SHIINBLOG

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第8話感想。左江内氏の「いいところ」はどこにある?

  f:id:genshiohajiki:20170117011747j:plain

 

2017年3月4日(土曜日)放送の「スーパーサラリーマン左江内氏」の第8話感想に行きたいと思います。 

ちなみにこの日は、左江内氏の裏の時間帯で「アナと雪の女王」地上波初放映がありました。

そして僕は同じ日公開ののび太の南極カチコチ大冒険」を見に行っていました。こんな感想記事を毎週書いてるのにリアルタイム視聴してなくてすいませんね。はい。

 

 【ドラマ過去記事】

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第1話を見た感想です。

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第2話感想。2週連続で土下座を見せるスーパーヒーロー!

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第3話感想。はね子、某アイドルグループのセンターを目指すの巻

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第4話感想。 ボノム =左江内さん=

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第5話感想。噂にきいたツツモタセな回

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第6話感想。ムロツヨシ氏演じる小池刑事の活躍回だぞ!

ドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」第7話感想。左江内氏でまさかのシリアス展開が!

 

 

【第8話あらすじ】

左江内(堤真一)の父・茂雄(平泉成)が80歳の誕生日を迎え、左江内の実家でお祝いをすることになった。
左江内が円子(小泉今日子)に、一緒に帰省してほしいと頼むと、円子は「やだ!」と拒絶。
左江内はなんとかお願いをし、家族を連れて栃木の実家へ向かう。
左江内の両親、茂雄と春子(立石涼子)に良妻賢母だと思われたい円子。
はね子(島崎遥香)と、もや夫(横山歩)も結託して、円子の良い母ぶりをアピールする。
その甲斐あって、見事な妻を演じてみせる円子にただただ圧倒される左江内。
そんな中、左江内の耳にSOSが聞こえてくる。
左江内が発信地へ向かうと、とあるビルから金が盗まれるという事件が起こっていた。
犯人を追跡する左江内より一足先にその車を止めて犯人を捕まえる人物が現れる。
その人物は、左江内と同じくスーパースーツを着て人々の危機を救っているOL・桃子(永野芽郁)だった。
「スーパーヒーローは日本で私一人なのかと思ってた」「僕もですよ」と、
左江内と桃子は意気投合。仕事を抜け出して人助けに行かなければならなかったりと、同じ立場だからこそ分かる苦労やグチを語り「これからも頑張りましょう!」と励まし合って別れる二人だったが・・・。

http://www.ntv.co.jp/saenai/story/08.html

 

 

・今週のオープニングコント

ひょんなことから草サッカーチーム野比FC」の助っ人になる左江内氏。そして圧倒的サッカーによる圧倒的パワーで圧倒的勝利をもたらしました。

チーム名の元ネタはもちろん野比のび太君の名字から。はね子の通う「源高等学校」、もや夫の通う「骨川小学校」に続く久しぶりのドラえもん人名ネタが出てきたぞ。(ドラマ後半ではどこかで見た事のある「土管」も・・・。)

あと出ていないのは「剛田」だけだけど、これはいつ出てくるのでしょうかね?

 

 

 

・スーパーマン帰省

左江内氏の実家へ行くこととなった嫁・円子氏。

どうやら第4話で左江内氏と電話をしていたジャイアンのママ声の姑さんは円子のお母さんだったらしい。ということはあれか、娘である円子は本来ジャイ子なのか。妙にしっくりくる。

さて、夫の親の前で彼女はどんな悪態をつくのだろうか?と思いきや、見事な演技力とはね子やもや夫の協力でしっかりとした良妻賢母を演じておりました。流石の鬼嫁でも親戚付き合いはさすがに気にするようだ。

この演技を見た夫である左江内氏はたいへん呆れておりましたが、おそらく左江内氏もかつては円子の外ヅラの良さにだまされた挙句に結婚しちゃったんだろうなあとかも思ったりする。

左江内氏と円子がいつどこでどうやって付き合い始めたのかについても、このドラマで知りたいところですね。

そして、夫の両親の前ではいつもの調子が出せない円子と違い、地の利と酒の勢いを味方に付けた左江内氏が亭主関白を演じるという逆転現象も起こってもおりました。

まあ、多分東京の自宅に帰ったらその分折檻されるんでしょうけど。

 

ちなみに、本来の円子さんは料理がど下手でカレーライスすら上手に作れないとのこと。エスパー魔美と同レベルの料理力(りょく)だ!

