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ドラえもん感想(ざくざく!地中でくだもの狩り&バリヤーポイント)

 

2016年10月14日放送分  ネタバレ注意!

 

 

●ドラドラニュース● 

今週から各話タイトルバックで毎回その内容にちなんだアニメが流れるようになりました。(わかりやすく言うと「シンエイ版オバQ」のタイトルバックみたいな感じです。)

 

 

ざくざく!地中でくだもの狩り(コミックス43巻収録)

タイトルバック:トロッコに乗って移動するドラえもん

 

10月なので秋っぽいお話からスタート。

ザクザクと土を掘る怪しい音で夜中に目を覚ましたのび太君。気になったのび太君がドラえもんにその異音のことを聞いても「知らない」と返されてしまいます。

そんなある夜。いつもの土を掘る音で目を覚ましてしまったのび太君が庭に出来ていた大きな穴を覗いてみたところ、ドラえもん「合成鉱山の素」で作り上げたどら焼きの鉱脈を掘っている姿を見つけてしまいました

あと見栄なのか知らんが、その時にドラえもんが被っているヘルメットが明らかに小さすぎるのが気になる。ちゃんと頭のサイズに合ったものを被らないと危ないぞ。

 

「合成鉱山の素」とは世の中のあらゆる元素が混合した液のことで、地面に穴を掘って合成鉱山の素を注ぎ、

その後で採掘したい物を入れると半日ほどでその穴に入れた物の鉱脈が出来るというモノで、早い話が欲しいものを増やすことが出来る道具ってわけですね。

未来の人も欲しいものがあった時は、この道具を用いて鉱脈を掘っているのだろうか?

 

で、翌日。

さっそく合成鉱山の素を試そうと、空き地でラジコンを走らせるジャイアンスネ夫を尻目に急いで帰宅したのび太君。

すると丁度いい事にママが梨やリンゴ、栗、柿、ブドウなどの秋の果物をおすそ分けしてもらっていたところで、のび太君はこれらの秋の味覚を合成鉱山の素で増やすことにしました。

 

原作では「スネ夫のラジコンを遊ぶために乾電池を合成鉱山の素で増やす」という展開だったのですが、

こういう既存のお話に季節ネタを入れていくパターンというのもファミリーアニメっぽいので、自分は結構好きです。

 

庭はドラえもんのどら焼き鉱山でいっぱいなので、裏山にのび太君の鉱山を作ることに。

まずはモグラロボットで鉱山用の穴を掘らせます。「モグラロボット」について補足的に書いた記事はこちら

そして、合成鉱山の素と果物を穴の中に入れて準備は万端。明日の学校が終わる頃には秋の果物がザックザクという算段です。

 

で、翌日。(本日2回目)

学校帰りに「リンゴ狩りに梨狩りに、ブドウ狩り、栗拾い、ぜーんぶ出来ちゃう!」としずかちゃんも誘い、いざ秋の果物鉱山へ。

目当ての果物たちは地中の奥深くにあるので、ここは「パワーつるはし」を使って掘り進めます。

つるはしで土を掘り進めるという果物狩りとかけ離れたこの状況に、何も知らないしずかちゃんも「私達、果物狩りをしてるのよね?」と心配の声を上げます。

 

そうこうしながら掘り進めていった結果、鉱脈を発見。慎重に掘り進めていき、ようやくリンゴを発掘することに成功しました。

自ら発掘したリンゴを齧り「うーん、取り立てのリンゴっておいしいねー」と感想を漏らすのび太君。

地中から出てきたリンゴってあんまり食べたくない気もするけど、自ら苦労して掘り出したってところに違いがあるんでしょうかね。くろうみそ理論。

その後も、いが栗鉱脈やナシ鉱脈、発掘に神経を使うらしいブドウ鉱脈を続々と掘り進めていき、秋の味覚を満喫します。

 

一方、そんな鉱脈のことなど全く知らないジャイアンスネ夫は、ラジコンを走らせに裏山へ。

「オフロードカーはやっぱりこういう場所が一番だよな」と言いながらスネ夫のラジコンを操縦するジャイアンでしたが、

地面に出来た穴ぼこに気付かず、その中にラジコンを落っことしてしまうという大失態を犯します。

 

「穴が深くてラジコンが取れない」と喚くスネ夫に対し、ジャイアン「あきらめな。」とそのまま退散。

ラジコンのリモコンも穴の中に投げ捨て全てをなかったことにしました。 ひでえ!

