2016年8月19日放送分 ネタバレ注意!
なし
(※これで3週連続オープニング・トークなし。このまま自然消滅か?)
水たまりの怪魚(アニメオリジナル)
パパと一緒に川へ釣りに出かけたのび太君とドラえもんとしずかちゃん。
するとそこへ、同じく川釣りにやって来たスネ夫のパパ(レアキャラ)、そしてスネ夫とジャイアンが登場。
スネ夫のパパは新しく買った最新式の電動リール釣竿の自慢をすることで、オンボロの釣竿を使っているのび太のパパにさっそく貧富の差を見せつけます。
ちなみに、川釣りで電動リールを使うという行為は基本的にありえないそうです。スネ夫のパパは意外と釣り初心者なのかもしれん。
そんなスネ夫パパの妨害にもめげず「釣りは道具じゃないぞ」と言いながら釣りを再開するのび太のパパ。しかしのび太のパパの釣果は冴えません。
その一方で最新式釣具を揃えたスネ夫のパパは早くも1匹目をゲット。
未だに釣果ゼロののび太君のパパに対し、スネ夫のパパは「ここはよく釣れますね」「釣った魚はリリースしてるんですか?」と天然とも嫌味とも取れるような発言をのび太のパパにぶつけます。
さらに、のび太とスネ夫のイザコザから「どっちがより大きな魚を釣れるか」という場外乱闘まで始まってしまいました。
そんな2人に対し、のび太のパパは「釣りは大きさじゃないんだ。僕らは僕らで釣りを楽しもうじゃないか」と釣り本来の楽しみを諭します。
そんな聖人のパパの釣竿に魚がヒット!これはかなりの大物の予感です。
「これはコイかな?ブラックバス?」とパパが興奮しながらリールを巻き上げると水面から出てきたのは、バスはバスでもおもちゃのバス。
けっきょくパパも魚の大きさにこだわっていたことがバレてしまいました。
そんな釣果の冴えないのび太達を見かねたのか、スネ夫が「川の裏にある沼はよく釣れるよ」「なんでもヌシがいるらしい」と釣りの穴場をアドバイス。
その情報を教えてもらったのび太君達はさっそく川の裏の沼に釣り場所を移動。周りにはひまわり畑もあるという素晴らしいスポットです。
というわけで、のび太のパパも釣りを再開したのですが、全く魚のかかる様子がありません。
何かおかしいなと思っていたところに、ひまわり畑に行っていたしずかちゃんが「あの沼はこの前の大雨で出来たただの水たまり」という情報を持って帰ってきました。
どうやら先ほどの情報は全てスネ夫のウソだったようです。
しかし、頑張って釣りをしているパパに本当のことを言うことが出来ません。
のび太君が困っていると、ドラえもんが「魚がいないなら放流すればいい」というアイディアを思いつき、四次元ポケットの中から「もどりライト」を取り出しました。
この道具の光を浴びせれば、何でも原料の状態に戻せるというこの道具。試しにお弁当の梅おにぎりに光を照射をしたところ、稲と梅の木に戻ってしまいます。
で、このお弁当のおかかおにぎりやシャケおにぎりにもどりライトの光を浴びせてカツオや鮭などの魚を作って水たまりに放流してしまおうという作戦です。環境破壊じゃないよ!
もちろんカツオや鮭は淡水では生きられないので、そこは水たまりに「海水のもと」を入れて対応。
片っ端からお弁当を原料に戻していったせいで、水たまりの周りは稲や果樹が生え、豚さんや牛さんやニワトリさんが歩き回るという異質な光景となりましたが、
この行動でパパもカツオを釣り上げることが出来たりと、ひとまず作戦は成功となりました。
そして、これに驚いたのはスネ夫のパパとジャイアン、そして先ほどの嘘の張本人であるスネ夫。
のび太のパパの大漁っぷりを見たスネ夫のパパは、急遽車に積んであった魚影探知機モーターボートを投入。
水上での釣りに乗り出し、のび太のパパに追いつけ追いこせとばかりにバンバン魚を釣り上げていきます。
そのせいで全く魚が釣れなくなり、さすがにのび太のパパもイライラしはじめた矢先、釣竿に今までとは比べものにならないほどの大きな引きが到来!
しかし、釣り上げようとしたそのお魚は、パパの釣竿の釣り糸が切れてしまうほどのパワーを持っており、向こう岸からでも魚影が確認できるほどの巨体の持ち主。
そして、スネ夫のパパの持つ魚影探知機曰く、その魚の体長は4メートルというバケモノのような存在!
まさにあの水たまりの「ヌシ」と言っていいでしょう。
そんな「ヌシ」の存在を知ったスネ夫のパパ&のび太のパパは何としてもそいつを釣り上げてやろうと大はりきり。
のび太のパパの釣竿も「グレードアップ液」で強化し、きたる大物を迎え撃つに十分な対策をとる中、スネ夫達の乗るモーターボートが「ヌシ」の直撃を食らい転覆させられる事態が発生!
さらに、のび太のパパの釣竿にその「ヌシ」が再びヒット!
