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ドラえもん感想(ドラドラポンポコ大捜査&動物型にげだし錠&食べて歌ってバイオ花見)

 

2017年4月7日放送分  ネタバレ注意!

 

●ドラドラニュース

・今週から新たなデータ放送企画「ドラガオじゃんけん」がスタート!

 ゴムマリな手のせいでじゃんけんが出来なかったドラえもんが顔面を使い、視聴者(と、もう一つの国民的アニメ)とじゃんけん勝負だ!

 なお、初戦でドラえもんが出した手は「グー」でした。

・本編Cパートで「きみが好きなドラえもんのお話大募集!」の告知テロップが。

 ドラえもんの公式サイトで好きなお話を投稿すれば、抽選で50名様に素敵なプレゼントがもらえるそうです。

 〆切は2017年4月20日までなので、プレゼントの欲しい人はタイムスリップするなりして投稿しましょう。

 

 

ドラドラポンポコ大捜査(アニメオリジナル)

今週は「ドラえもん クレヨンしんちゃん 春だ!映画だ!3時間アニメ祭り・第2弾」内での放送につき、豪華3本立て!

そんな3本立ての1本目は、ドラえもんがタヌキとして?大活躍するお話です。

 

ドラえもんがタヌキに間違われて怒る」というくだりは、原作・アニメ問わず鉄板の流れだが、個人的にはドラえもんはタヌキにそれほど似てないと思う。

どちらかというと「海坊主がつれた」の回で指摘されていたように、ドラえもんはタヌキというよりかは海坊主のほうが外見はそっくりだと思う。

しかし、今回のお話では本物のタヌキがドラえもんのことを本物のタヌキだと思い込み「アニキ!」と慕ってしまっているので、

やっぱりあの世界ではドラえもんはタヌキにそっくりだということになるらしい。ややこしいですね。

 

本編はどうなのかというと、

スネ夫の家に野生のタヌキが夜な夜なやってくるという情報を聞きつけ、ジャイアンドラえもんのび太スネ夫の家に張り込んでいると、お望みどおりにタヌキが登場!

早速捕まえようとしますが、タヌキは素早い身のこなしでジャイアンたちを交わしていき、あっさりと逃げられてしまいました。

この時、ジャイアンがタヌキを捕まえるために繰り出した謎の新兵器・投網バズーカの餌食になっていたドラえもんが何とか網から抜け出していると、先ほどのタヌキがドラえもんの目の前にやってきました。

どうやらタヌキ君は、ドラえもんが先ほどの投網から自分の身を挺して守ってくれたと思い込んでおり、それでドラえもんのことを「アニキ」と慕う様になったわけですね。

 

もっと詳しい話を聞くためにドラえもん「動物語ヘッドホン」をつけてタヌキとの対話を図ります。

なお、この時ドラえもんはネコ型ロボットの耳の部分に当たる位置ではなく、従来の人間の耳の部分にヘッドホンをセットしていた。

あれでちゃんと聞こえるのだろうか?

動物語ヘッドホンも未来の道具なので、意外と骨伝導ヘッドホンとしての性能も備わっているのかも。

 

タヌキ君の説明によると、もともと彼は町はずれの雑木林に住んでいたそうなのですが、

工事で巣を壊されてしまった際に妹とはぐれてしまい、その妹を探すためにのび太君たちの住む住宅街へとやってきたのだそうです。

この話を聞いて同情したのび太君は、ドラえもんが一緒に妹を探してくれるとタヌキ君に提案。

ドラえもんもこの提案に初めは難色を示していましたが、のび太君から「なんたって(ドラえもんは)タヌキのアニキじゃない!」と言われ、しぶしぶ承諾します。

なお、言い出しっぺののび太君は「明日は学校があるため不参加」という形をとりました。

 

そして翌朝。ドラえもんはタヌキ君とともに「たずね人ステッキ」で妹タヌキを探すことに。

「的中率は70%」ということもあり、たずね人ステッキの示す方向へ向かっても見つかるのは居酒屋のタヌキの置物や人間の田貫(たぬき)さんばかり・・・と捜査は進展しないまま一日目が終了。

タヌキ君も一日付き合ってくれたせめてものお礼にと、ドラえもんに生きたネズミをプレゼントするというありがた迷惑もありました。

 

2日目もたずね人ステッキであちこちを捜索しますが、妹タヌキの行方はわからないまま。

行くあてもないままにドラえもん達がスネ夫の家の前を通りがかったところ、偶然にも妹タヌキがスネ夫の家の庭で餌を食べているのを発見!

