2020年4月3日放送分 ネタバレ注意!
●ドラドラニュース●
今週から、本編を見ていれば誰でも答えがわかる「ひみつ道具記憶力クイズ」なる幕間コーナーが始まりました。
2つの選択肢から、次のお話に出てくるひみつ道具はどれなのかを当てよう!
それにしても、エンディングコーナーだったはずの「スネ夫としげお」がいつまで経っても放送再開されないのが気になる。
サバンナ高橋さんの撮影スケジュールがまだ確保できていないんだろうか?
そういえば「ドラガオじゃんけん」のほうも、
これまで「のび太の新恐竜」の格好だったのが、今週から普通のドラえもんの姿にしれっと戻っていました。
さすがにあと4か月、あの格好でじゃんけんをやり続けるのは無理があったか。
4月になったら、いろいろと変わるもんなんですねえ。
かべ景色きりかえ機(コミックス31巻収録)
日曜日のお休みに家族でお花見に行く予定だったのが、
パパの急なお仕事の都合で中止になってしまい、部屋でふてくされていたのび太くん。
そんなのび太くんのために、ドラえもんはひみつ道具を使った「自宅でのお花見」を提案。
「本物の花を見ないと花見じゃない」
「花見は花の咲いている場所に行ってにぎやかにごちそうを食べるから楽しいんじゃないか」などのダメ出しにもめげず、
壁からどこの景色でも見ることができる『かべ景色きりかえ機』によって、
ようやくのび太くんのご希望に沿ったお花見を楽しめることになったのですが・・・。
ここ最近は新型コロナウイルスの影響によって
外でのお花見も満足に楽しめないような状況が続いている中、
今回のドラえもんのように「自宅でお花見をする」というのは、なかなか良いアイデアですよね。
家の中で楽しむ分なら、コロナウイルスや外出自粛要請も関係ない・・・ということで。
しかしそれでも、
「アニメの中とはいえ、今のご時世にお花見回をやるとはけしからん」と怒る人が出てくるかもしれない。
ただ今週は、ドラえもんのひとつ前に放送されている『クレヨンしんちゃん』でもお花見回をやっていたので、
誰かから怒られたときは「『クレヨンしんちゃん』でもやってましたよ!」と告げ口をして、一緒に怒られようと思います。(巻き添え)
『かべ景色きりかえ機』は、プロジェクターのように外の景色を壁に映し出すのではなく、
実際に部屋の壁と空間がつながるという仕組みになっており、
ドラえもん達がお花見会場に来ている人たちと会話をしたり、酔っぱらったサラリーマンが部屋に乱入してくるハプニングも起きていた。
自分がお花見をしている時、突然目の前に知らない空間が出現したら相当ビックリしそうなのに、
お花見客の皆さんはあんまり動じていないように見えたので、ドラえもん世界の人たちはやっぱりスゴいです。
それにしても、あのサラリーマンの人たちは日曜だというのになんでスーツ姿でお花見をしていたんだろう?
仕事終わりのお花見だったとか?
パパの会社もそうだったけど、ここは是非とも最近注目を集めているテレワークを導入してもらいたい。
原作ではのび太くんとドラえもんの2人ぼっちでお花見をしていましたが、
今回のアニメでは、しずかちゃん、ジャイアン、スネ夫の3人も呼んで、みんなで仲良くお花見をすることに。
それぞれが差し入れとして持ってきた
しずかちゃんお手製のカップケーキに、スネ夫が一流デパートで買ってきたローストビーフ、
ジャイアンが自分の店から持ち出してきたスルメや煮干しなどの乾きものセットが室内花見の席を彩っていく!