 

 

 

・スーパーウーマン桃子氏

久しぶりの地元にのびのびと羽を伸ばす左江内氏の前に現れたのが、普段は地元でOLとして働くスーパーマンならぬ、スーパーウーマン桃子氏でした。

どうやら、左江内氏のように誰かから任命されてヒーロー活動をする者は日本中どころか世界中にいるらしく、

彼女がスーパーウーマンになったきっかけも「自分のおばあちゃんからスーパーマンの座を譲ってもらった」という世襲ヒーローである。

星獣戦隊ギンガマンとだいたい一緒だ!

 

栃木なまりの方言がチャームポイントの彼女ですが、

同じヒーローという立場である左江内氏と出会った事で「与えられた任務だからやらないといけないと思ってしぶしぶヒーロー活動をやっている自分が嫌になった」自殺を繰り返すようになってしまいました。

たしかに気持ちはわかるけど、自殺はダメだって!

その後も部屋で練炭自殺を図ろうとする(ドア開けっ放しだったせいで部屋が温まっただけ)など、左江内氏に迷惑をかける桃子でしたが、

左江内氏の説得により、最終的には「本業でヒーローやってる奴より、会社員やりながらヒーローをやってる私たちの方がエライ」というよくわからない結論に着地。

何やかんやで彼女は自殺することを止め、東京に帰った左江内氏がピンチに陥った際にも助けてくれるなど、左江内氏にとって大変心強い味方が出来たようです。

よし、今日からお前の名前はパー子だ!(作品がちがう)

 

 

 

・今週の米倉

今週は同僚のウィケ杉、そして職場恋愛中の蒲田さんと一緒に出かけた居酒屋さんの店員さんとして登場。ヨロコンデー

相変わらずのヘンな喋り方で左江内氏の注文を断り続けるぞ! トリニクハナイデスー

毎週ぐだぐだになりがちなこのアドリブ演技パートですが、今回は自分のアドリブ演技に押されて佐藤二朗氏自身が笑ってしまうというかなりのぐだぐだっぷりが展開されておりました。何なんだ「焼きオマエ」って!

挙句の果てには「後ろの席に木村太郎さん(によく似た人)がいる」と意味不明な事を言いだしたせいで、共演者全員が笑ってしまう事態に発展。

普通のドラマだったら確実にNGになってるようなシーンだし、オリジナル作品ならまだしも藤子・F・不二雄先生の原作である作品でそういう悪ふざけはいい加減やめてくれたまえ!

でも、それを見ていた自分もそこそこ笑ってしまったので今回は許すぞ。勇者ヨシヒコとかもこんなノリなのかな?

 

 

 

・左江内氏のいいところ

さて、今回のお話では左江内氏の持つ「いいところ」が語られておりました。

左江内氏は理不尽に押しつけられた社内運動会の仕切りを「抗議するのが面倒臭い」と引き受けてしまったり、「責任を負うことが大嫌い」と自分から言ってしまうくらいのだめな人ですが、

この左江内氏の諦めの良さを「男らしくない」とマイナスに捕えるか、「仕方ないと思って割り切る潔さ」とプラスに捕えるかは人それぞれによって違うようです。

特に桃子さんに至っては、この左江内氏の「何でもスパッと諦めるやり方」を実行したことで何と彼氏が出来てしまったそうです。すごいぞ左江内シンキング!

