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ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第4話感想。 ボノム =左江内さん=

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2017年2月4日(土曜日)放送の「スーパーサラリーマン左江内氏」の第4話感想に行きたいと思います。

 

【ドラマ過去記事】

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第1話を見た感想です。

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第2話感想。2週連続で土下座を見せるスーパーヒーロー!

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第3話感想。はね子、某アイドルグループのセンターを目指すの巻

 

【第4話あらすじ】

左江内(堤真一)は簑島(高橋克実)から、新しく建設されるレジャーランドのホテルの受注競合プレゼンを任される。
ただし、クライアントにプレゼンする期日は2日後。
元々は池杉(賀来賢人)の担当案件だったが、負けて当然のプレゼンを押し付けられてしまったのだ。

困惑しつつも、蒲田(早見あかり)ら部下におだてられて、やる気になる左江内。彼は、少ない時間の中で各部署を駆け回り、プレゼンの準備を進める。
そんな中、左江内は円子(小泉今日子)から、もや夫(横山歩)の遠足に付き添ってほしいと頼まれる。
本当は円子が行くはずだったが、ママ友とケンカしてしまい、どうしても行きたくないのだという。

しかし、遠足は、プレゼン当日。左江内は断ろうとするが、「こっちも無理!」と円子は聞き入れてくれない。
困り果てた左江内は、老人(笹野高史)に「鼻を押すと、私と同じ人間ができ上がるコピーロボットはない?」と尋ねるが老人は色々な問題で無理だと言う。
はたして左江内は、仕事と遠足、2つの案件をどう切り抜けるのか!?

http://www.ntv.co.jp/saenai/story/04.html

 

・今週のオープニングコント

今週はクルーザーで難破してしまった男女を助けた左江内氏でしたが、忘却光線の効果によっていつものように小池刑事の手柄となってしまいました。これが本当のカイケツ小池さんってやつか。

それと今回は、通報によって駆け付けたのか、小池刑事たちは何故か海からすぐ近くの場所にいた。

場所的にあそこは管轄の外っぽかったけど、小池刑事たちの管轄区域は実は意外と海に近い地域だったりするのでしょうかね。

 

 

・おでん屋台登場

いつもは本編と全くつながらないことでお馴染みのオープニングコントですが、今週は本編へ話がつながる展開でした。

そして原作第1話でも出てきた「おでん屋台」にて、正義の味方の活動のせいで自身のプライベートな時間まで削られている事を謎の老人に愚痴る左江内氏の姿がありました。

ここ最近は原作要素がめっきり無くなってきててさびしかったので、このおでん屋台の登場はちょっと嬉しい。

そもそも、さきほど難破した2人も海難救助なら普通に118番に電話すればいいだけの話だ。

別に急いで駆け付ける案件でもなかったのに、会社の昼休みの時間を割いてまで救出に向かってしまう左江内氏は本当にいい人である。

 

 

・競合プレゼンを押しつけられた左江内氏

そんな左江内氏の優しい性格を見透かしているのか、課長の簑島から本来は池杉がやる仕事を押し付けられてしまった左江内氏。

新しく栃木県に建設するレジャーランドのホテルの3社競合の受注プレゼンということで、課長もあまり期待はしていない様子。

しかも、期限は2日後という超ハードスケジュールである。確実に無理な案件ですが、頼まれた以上はやるしかありません。

 

なお、ここのくだりで、ドラマ版左江内氏の出身が「栃木県」であることが明らかになった。

原作に出身地書いてあったっけ?と思って読み返してみたが、見つからなかったので多分ドラマオリジナル設定でしょう。

第2話で左江内氏が高校時代「ピクニック同好会」なるものに所属していたことが明らかになりましたが、彼が栃木県出身だとすると何だかしっくりくる感じが・・・するかなあ?

 

 

・コタツ司令官・円子

左江内氏が自宅に帰ると、妻・円子がコタツに籠っておりました。

寝るときもコタツの中、水分補給もコタツの中というライフスタイルを送る円子さん。ますますダメっぷりが加速している気がするぞ。

炊事洗濯も夫に任せ、コタツの中から一歩も出ずに用事を告げるだけという母のスタイルを見たはね子やもや夫は、その姿を「コタツ司令官」と表現。

どうやら毎年冬になるとこの「コタツ司令官モード」になるようで、左江内家の冬の風物詩となっているようでした。

どうでもいいけど、ずっとコタツから出ない状態の円子さんは体がくさくなってそうだ。

 

 

・遠足か?プレゼンか?

そんなコタツ司令官から「私が行く予定だった明日の保護者同伴遠足へ代わりに行ってくれ」と言われてしまった左江内氏。

明日は大事なプレゼンの日。とうぜん抜けるわけにはいきません。

何故円子は保護者同伴遠足に行かないのか? まさか、コタツから出たくないのか?

まあ、とりあえず理由を聞いてみましょう。

で、彼女から話を聞いてみたところ、どうやら円子さんは「『自分の息子はサッカーでいうところのディフェンダー向きだ』と言われた事でママ友とケンカしてしまい、遠足で顔を合わせるのが気まずいから」とのことでした。

話を聞いてみたら、想像以上にしょうもない理由だった。その場で離婚を言い渡されてもおかしくないレベルである。

さらに、この流れで同じディフェンダーである長友選手の悪口も言いまくっていたような気がしましたが、

エンドロールでスペシャルサンクス:長友佑都の名前があったのでちゃんと許可を得たのでしょう。左江内氏もいい人だが、長友選手もいい人である。

 

 

コピーロボット登場!