遠くまでいって探してみたけれど結局はすぐ近くにいた。何だか「青い鳥」みたいな展開だ。

 

久しぶりの再会を喜ぶ2匹のタヌキでありましたが、すぐそばにはジャイアンスネ夫が潜んでいた!

ジャイアンが放つ投網バズーカの投網に捕まってしまい、身動きの取れないタヌキ君と妹タヌキ。

それを見たドラえもんが2匹を解放してあげるように頼みますが、スネ夫ドラえもんも捕まえてあげたら?そうしたらタヌキも3匹だ」と馬鹿にされて憤慨。

タヌキのうらみはタヌキで返すとばかりに、ポケットから「タヌ機」を取り出しました。

 

タヌ機をつけて本物のタヌキそっくりになったドラえもんの姿を笑うジャイアンスネ夫でしたが、

「タヌキはそっちだ!」と化かされてしまい、自分たちはタヌキだと思い込んでそのまま踊り始めてしまいました。

 

そして、そのスキにドラえもんはタヌキ2匹を解放。

役目を果たしそのまま立ち去ろうとしますが、タヌキ君は「別れたくない」ドラえもんを引きとめます。

しかし、このまま町中にいてはまた2匹が危険な目にあうと考えたドラえもん「安全な山に帰るんだ。これはアニキとしての忠告だ。もう絶対戻ってきちゃダメだ!」とタヌキ君に告げます。

このアニキの「自分を思っているがこその厳しい言葉」を聞いたタヌキ君は思わず落涙。言いつけ通りに2匹揃って山へと帰っていくのでした。

なんとも感動的な展開でしたが、そのシーンの後ろでジャイアンスネ夫はまだ踊り続けていた。

タヌ機で化かされた効果って一体いつまで続くんだろう?

 

それからしばらくして。

ドラえもんが空を見てぼんやりとタヌキ君の事を思い出していると、そのタヌキ君が再びドラえもんの元へやってきました。

「もう戻ってくるな」と言ったのに何故またここに来たのかとドラえもんが尋ねたところ、「結局このへんはエサも多くてさ」と理由を述べるタヌキ君。

どうやらこのタヌキ君、アニキが自分に向けて言ってくれた厳しい言葉の真意をあまり理解していなかったらしい。

またジャイアンスネ夫に捕まえられそうだ。

いや、この危機感のなさじゃ今度は保健所に捕まるケースもあるぞ。

 

妹タヌキもドラえもんの元に来てくれたようで、ありがたいことに「兄がお世話になったお礼です」と生きたネズミを持ってきてくれました。 発想がお兄ちゃんと一緒だ!

そして、それを見たドラえもん「山に帰るんだー!」と絶叫して終わり。

コメディ色の強い回でありましたが、タヌキ君を通して自然保護の観点も描いた回でもありました。

 

 

動物型にげだし錠(コミックス10巻収録)

2本目は原作回。機嫌が悪い時のジャイアンの様子を「ライオンがうろついているようなもの」と表現するあたりにのび太君の怯えっぷりがわかりますね。

そんなジャイアンに対抗するため、ドラえもん「動物がたにげだしじょう」を取り出します。

この錠剤を飲めばピンチになった時にさまざまな動物の逃げる時の能力が使えるという、ちょっとしたテラフォーマーズみたいな道具である。

ドラえもんもデモンストレーションとしてオポッサムの錠剤を飲み、その能力である「死んだふり」のび太君の前で披露。

のび太君もたいそうびっくりしていましたが、ロボットの死んだふりは取り返しのつかない感がかなりあって結構怖い。

なんか例のドラえもん最終回を思い出してしまうので、やめてほしい。

あとイメージ的に、雑食動物が肉食獣の前で死んだふりしてもそのまま食べられちゃいそうな気がするけど、そのへんはどうなんでしょうかね。

 

この道具をスネ夫に自慢するのび太君でしたが、ずる賢いスネ夫のび太君の目線を逸らさせたスキに動物がたにげだしじょうを全部飲んでしまいました。

多量の薬物接種によるオーバードーズを厭わないスネ夫君の勇気ある行動である。

それに気づいたのび太君がスネ夫を追いかけますが、スネ夫はカメレオン錠の効果で周りの景色と同化。

簡単に逃げることに成功しました。

 