勿論そんなわけにはいかないので急いでジャイアンの後を追いかけるスネ夫でしたが、その道中でのび太達が掘った合成鉱山の穴を発見。

穴の中にやって来たスネ夫も仲間に入れる代わりに、のび太君は「今日のおやつを持ってくること」を言いつけました。

 

そして夜。(今日は時間の流れが速いですな)

ドラえもんから「どうせ食べ放題になるんだから」と言われ、しぶしぶスネ夫「今日はよく穴にモノを落とすなあ」とボヤきながらケーキなどの高そうなおやつを穴に入れました。

そしてしずかちゃんもおやつを持ってきたらしいのですが、何故か恥ずかしがってみんなの前で持ってきたものを穴の中へ入れようとしません。

結局、みんなが家に帰る時にこっそりと新聞紙に包まれた何かを投げ入れる形となりましたが、それが何なのかは現時点ではわからないままです。

あ、関係ないですけど、この回のドラえもんが放送された10月14日って「さつまいもの日」らしいですよ。

 

で、翌日。(本日3回目)

ライト付きヘルメットを被り、坑道内をトロッコで移動という本格的な発掘スタイルでの果物&おやつ狩りがスタート。

今回は果物の他にトリュフチョコやケーキも出てくる豪華仕様となっているため、発掘する側も気合いが入ります。こういうのをTVの前の子供達が見たら憧れるんだろうなあ。

ドラえもんのび太スネ夫が発掘した食べ物をお腹いっぱいになるまで満喫する中、しずかちゃんは「あるもの」を見つけるため、ひとり発掘を続けていました。

お目当ての鉱脈をとうとう掘り当てた!と思ったらタルトが出てきて思わずorzのポーズを取ってしまうなど、他の3人とは明らかに発掘に対する熱意が違っています。

 

そして、穴に落っこちていたスネ夫のラジコンが合成鉱山によって大量に発掘されたことをのび太ドラえもん達が喜んでいるスキに、しずかちゃんはさらに地底の奥深くへと発掘を続行。

その甲斐もあり、ようやく念願だった「ヤキイモ鉱脈」を発掘することに成功しました。

お目当てのヤキイモを美味しそうに頬張るしずかちゃん。非常に幸せそうな光景でしたが、

その姿を何も知らないのび太君達に見られてしまい、恥ずかしさからせっかく見つけたヤキイモ鉱脈を必死で隠そうとするしずかちゃんなのでした。おしまい。

 

アニメだと、このしずかちゃんのヤキイモ好きネタはもう何回やったんだかわからないくらいに使われてるので、いい加減のび太君達もしずかちゃんがヤキイモ好きなこともう覚えるんじゃないかと。 

あと、ジャイアンが最後まで話の本筋に絡まないのも意外でした。最後らへんで仲間外れにされたことを怒って乱入とかするのかと思ってた。

 

 

バリヤーポイント(コミックス31巻収録)

タイトルバック:どら焼きに飛びつくもバリヤーポイントに遮られてしまうドラえもん

 

今日もジャイアンに殴られ、犬に噛まれ、ドブに落ちたのび太君。

のび太君は、これらの不幸の3連発をまとめて「ジャイワンドボン」と称しておりました。まさか約4か月前に出たネタがまた使われるとは思わんかった。「ぼくのまもり紙」と同じ脚本の人なのかな。

 

こののび太君のあまりの不幸っぷりを見たドラえもんは、四次元ポケットから「バリヤーポイント」を取り出すことに。

これを使うと、自分の周り半径1メートルに見えないバリヤーが現れて身の危険を守ってくれる素晴らしい道具ですが、「こういう道具を借りるときみはすぐ調子に乗る」「これに頼ると君のためにならない」ドラえもんも一旦はこの道具を貸し渋ります。

しかし、その直後に窓から飛び込んできた野球のボールがのび太君の頭に直撃するという天文学的な可能性の不幸を目の当たりにしてしまったことにより、やっぱりバリヤーポイントを貸すことにしました。

 

身の危険を守るには最適なバリヤーポイントですが、一旦起動させてしまうと半径1メートル以内に何も入れることが出来なくなってしまうという不都合も併せ持っています。

そのため、のび太君はおやつのケーキも食べることが出来ません。

で、そんな不都合を解消する方法としてあるのが、バリヤーの中に入れたいものの頭文字を取り「○○のつくもの入れ!」と言う事。

 

今回の様にケーキをバリヤーの中に入れたい時は、「『け』のつくもの入れ!」と言えばいい訳です。

ただし、その宣言をした後は「消しゴム」「毛糸」など頭文字が「け」の物すべてがバリヤーの中に入ってしまうデメリットもあるので、宣言する時はよく考えてから宣言しましょう。

 

というわけで、外に出てバリヤーポイントの安全性を確かめに行ったのび太君。

すぐ噛みつく犬もバリヤーの中に入れない、工事現場でのび太君にぶつかりそうになったパワーショベルもバリヤーポイントのおかげでパワーショベルの方が壊れてしまうなど、効果は確かなようです。

 