のび太やしずかちゃんが力をあわせて釣り上げようとしますが、猛烈な勢いで釣られまいとする「ヌシ」のパワーには勝てず、逆に水たまりの中へ引きずり込まれそうになっていました。
そこでドラえもんは「トレアドール」を使い、辺りにいた牛さんや豚さんをうまく誘導することで更なる力を獲得することに成功。
のび太のパパ、のび太、ドラえもん、しずか、牛さん、豚さんが力をあわせた「大きなかぶ」状態になったことで、やっと「ヌシ」を釣り上げることが出来ました。
それにしても、トレアドールが「日本誕生」以外で登場しているのを見たのは今回が初めてのような気もする。
今年の映画を見に行った子供たちは、トレアドールの登場にきっとテンションが上がったことだろうなあ。
そして釣り上げられた「ヌシ」の正体。それはカジキマグロでした。(参照:カジキ - Wikipedia)
カジキマグロは大物だと体長4メートルもあるそうです。カジキといえばドンキーコングに出てくるキャラのイメージしか無かったので、そんなに巨大だとは思わなかった。
で、そのカジキマグロ。食用としては主にシーチキンなどに加工されていたりするそうで、のび太君達が釣り上げたカジキの正体もしずかちゃんの作ったツナサンドがもどりライトで原料にもどった姿でした。
そして、もどりライトには時間制限があり、一定時間を過ぎると元の状態に戻ってしまいます。せっかく苦労して釣り上げたカジキがただのツナサンドになってしまい落ち込むのび太君。
もしも、あのお弁当の中に鯨ベーコンとかが入ってたらどうなっていたんだろうか?
そしてこのお話の締めは、トレアドールが「オーレ!」とマントをなびかせることで無事このお話を締めました。トレアドールはお話の締めにも使えるぞ。
今回のお話は展開的に「水たまりのピラルク」を思い出す内容のお話だった。
わさドラでは約5年前にそのお話を放映していたりするので、アニメオリジナルとしてではなく、普通にリメイクとして流せばよかったんじゃないかと思ってみたり。
宇宙人の館 (コミックス14巻収録)
近所にある不気味な洋館。実は宇宙人の館だとの噂があるのです。
実際にあの洋館で怪しげな物音や人影を目撃した人が大勢おり、ジャイアンに至ってはUFOが洋館の上空を飛んでいるのを目撃したとのこと。
円番さんにそのことを話したらマスクメロンをご馳走してもらえるレベルの証言です。
しかしのび太君はそれらの噂を全く信じず、どれくらい信じていないかというと「洋館で出されたようかんはよう噛んで食べよう」という思い付きのダジャレを言えてしまうほどです。前回の続きか?
とにかく「宇宙人なんてありえないよ」と笑うのび太君に憤慨したジャイアンは「あの洋館が宇宙人の館かどうか」についてげんこつ10発を賭けた勝負を要求し、のび太君もそれを承諾。
さらに、「どうせなら」と賭けの対象をげんこつ100発にグレードアップするほどの余裕っぷりです。
で、この賭けにのび太君が勝つには「あの洋館に宇宙人がいない」ことを証明すればいいわけで、
ドラえもんの道具を借りてあの洋館をチョチョイと調べればすぐにわかることです。
さらに都合のいい事に、家に帰るとドラえもんが「無人たんさロケット」という人の行けない場所を詳しく調査するための道具を使っている状況という正におあつらえ向きな展開。
内部の写真を撮ったり、クレーンを使って物を運ぶことの出来るこの道具さえあれば、あの洋館の謎などすぐにわかる事でしょう。
のび太君が立ち去ったあの後に洋館の窓から飛んできた謎の紙切れに書かれていた暗号の解読に苦戦しておりました。
「2-1 3-4 1-2」とだけ書かれた謎の紙切れ。スネ夫達はこれが宇宙人の暗号なのではないかと疑っているわけですね。
すると、同じく暗号の解読をお願いしていた出木杉君から「解読に成功した」との電話が。
「こじつけみたいなものだけどね」と出木杉君が前置きした上で語るには、あの数字をひらがなの50音表に当てはめると何かが見えてくるとのこと。
というわけで早速暗号と照らし合わせてみたところ、そこから出てきたのは「か・せ・い」という文字。
はい、火星(かせい)です。
火星と言えば、今でいえば漫画「テラフォーマーズ」でお馴染みの舞台(現在は舞台を地球に移しました)ですし、
藤子不二雄作品でも、21エモンやSF短編「3万3千平米」にも出てくる宇宙描写には欠かせない場所です。
そもそもドラえもん達もかつては火星に実際に宇宙人を作ったことだってありますしね。*1
ここに来て、一気にあの洋館が宇宙人の館である可能性が高まってまいりました。
そんな事とはつゆ知らず、「僕ぐらい高級なロボットになると蚊が刺すんだよ」という「ゆうれいの干物」の回を彷彿とさせる会話を交えつつ問題の洋館へ向かうドラえもんとのび太君。
すでに夜も遅く、万が一のことを考え、洋館から距離を置きつつ無人探査ロケットを発信させることにしました。
そして同じ頃、野球のヘルメットとバットで武装しながら洋館へ向かうジャイアンとスネ夫の姿が。
一応あの暗号の謎は解けましたが、あれだけでは宇宙人がいるという証拠にはならないと考え、自らの手で宇宙人を捕まえようというのです。
怖がりながらも先を急ぐジャイアンとスネ夫。その一方で無人探査ロケットによる洋館の調査を続けるのび太とドラえもん。
2階部分の写真を確認しましたが、壁にやたら絵画がかかっていること以外は特に宇宙人っぽいところはありませんでした。
やはりここは普通の館だったと確信するのび太とドラえもんでしたが、念のため1階部分も見てみることに。
「これでジャイアンとスネ夫をギャフンと・・・」とのび太君が完全に気を抜いていたところ、無人探査ロケットから送られてきた写真にはなんと宇宙人とUFOの姿が!
