2017年11月17日放送分 ネタバレ注意!
OPアニメ:マジックショーに失敗してしまうドラえもんとのび太(新作アニメ)
ハツメイカーで大発明(コミックス30巻収録)
わさドラでは2006年9月1日にアニメ化。
この回は「ションボリ、ドラえもん」と合体した回だったため、このお話が単独でアニメ化されるのは今回が初めてです。
のび太くんとケンカをしてしまい、22世紀へ帰ってしまったドラえもん。
心配してやってきたドラミちゃんが「ハツメイカー」なる道具で、のび太くんを助けるのですが・・・。
なんと、ドラミちゃんが2週連続で登場だ!
これは何か特別なことがあったわけではなく、おそらく前回からの2本録りが続いていただけなんじゃないかって誰かが言ってました。
そういえば、普段あまり出番が少ないスネ夫のママやジャイアンのママも2週連続で登場していますな。
ちなみにドラミちゃんの中の人のTwitterによると、この時のアフレコがちょうど500回目の収録だったそうで。おめでとうございます。
「ハツメイカー」は「自分のほしい道具を注文すると、その設計図を出してくれる」というもので、
あとはその説明書通りに自分で道具を作っていくという、若干のDIY要素も含んだ道具である。
さっそく「ジャイアンやスネ夫からパッと逃げられる道具がほしい」と注文したのび太くんは、設計図通りに「ゴキブリぼう」を作ることに。
自分のテーマソングの中で「だけどねゴキブリだいきらい♪」と唄うほどのゴキブリ嫌いであるドラミちゃんが心配になったけど、
その道具の名前を聞いて、軽く顔をしかめた程度で何とか耐えることができた。
そして、あののび太くんでもちゃんとした完成品が作れたほどなので、
ハツメイカーの出す設計図はよほどの不器用でも作れるようになっていると見ました。
こうして自分の作った道具でジャイアンとスネ夫から逃げられたどころか、その自慢の逃げ足で2人をからかうことまで出来て上機嫌ののび太くん。
からかうのは別にいいけれど、
のび太くんとジャイアンとスネ夫は同じクラスだから、翌朝学校で顔をあわせた時にぶん殴られそうだ。
これからは学校にいる間もずっとゴキブリぼうをかぶって生きていくしかないですね。
その後もハツメイカーで「空中歩行機」や「オールシーズン花だん」などの発明を続けるのび太くん。
両足を高速で動かす「空中歩行機」は使い続けたら、いずれ下半身の筋肉と股関節に重大なダメージが及びそうだ。
こうしてウワサを聞いた友達から、「テストで100点取れるエンピツ」「スポーツマンになれる薬」「こづかい製造機」といった発明リクエストまで貰うようになってしまったのび太君。
とりあえず、「テストで100点取れるエンピツ」を所望していた少年にはそのまま「コンピューターペンシル」をプレゼントすればいいでしょうね。
そんなのび太君が「ジャイアンをやっつけられる道具を作って」と願うスネ夫のために「ファイタースーツ」を発明した!
発明料として、現金1000円を貰って!!
先ほど「のび太を逃がしたのはお前のせいだ」と言われ、理不尽にジャイアンにボコボコにされた恨みを持つスネ夫。
これでジャイアンにリベンジができる!と思いきや、
対するジャイアンものび太に発明料10円でスネ夫と同等のファイタースーツを作ってもらっていたため、一転して勝負は不毛な泥仕合に突入してしまいました。
得体のしれないロボット2体が空き地で大暴れ! こんなことやってたら近隣住民の方に通報されてもおかしくないぞ。
「これを止めるにはドラえもんに頼むしかない」とのドラミちゃんからアドバイスで、
自身の最高傑作にして究極の発明「ドラえもんとなかなおり機」を使って、頭を下げるのび太くん。
このタマネギくさい謝罪にドラえもんも何とか機嫌を直してくれ、
ジャイアンとスネ夫の決闘の方もお互いのお母さんを連れてくるというセルフ仮面みたいな解決方法で無事鎮圧することが出来ました。
「便利な道具だけあったってしかたないや。やっぱり頼りになるのはドラえもんだよ。ひどい事言ってごめんね。」とドラえもんに改めて謝るのび太くん。
ドラえもんも「ううん、ぼくも少し言いすぎたよ」と自分からも反省の言葉を述べて仲直りします。
実は先ほどの「これを止めるにはドラえもんに頼むしかない」というアドバイスは、
ドラミちゃんがドラえもんと仲直りするための口実だったりするのですが、このくだりは原作にはないアニメオリジナルの展開。
原作にはなかったドラえもんが謝るシーンも追加されていたりと、気分がほっこりするなかなかの良改変だと思いました。
2人も仲直りしたことで、もうハツメイカーを使う必要もなくなった・・・と思いきや、
親に怒られた腹いせで殴りこみに来たジャイアンとスネ夫にびびってしまったドラえもんがのび太くんにゴキブリぼうを貸してくれるようにせがんでしまうという何とも情けないオチでエンド。頼りにならない!