ローストビーフに乾きものとか、
これにお酒があったら最高の気分になっちゃうやつだ。いいですねえ。
風に乗って桜の花びらが部屋の中に入ってくるなど、
のび太くん達のお花見はなかなかに風流なお花見になっていたので、見ていてなんとも羨ましかったです。
そして、お仕事から帰ってきたパパのためにのび太くんは夜桜花見をセッティング。
(なんとなく『人工太陽』っぽい見た目をしていた)を使ったライトアップ演出も用いながら、
パパとママと一緒に、念願だった家族水入らずのお花見を楽しむことができたドラえもんとのび太くんなのでありました。
というわけで、1本目の感想はここまで。
●今週のLINEアイキャッチ●
未来からやってきて早々、お兄ちゃんがぶつかってきたことにふてくされるドラミちゃん。
そのことに対し、ドラミちゃんの体にすがりながら大量の涙を流して謝るドラえもん。
その大量の涙にびっくりするのび太くん、しずかちゃん。
この騒動のそもそもの元凶であるネズミが部屋から逃げ出していくのを見て、軽くびっくりするジャイアン、そしてスネ夫・・・。
うむ、こうして文章にしてみると、どういう状況なんだかさっぱりわからないぞ。
このアイキャッチは公式配信されているので、よくわからないって人はそっちを見てください。以上。
『時』はゴウゴウと流れる(コミックス34巻収録)
2本目は「学校の宿題」「スネ夫から借りた本を探す」「となり町に住むおばさんにお使い」と、
かなりのハードスケジュールを強いられたのび太くんがいろいろと頑張るお話だ!
「宿題に4時間」「本の捜索に3時間」「お使いに2時間かかる」と語るほどのハードスケジュールに対し、
はじめからドラえもんの道具を頼りきって昼寝をしていたのび太くん。
その態度に思うことのあったドラえもんは、
時の流れが見える道具『タイムライト』でのび太くんに時間の大切さを教えていくのでした。
「仮に1日に3時間無駄にしたとして、月に90時間、年に1080時間。時間が無駄に流れて行ったんだよ!」というドラえもんの言葉。
のび太くんだけじゃなく、自分にも効いてしまうほどのパワーがこもっていた。
自分もTwitterを1日3時間くらいやってしまう時があるので、あの言葉はひじょうに胸に刺さりましたね・・・。
こうして、ドラえもんの言葉に感化されたのび太くんは、これまで時間を無駄にし続けてきた自分の生き方を反省。
『むだ時間とりもどしポンプ』で頼まれたお仕事を頑張ってこなしていくことを決意するのですが・・・。
そういえば、上述の「ひみつ道具記憶力クイズ」でも問題になっていましたが、
『むだ時間とりもどしポンプ』の風船って「青色」だったんですね。
かってに赤だと思いこんでました。
眠気にも負けず、マンガにも負けず、
「時間停止中なので昆虫も簡単に捕れる」という誘惑にも負けず、頼まれた用事をこなし続けたのび太くん。
さらに川に落ちそうになっていたジャイアンとスネ夫を救うため、
ドラえもん(129.3kg)を蹴りながら運ぶという、火事場の馬鹿力的展開を見せていたのもすごかった。
こののび太くんの真似を実際にやったら足の指ぜんぶ骨折しちゃいそうなので、
よい子のみんなは絶対にマネしないように。
物置でスネ夫から借りた漫画本を探しているときに出てきた「ブルーシート」が隠れた伏線になっていたのもよかったですね。
「時間を止めているのに、時間がないだなんて!」というのび太くんのセリフも光っていました。
そして、『タイムライト』『むだ時間とりもどしポンプ』から得た経験を機に、
のび太くんのグータラな性格もばっちりと治るのではないかと思っていたら、そのグータラな性格はちっとも変っていませんでしたというオチ。
そりゃ、この程度の経験で性格が変わっていたら苦労はしませんわな。
「時間を無駄にしないように」と思っていても、けっきょく時間を無駄にしてしまう日々を送っているから、みんな苦労してるんですよ・・・。
今回ののび太くんに「100日後に死ぬワニ」を読ませたら、
「ぼくも100日後に死ぬかもしれないし、毎日を無駄にしないように精一杯生きるぞ!」と思ってくれたりするんだろうか?
そして、翌日くらいにまた元のグータラ生活に戻っていてほしいですね。
ワニ君の死を精一杯無駄にしてほしい。
人間、いつ終わりがくるかは誰にもわからないので、その日その日を頑張って生きていきましょう。
でも「明日にのばせることを今日するな」の精神を持って、あまり気張らずに人生を生きることも大切ですよ。
というわけで、今週のドラえもん感想はここまでです。
■次回予告■
次回の放送は4月11日。
「宝さがしはバタ足で」「三年寝太郎まくら」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(アパートの木&円ピツで大金もち[再])
次回の感想:ドラえもん感想(宝さがしはバタ足で&三年寝太郎まくら[再])