謎の老人も、そんな左江内氏の性格に対して「本当の勝負どころで諦めなければそれでいいんじゃないか」と言っておりました。

前回のお話でヒーロースーツを着た銀行強盗と戦っていた時がまさにそれでしたね。あの時の左江内氏は最後まで諦めずに食らいついていた。

全力で取り組むよりもとりあえず続けてみるという気分でやってみることが、物事を長続きさせていく秘訣。

桃子さんがヒーローとしての責任に押しつぶされてしまったことからわかるように、あまり責任感に捕らわれない左江内氏のような人物の方が意外とヒーローに向いているのかもしれません。

 

ただ、このような性格の持ち主は「自分に甘い」という致命的な欠陥を持っています。

そんな左江内氏のために必要なのが妻である円子の存在。

今回、円子は左江内氏の両親の前では終始猫を被っておりましたが、左江内氏のお母さんは彼女の本性を全てお見通ししているように思えました。

そして、お母さん曰く「あの子は優しいだけが取り柄の子。円子さんがいなけりゃあの子に父親をを務めることなんて出来ない」と言います。

自分に甘い左江内氏に対し、ちゃんと責任を持って動かせるためのムチの役割として円子の存在は必要不可欠なのだということでしょう。

というわけで円子さんは「いいよ円子さん、もっとガンガンやっちゃって」と母親公認を貰っておりましたが、いくらガンガンやるといっても程度ってもんがありますからね。

少なくとも、家事全般を夫にすべてガンガン押しつけていくスタイルは駄目だぞ!

まさか、左江内氏のお母さんもこの嫁さんが普段は一歩もコタツから出ないで家事も一切やらない人間だとは思ってもいないんでしょうなあ。

 

 

 

・視聴者プレゼントのお知らせ

「スーパーサラリーマン左江内氏」のサウンドトラックCDを30名様にプレゼント。

_人人人人人人人人人_
> これは持ってない <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y^Y ̄

持ってない人はこちらから応募しましょう。3月11日(土曜日)9時50分締め切りです。

 

 

 

次回第9話は3月11日オンエアー。つまり今夜9時放送ってことですね。お楽しみに!

 

今日3月10日は藤子不二雄Ⓐ先生の83歳のお誕生日です。おめでとうございます!

f:id:genshiohajiki:20170309231108p:plain

本日3月10日は藤子不二雄Ⓐ先生の83回目のお誕生日です。本当におめでとうございます!

(参考:藤子不二雄A - Wikipedia

 

 

近年は「PARマンの情熱的な日々」の連載を休まれたりなど、いろいろ体調面で心配なことも多かったりしたのですが、

昨年末に入ってからは再び姿を現すことも増え、つい先日の「まんが道大解剖」発売記念トークショーでも元気な姿を見せられていたご様子。お元気そうでなによりです。

あと1カ月ほどで「笑ゥせぇるすまんNEW」のアニメ放映もスタートしますし、これからもA先生のご健康とご活躍の程をお祈りしております。

この前の「ネオ・ユートピア上映会」でも藤子A先生へのお誕生日メッセージも書いたので、無事に藤子A先生の手元へ届けば嬉しいです。

 

 

というわけで、せっかくの藤子A先生の誕生日ですし、ここからは最近「パラソルヘンべえ」の単行本を買ったという他愛もない話をします。

f:id:genshiohajiki:20170309232413j:plain

中野ま○だらけで買ったもの。初版だったからか2500円もしたぞ!

 

自分は書籍として手元に置いておきたかったので買っただけですが、ただ単純にこの漫画を読みたいって人は、普通に電子書籍で読んだ方が値段も安いし手っ取り早いと思います。

ちゅうか、いくら藤子作品でもこれが2500円って高すぎないかね? ま○だらけに文句言うのもアレだが、もうちょっと安く買えると思ってたぞ。

まあ、もう買っちゃったんだし今更こんなこと言っててもしょうがないか。

 

 

 

さて、アニメでもお馴染みの「パラソルヘンべえ」は1989年に講談社の「ヒーローマガジン」という漫画雑誌で連載が始まりました。

藤子不二雄A先生の作品の歴史で言うと、おそらく映画「少年時代」の製作を始めた頃ぐらいでしょう。

なので、この漫画の主人公である内木メゲルくんの部屋にも映画「少年時代」のポスターが貼ってあったりします。

f:id:genshiohajiki:20170309232940p:plain

なかなかに渋い好みを持つ小学生だ。

自分も藤子A先生ファンですが、「少年時代」のポスターが手に入ったとしても、部屋に飾るかどうかはかなり悩むと思う。

でも、壁に貼ったら紫外線で劣化しちゃいそうだから、やっぱり押入れに永久保存のコースを選びそうだ。

 