貸してもいいけど、たぶんドラえもんの頭じゃゴキブリぼうは入らないぞ!
大砲でないしょのはなし(コミックス35巻収録)
わさドラではこれが初のアニメ化かも。
裏山で偶然見つけたイチジクの木をしずかちゃんに教えてあげたいのび太くん。
でも、その場所をジャイアンとスネ夫には知られたくなくて・・・。
特定の人だけにメッセージを伝えたい。そんな時には「メッセージ大砲」の出番だ!
メッセージを伝えたい人の居場所をモニターにセット、要件をマイクに録音してスイッチを押せば、簡単にその人だけに向けた内緒話ができるぞ!
さっそく、山奥へ釣りに出かけたパパにメッセージ大砲で連絡だ!
おっと、スマホ使ったほうがずっと便利じゃねーかとか言ってはいけないぞ。
原作の頃(1984年)にスマホなんてものはなかったのだ。
とはいえ、今は2017年。
この前の放送でものび太のパパ(12年前の)は携帯電話を使ってなかったので、今も携帯の類を持っていないのだろうか?
でも、アニメの過去回探したらパパが携帯使ってるシーンとか出てきそうだなあ。
今回はたまたまパパが釣りに行くときに携帯持っていかなかったって解釈でいったほうがいいかも。
なお、この回の後に放送されていた「クレヨンしんちゃん」で、
しんのすけ達が普通にスマホのテレビ電話で単身赴任先のひろしと毎日コミュニケーションをとっているというシーンがありました。
なんという事だ。22世紀から来たドラえもんよりも、春我部の5歳児のほうがよっぽどの文明人だった。
こうなったら、しんのすけ達もスマホじゃなくてたまには22世紀のメッセージ大砲で元気な声を送ってみたらどうでしょうか。
たぶん、単身赴任先のお父さんはすごく驚くと思うけど。
ただ、このメッセージ大砲はモニターで相手の居場所が確認することが必須なので、
「メッセージを送りたい相手がちょうど入浴中だった」という不可抗力を理由にすれば、しずかちゃんの入浴シーンをのぞくことも可能である。
流石にこればっかりはスマホじゃできませんね。捕まっちゃうし。
あとはメッセージ大砲を使って、ジャイアンやスネ夫に安全圏から暴言を吐くことも可能である。
君も鏡に向かってカッコつけているスネ夫に向かって「世界で一番の見栄っ張り!」とヤジを飛ばしてみよう!
でも、声で悪口を言ったのは誰なのかバレてしまう恐れもあるので、
声に特徴のある人は事前にヘリウムガス的なもので声色を変えておいたほうがいいですな。
かくして物語の方は、
そんなノリで言ってしまった陰口を、のび太くんがうっかりフキダシ弾(メッセージを飛ばした時に出てくる雲のようなもの)にしてしずかちゃんのいる場所へ飛ばしてしまったからさあ大変。
しかも、その場所の近くには陰口を言われた張本人であるジャイアンとスネ夫もいるからさらに大変だ!
まあ、これが本当の誤爆ってやつですね。使ったのが大砲だけに。(しょうもないダジャレ)
あわててフキダシ弾を追いかけるドラえもんとのび太くんでしたが、
健闘むなしく、しずかちゃん並びにジャイアン・スネ夫の目の前で悪口メッセージが炸裂してしまい、ジ・エンド。
ジャイアン達に思いっきりぶん殴られた上に、イチジクの木まで横取りされてしまうのでした。
原作だと野イチゴ(先週出ちゃったから今回はイチジクに変えたor子どもがマネして食べると危ないから変えた?)の場所を教えるかわりに暴力を避けることができたのですが、
今回は暴力を振るわれた上に、イチジクの場所まで取られてしまうという、なんとも踏んだり蹴ったりのび太くんとドラえもんなのでありました。
相手に伝えたメッセージが漫画のフキダシみたいに文字として出されたり、
炸裂するときの「ポン!」という文字がケムリで表現されてたのが個人的に好きなところです。
●ドラえもん宝島クイズ
今週のクイズは「いろんなパンの中で、話を聞くことができるパンは?」
ヒントは、話を聞く時に必要なある体の部分。
答えは記事の下の方に書いておきます。
■次回予告■
次回の放送は11月24日。
「かがみのない世界」「ピンキリ!お宝未来鑑定」の2本をお送りします。
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答え:食パン(「耳」があるから)