そして、このバリヤーポイントの性能に自信を持ったのび太君。

これさえあればもう何も怖くないとばかりに、ただ公園でゲームをやっていただけのジャイアンスネ夫に向かってベロベロバーをお見舞い! いつもの様に調子に乗り始めました。

そして、ジャイアンスネ夫もこんな煽りくらい無視すればいいものを、いつもの様に煽りに乗ってしまったばっかりに、バリヤーポイントに体を弾き返されてしまいます。

ジャイアン達のどんな攻撃もバリヤーポイントによって弾き返してくれるので、退屈になってしまったのび太君は今度は場所をすぐ近くの池の中に移動。

バリヤーポイントの効果で池の水も入ってこないので、ジャイアン達も石を投げるくらいしか攻撃することが出来ず、逆に向こう側から近づいてきたのび太君にびっくりして腰を抜かしてしまう結果となってしまいました。

 

この状況に、ゲーム機を貸すことで何とか許しを得ようとするジャイアンスネ夫

のび太君もこの要求に納得し「『げ』のつくもの入れ!」と宣言。無事「ゲーム」を手に入れることが出来ました。

どうでもいいけど、この瞬間に「げ」から始まる原子爆弾とか落ちてきたらのび太君は完全に死ぬことになるね。どうでもいいか。

 

バリヤーポイントがあれば、のび太君が悪い道具の使い方をし始めたことに怒るドラえもんから逃げることも出来ますし、傘代わりとして雨も防げるので非常に便利です。

ただし、半径1メートル未満の道はバリヤーポイントの効果によって入れなくなってしまうため、シン・ゴジラのようにブロック塀やら周りの木々やらを破壊しながらでしか進むことが出来ません。

 

そんな雨の降る中でしずかちゃんと出会ったのび太君。早速しずかちゃんをバリヤーの中へ入れると「面白いところへ行ってみない?」と先程入った公園の池の中に入水。潜水艦感覚で池の底を散歩しはじめました。

さっきのび太君が入った時は浅そうに見えたんですが、意外と水深深いんですね。

ちなみにこの2人の楽しい水中散歩のひと時は、のび太君がミドリガメをバリヤーの中に入れようとして「『み』のつくもの入れ!」と言った結果、「ミドリガメ」と「(池の)水」が入ってしまい失敗。2人がびしょ濡れになって終わるという散々なものでした。

 

そして、のび太君の暴走を止めることの出来なかったドラえもんは、先ほど散々な目にあったジャイアンスネ夫協力を要請。

そしてこの2人、はやくも何か作戦を思いついたようです。

 

一方、しずかちゃんと別れたのび太君は色々と動き回ったせいでお腹が空いている様子。

そんなのび太君がスネ夫の家の前を通りがかったところ、ジャイアンスネ夫ドラえもんの3人が高級和牛を使ったすき焼きパーティーを行っておりました。

さらにスネ夫君も気前よくのび太君にすき焼きを食べることを勧めています。これはご馳走になる他無いでしょう。

というわけで、すき焼きを食べるため「『す』のつくもの入れ!」コールをしようとしたのですが、

すんでのところでのび太君が「『す』から始まる言葉には『スネ夫』も入ってしまう」ことに気づき、ギリギリでスネ夫達のトラップを回避することが出来ました。

同じ作戦で「ジャムパン」や「どら焼き」を出してきたジャイアンドラえもんの誘いにも当然ひっかかりません。

 

おお!「すっとびけん太」と「ジャンボークX」なる表紙を見る限りではそんなに面白くなさそうな漫画につられてバリア解除しちゃった原作ののび太君よりも賢いぞ!

あと、作戦中のジャイアン達が笑顔なのに明らかに悪い顔をしているのがちょっと怖いです。

 

とまあ、これらの作戦など全てお見通しののび太君。

そこでジャイアンスネ夫が次に出してきたのが「ゴロゴロコミック最新号」「星野スミレちゃんのサイン」

これならスネ夫の「す」の字もジャイアンの「ジャ」の字も入っていません。

というわけでのび太君、声高らかに「『ご』と『ほ』のつくもの入れー!!」とコール。

無事バリヤーの中からゴロゴロコミックと星野スミレちゃんのサインを手に入れることが出来てホクホク顔ののび太君でしたが、同じくバリヤーの中にいたのは名前が『ご』から始まる剛田武君と『ほ』から始まる骨川スネ夫君の姿でした。

 

けっきょく、原作とほぼ同じような作戦に引っかかってしまったのび太君。

バリヤーの中で泣き叫ぶのび太君に対し、「ぼくは知らないからね!」と見放すドラえもんなのでした。

 

 

●ドラドラニュース●

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■次回予告■

次回は10月21日。「ペラペラジャイアン飛んでった!」「みえないボディガード」の2本をお送りします。

やきいもするぞ

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バリヤーボックス 20.7mL / 4-5606-01

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