先代ジャイアンのママの声とそっくりな実家の母親に遠足の同伴を頼むも断られて途方に暮れる左江内氏。

困った左江内氏は謎の老人に「コピーロボットを出してくれ!」と頼みますが、「原作者同じでもこれでは無い」とけんもほろろに断られる始末。

会社に正直に話してもプレゼンから抜けることは許してもらえないまま、とうとう遠足の日の朝に。

絶望的な表情を浮かべていた左江内氏でしたが、謎の老人から「原作者が同じでギリギリ許可が下りた」コピーロボットを貸してもらえることとなりました。

これがいいなら、同じ原作者が描いた「ドラえもん」からお天気ボックスでも借りてきて雨を降らせるのもいいんじゃないか?とも思いましたが、

原作の最終回にもパーマンは出てくるので、そこら辺を考慮してセーフという扱いになったのでしょう。

ちゅうか、これでますますドラマ最終回に佐藤二朗パーやんが出てくる可能性が高くなってきたぞ。

 

 

・今週の米倉

そして今週の米倉は、回転寿司屋の大将(板前になって2日目)として登場。

左江内氏との会話を楽しんだ後、変なビートを刻み始めました。刻むのはいいけど、つばが飛ぶから寿司の前では喋らないでくれ!

 

 

・プレゼン資料が無くなった!

コピーロボットを貸してもらって喜ぶ左江内氏。

しかし、このコピーロボットは1回のみしか使えない上に3時間しか持たない仕様になっているそうです。

そんな問題も抱えつつ、コピーロボットをもや夫の遠足へ行かせます。鼻が赤いという特徴もちゃんとあるぞ。

これで安心してプレゼンが・・・と思いきや、プレゼンの資料がデータごとなくなっていることが発覚!

慌てて会社に戻って資料を探す左江内氏でしたが、何と大事な資料のデータを同僚の池杉が消してしまっていたことがわかりました。

「自分が落とした案件を左江内氏が取ったら恥ずかしいから」とのことでしたが、普通に会社クビになってもおかしくないレベルの悪事だぞこれって。

 

 

・左江内氏のプレゼン

全ての真相を知り、プレゼン会場へと戻ってきた左江内氏。

フジコ建設のプレゼンはもう間近まで迫っており、これ以上遅らせるわけにはいきません。

しかも資料は全て無くなっているという絶体絶命の大ピンチ! どうする左江内氏!?

こうなったら、4週連続で土下座を決めるしかないのか?

しかし、左江内氏は土下座をすることなく、自分の出身地が栃木県である事をアピールしつつ、相手のプレゼンテーションを褒めちぎるという戦法を取りました。

 ダメもととはいえ、発注側の機嫌を損ねない最善の策と言えるでしょう。

プレゼンを何とか切り抜けた左江内氏。慌ててもや夫の遠足へと向かいました。

 

 

コピーロボットはどうなった?

コピーロボットの使用期限・3時間ギリギリで何とか到着した左江内氏。

しかし、もや夫の前にはあれだけ「遠足には行かない」と言っていた円子の姿が!

彼女曰く、「考え方を変えてみたの。ディフェンダー向きって言われるのもそれなりのキャラと能力があるからじゃないかなって」とのことで、行くことを決めたそうですが、

それならもっと早く考え方を変えてくれれば、左江内氏も苦労せずに済んだのになあ。

 

そして、肝心のコピー左江内氏の行方ですが、左江内氏が眼鏡から謎の光線を出して山中をサーチした結果登山道の中腹にて元のコピーロボットに戻っている状態で発見。

どうやら務めを果たした後、一人で帰ろうとしていたらしい。本人に似て真面目な性格だ!

 

 

・一件落着

今回は色々災難続きの左江内氏でしたが「レジャーランド計画はフジコ建設と他社の共同でやっていくこととなった」という、ちょっとだけいいこともありました。

2日しかない上に、資料が全て無くなっているという状況でプレゼンをうまい具合に成功させた左江内氏。

どこが左江内だ。全然冴えてるじゃないか。

 そして、家のコタツも撤去したことでコタツ司令官・円子さんもこれにて引退。全てが丸く収まったのでした。めでたしめでたし。

 

それにしても、左江内氏の周りには自己中心的な性格の人間が多すぎる。

本当なら左江内氏も怒ってもいいはずなのに、根っからの気の優しい性格のせいでついつい許してしまうようだ。まるで藤子F先生の短編「ボノム=底抜けさん=」を思い出す。

もしもドラマ版左江内氏が自宅に帰った際、同僚の池杉が自分の嫁さんと合体している現場を目撃してしまったら、どういう行動を取るのだろうか?

気の優しい左江内氏のことである。きっと玄関前で座禅を組み、新しい生命の誕生に思いを馳せていそうだ。

 

 

次回第4話は2月11日の放送です。お楽しみに!