 

で、「パラソルヘンべえ」の内容自体は、簡単に言ってしまえば「マボロシ変太夫」を子ども向けにしたような感じの作品です。途中ではトリ犬っぽい動物も出てくる。

こういう90年代入ってからの藤子A先生の描く子ども向け作品ってのもなかなか貴重ですな。他にも「プリンスデモキン」とかあるけど。

 

 

f:id:genshiohajiki:20170310002239p:plain

しかし、そんな子ども向け作品でも我慢できなくなって結局ゴルフさせちゃう藤子A先生はやっぱりすごい。

 

ちなみにこのお話は最終回3話前のお話。もう漫画も終わっちゃうから好きなこと描きたくなったんでしょうなあ。

掲載誌であるヒーローマガジンの休刊に伴い、この漫画も終わってしまいました。

この前神保町の某古書店に行ったら講談社ヒーローマガジン全号揃いセット(価格:3万円)」なるものが売ってたけど、買っとけばよかったかな?

 

 

f:id:genshiohajiki:20170309233424p:plain

ちなみに、冒頭の藤子Ⓐ先生の画像はコミックスの著者近影から。

カワイイんだかカワイくないんだか、微妙に判断に困る安孫子ヘンべえが読者を迎えてくれるぞ!

おしまい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今週の週刊少年サンデー「サンデー非科学研究所」はドラえもんVR特集でした。

週刊少年サンデーの巻末に掲載されている横山裕二先生の「サンデー非科学研究所」。

今週はいま話題の「ドラえもんVR」についての特集でした。

f:id:genshiohajiki:20170309223153j:plain

この漫画は、作者の横山裕二先生が「南極に行きたい」という夢を持っていることから、過去にも何回か南極に関する企画をやっていたりしましたが、

それがまさか今年公開のドラえもん映画「のび太の南極カチコチ大冒険に繋げるための伏線だったとは思いもしませんでしたよ!ええ!(多分ちがう)

 

 

f:id:genshiohajiki:20170309223737j:plain

というわけで、横山先生もドラえもんVRでの南極の世界を体験することに。

行き先が本物の南極では無かったことに当初は不満を漏らしていた横山先生でしたが、VR体験後は一転してドラえもんVRの面白さを力説!

「これは是非体験してもらいたいですね!!」と太鼓判を押しておりました。

 

この漫画のもっと詳しい内容を知りたい方は、現在発売中の「週刊少年サンデー」でご確認ください。

 それにしても、ちょっと前にスピリッツのほうでも「ドラえもんVR」体験漫画が載っておりましたが、もしかしてこの漫画と同じ日に行われたのだろうか? 気になる。

 

「まんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」の副読本!「まんが道大解剖」を読みました。

3月3日(金曜日)に「まんが道大解剖」という本が発売されました。f:id:genshiohajiki:20170308004353j:plain

表紙を見ればわかるようにまんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」を特集したムック本ですが、その内容の充実度がとにかくスゴカッタ!

 

巻頭の表紙絵ギャラリーから始まり、

藤子不二雄Ⓐ先生を始めとする当時の関係者の方々のインタビューや貴重資料の掲載など、「まんが道」読者なら確実にテンションの上がりそうな特集が盛りだくさん。

あと、取り壊される直前のトキワ荘の実際の写真なんかもあったりと資料的価値も十分にあり。

他にも、吉行淳之介氏と三浦朱門氏のまんが道」解説再録や、「トリビュートまんが道という企画では、星野泰視井上三太松田奈緒子・西村ツチカ・川島よしおらのトリビュートイラストも掲載されています。

 

 

本の後半には漫画少年の歴史」トキワ荘の住人の歴史」のコラムなどもあったりと、本当に読んでいて勉強になる一冊です。

「読んでいて勉強になる」といった意味では、この本は「まんが道の副読本」というよりも「まんが道の教科書」と言ったほうがふさわしいのかもしれません。言いすぎかな?