この衝撃の事実にびっくりしてしまったのび太とドラえもんはあわてて逃げて行ってしまいました。
そんな2人の様子を草陰から覗いていたのはジャイアンとスネ夫。
しかし、スネ夫が「ものすごい勢いで何かが逃げて行ったよ」と言っているので、何が逃げたのかまではわからなかったようです。
そして宇宙人の証拠をつかむべく、洋館へ決死の不法侵入を図る2人。
明かりのついていない暗い部屋を進んでいくと、そこに待っていたのは先ほどのび太君達が見てしまったあの宇宙人の姿が!!
これにはスネ夫も慌てて逃走を図ろうとしますが、ジャイアンに「おい、ちょっと待て!」と止められてしまいます。
スネ夫が落ち着いてその宇宙人をよーく見てみたところ、なんとその宇宙人はぬいぐるみで出来ていました。
さらに先ほど同じく写真に写っていたUFOらしきものも、実際に見てみたらただの張り子細工というシロモノ。
ジャイアンとスネ夫がこの状況を不思議に思っていると、突然部屋の明かりが点き、同時に「誰だ!」と発声する謎の生物が出現!
今度こそ宇宙人のお出ましか!?・・・と思ったら、ただのメガネのおじさんでした。
どうやらこの洋館は特撮映画会社の持ち物だったらしく、先ほどのおじさんもこの特撮会社の社員さんとのこと。
社員さん曰く、仕事が忙しくてあまりこの洋館に来れないことで、周りの人たちから「誰も住んでいない」と思われてしまっていたそうで、
そして、ジャイアン達が目撃した宇宙人やUFOも映画撮影用のテストとして動かしていたものを偶然見てしまったというのが真実だったようです。まったく人騒がせな!
あと、「2-1 3-4 1-2」と謎の数字の書かれた紙切れの正体は草野球のスコアでした。三連戦だったんですね。
ここが宇宙人の館ではなかったと分かり落ち込むジャイアンとスネ夫。
そんな2人に対し「わからないよ。宇宙のどこかにきっと宇宙人はいるはずさ。」と語りかけるおじさん。
これだけ聞くとすごくかっこいいセリフに聞こえるのですが、ここ最近ドラえもん本編に宇宙人が出まくっているせいで「うん、知ってるよ」としか思えないのが悲しいです。
洋館への不法侵入も咎められず、お土産に宇宙人マスクまで貰ってしまったジャイアンとスネ夫。
しかし「ここが宇宙人の館ではない」とわかってしまった以上、のび太からげんこつ100発を食らうことが確定してしまい、落ち込んでいます。
そしてその一方で、そのお土産の宇宙人マスクを被って洋館から出てきたせいで、
「ここは宇宙人の館だ」と思い込んでこっそり草陰に隠れていたのび太とドラえもんをより一層ビビらせる事にも貢献しておりました。
平常心で見ればすぐにマスクだとわかりそうなものですが、パニック状態に陥るとニセモノも本物に見えてしまうものです。
で、翌日。
お互いに「げんこつ100発」の罰ゲームを恐れ、相手と出会わない様にする両者でしたが、
実に面白い具合に道端でバッタリと出会ってしまい、お互いの顔を見るなり逃げだすのび太とジャイアンとスネ夫!
そんな様子を見て「へんな人たち。」と不思議がるしずかちゃんなのでした。おわり。
●ドラドラニュース●
・夏祭りサマステ通信。サマステ「南極カチコチパーク」に来た人全員にのび太君の0点の答案が無料配布されていたそうです。自分の0点の答案が配られてしまうとか罰ゲーム以外の何物でもないね。(のび太君視点)
■次回予告■
次回は8月26日放送。「いたずらオモチャ化機」「シールでキャラ変身」の2本です。
UDF ウルトラディテールフィギュア 「藤子・F・不二雄作品」シリーズ8 かっこいいドラえもん 『ドラえもん』 ノンスケール PVC製塗装済み完成品
- 出版社/メーカー: メディコム・トイ
- 発売日: 2016/08/24
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
アクアテイルズ バショウカジキ 約130mm ポリストーン製 塗装済み完成品フィギュア 1-005
- 出版社/メーカー: 海洋堂
- 発売日: 2013/05/02
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
*1:第13巻「ハロー宇宙人」