味をしめたスネ夫は何も知らないジャイアンをからかって遊んでみることに。

女の子の前でいいところを見せようと、事前にしずかちゃん達を誘って空き地に行くところが実にスネ夫らしい。

スネ夫から「剛田、お前の顔はおかしいぞ!ゴリラそっくり!」と煽られ、相変わらず煽り耐性のないジャイアンは瞬時にブチ切れ。

スネ夫をギタギタのメタメタにしようとしますが、甲羅の中に籠るカメの能力、トゲトゲで威嚇するヤマアラシの能力、墨を吐いて逃げるタコの能力などをスネ夫に使われ全く歯が立たず。

それどころか、電気ウナギの能力で電気ショックを食らってしまったことで戦意喪失。ジャイアンは逃げ帰っていきました。

 

これで今日からスネ夫の天下・・・かと思いきや、先ほどまいてきたのび太がやってきたことで再びピンチに陥るスネ夫

トカゲの能力で服を破って逃げたせいでパンイチの状態になったりしつつも、何とか空き地の土管の中に逃げ込みます。

土管の中に隠れたスネ夫が出てくるのを待つのび太君。 しかし、その土管の中から猛烈な悪臭が・・・。

なんとスネ夫君。土管の中でスカンクの能力を発動させてしまったようです。

 

悪臭によってのび太たちを蹴散らすことに成功はしましたが、自分の屁の臭さにスネ夫も悶絶。

ほうほうの体で土管から出てきたところで力尽きるのでした。

動物がたにげだしじょう。確かに使えそうな道具ですが、女の子(特にしずかちゃん)が使ったらえらいことになりそうだ。

 

 

食べて歌ってバイオ花見(コミックス43巻収録)

3本目はお花見回!なんとも季節感のあるお話だ!

桜の木に囲まれて花見がしたいと嘆くのび太君のためにドラえもん「バイオ植木カン」という道具を出してくれた。

花びらや葉っぱなどの植物の一部をこのカンの中に入れると、遺伝子情報をもとに桜の木などのさまざまな植物がいつでも再生できてしまうという、なんとも季節感のない道具である。

未来の人は、花見シーズンを逃した時はこれを使って室内花見をやっているのだろうか?

想像してみてもあんまり楽しくなさそうだ。

 

現にこの話も、桜の花を楽しむというよりは、

ドラえもんが他に用意してくれたヤシの実ジュースやトロピカルフルーツ、秋の果物を食べることに楽しみが集中していた。

さらに劇中では秋の味覚の王様・マツタケも登場。

その味は勝手に自宅を花見会場にされて激怒したママの怒りを鎮めてしまうほどである。

テレビを見ている自分も旨そうだなあと思ったりしたけど、未来のマツタケ業者さんとか商売あがったりだろうなあと思ったり。

未来の世界だと、人工栽培できるようになったマツタケは今の世界におけるシイタケくらいの値段になってたりして。

自分も22世紀まで長生きして、マツタケを思う存分食べたいものですね。

 

一方、花見会場では怒涛のカラオケ大会がスタート。

ドラえもんの歌う「夢をかなえてドラえもんや、しずかちゃんの歌う「おとなりのプリンセス」「ハッピー★ラッキー・バースデー!」がお披露目された。

もちろん我らがジャイアンジャイアンにボエボエ」を熱唱してくれたぞ!

それにしても、22世紀のカラオケマシンなのにキッズアニメのキャラソンまで網羅しているのは、さすがドラえもんの用意してくれたモノだけある。

 

こうして宴もたけなわとなったところで、花見大会はお開き。

ドラえもんよくそんなに買ってたなと疑問に思うくらい大量にあるバイオ植木カンを片付けます。意外と値段安いのかな?

そのドサクサに紛れ、スネ夫ジャイアンがバイオ植木を何個か拝借。

のび太に負けじとスネ夫家の庭で巨大植物を再生させようとしますが、大きさの限度を考えなかったせいで庭をジャングルのようにしてしまうのでした。おしまい。

 

■次回予告■

次回の放送は4月14日。「ようこそ!ハリボテの城へ」「おばけ口目の怪事件」の2本をお送りします。

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