な変身プレートはずっと自分が持っていたようです。
しかもこのプレートは装着するだけでスーパースーツを呼び寄せることが出来るという便利な機能つき。おかげで高荻からスーパースーツを取り返すことにも成功しました。
ちなみに、この変身プレートは日テレ屋WEBでも公式発売中。21000円あれば君もスーパーヒーローになれるぞ!
スーパースーツの力さえあればもうこっちのもの。相手を無事懲らしめることも出来ましたし、今まで高荻が盗んだお金も取り返すことが出来ました。
こうして全ての事件は解決し、もう2度とスーパースーツを他人に貸すことはしないと誓う左江内氏。
そして、謎の老人から「スーパーマンより少し弱くなるスペア」として貰ったスキーウェアが実は普通のスキーウェアだったという事実も語られました。
「さようなら、ドラえもん」展開かと思ったらまさかの「シャラガム」展開だった!
「あんな暗示にかかる人間は不思議だね~」と笑い飛ばす謎の老人でしたが、それ以上に左江内氏の持つ正義感がまさったからではないでしょうか。
原作第1話にて先代のスーパーマンはスーパーマンに相応しい人物の三つの条件として「最大公約数的常識家」「力を持っても大それた悪事に使用できない小心さ」「ちょっと見、パッとしない 目立たなさ」を挙げておりましたが、まさにその通り。
スーパーヒーローになって空を飛んで会社に出勤することにも少し罪悪感を感じる程の平凡な小市民である左江内氏だからこそ、スーパーマンとしてうまくやっていけてるのでしょうね。
今回のお話は今までの「左江内氏」の中で一番面白かったと言える内容でした。
ただ、あのスキーウェアが何の効果も持っていないという事は、あの時左江内氏はドラム缶を吹っ飛ばせるほどの力で顔面を何発もぶん殴られていたことになる。
よく死ななかったなあ。人間の暗示ってすごいですね(そういうことじゃない)
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持ってない人はこちらから応募しましょう。3月4日(土曜日)9時50分締め切りです。
次回は3月4日放送。「のび太の南極カチコチ大冒険」公開と同じ日ですね。お楽しみに!
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