でも、実際この本読んでもう1回「まんが道」を読み返したくなりましたもん。

 

 

もちろん、ムック本としてまんが道」「愛・・・しりそめし頃に・・・」の完全ストーリーガイド詳細なキャラクター紹介などもあるので、

あまり「まんが道」を知らないという方でも楽しめる「まんが道」入門ガイド的役割も果たしているぞ!

 

 

 

・・・大体言いたい事は済んだので、ここからはダラダラと読んだ感想を垂れ流そうと思います。

ちゃんと文章としてまとめようと思ったんですけど、途中で面倒くさくなっちゃいました。ゴメンナサイ。

 

 

f:id:genshiohajiki:20170308011940j:plain

個人的には、まんが道を彩った心に残る名言集」のコーナーと、まんが道の舞台となっている1950年代の物価を解説したまんが道経済白書」のコーナーがお気に入りです。

前者はこういう名言を実生活やTwitter等でサッと言えたらカッコイイと思いますし、後者は普通に物語を理解する上での参考になりました。

昔の「フータくん」とかを読むと、当時の物価と今の物価が違っているせいでお話の流れがよく分からなくなる場面とかあったりするんですよねえ。

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20170308005025j:plain

藤子不二雄Ⓐ先生のロングインタビューも読み応え十分。「まんが道」はあくまでも漫画ですから、けっこう脚色も多い。

このインタビューでも、例の原稿落とし事件の際について「『ああ無情』の原稿を落とした時は、本当は悔しさよりも64ページ書かなくてよくなった喜びの方が強かった」という藤子Ⓐ先生の発言や、

まんが道」ではかなりの期間仕事を干されていたように描かれていたけど、

実は原稿落とした後も他の出版社が仕事を入れてきていたので、藤子Ⓐ先生の仕事が無かったのは実質半年くらいだったとか、

その仕事が無かった頃もトキワ荘のみんなでテニスや歌声喫茶で遊んでいたりしてそんなに落ち込むこともなかったなど、あの「まんが道」のシリアスな内容とのギャップに笑ってしまった。

でも、上京直後に上野駅でカメラ盗まれた事件はノンフィクションだったりするからすごい。あれこそ脚色だと思ってたら本当なんだもんなあ。

 

そして、これまで表に出てこなかった松野喜多枝さんのインタビューが載ってるってのも普通にすごい。

何故今までインタビューを断って来たのかなどの理由こそ書いてありませんでしたが、実のお姉さんという目線での貴重なお話をたくさん知ることが出来ました。

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20170308011915j:plain

あとまんが道電子書籍で読もう!」ってお知らせで思い出しましたが、「愛・・・しりそめし頃に・・・」ってもう絶版になっちゃったんですよね。確か。

だいぶ前に出た本ですし、これも時代の流れなのでしかたありませんが、やっぱり好きな作家さんの本は書籍として手元に置いておきたいと思っているので、残念というかなんというか。

もちろん電子書籍なら場所も取らないし、貴重な作品もすぐ読めるってメリットもあるんですけどね。

 

あと「時代の流れ」といえば、この前「のび太の新・日本誕生」を見ていたら「ニンテンドー3DSでまんがを描くことが出来るゲーム」なんてものが発売されている事を知ってビックリしました。まさに時代の流れ。

もしも今の時代に満賀や才野が産まれていたら、やっぱり3DSでまんがの練習をするシーンとかが挿入されていたのだろうか?

いや、今時なら作画作業用パソコンとかペンタブなんかを買いこむんだろうなあ、みたいなことを妄想してみたり。

でも、まんが道にパソコンとか出しちゃうと、それこそ「電脳なをさん」のまんが道パロディ回と変わらなくなってしまうな。

 

 

はい、ぐだぐだと書きましたが読んだ感想は以上です。とにかく素晴らしい一冊でした。

まんが道大解剖 (SAN-EI MOOK)

まんが道大解剖 (SAN-EI MOOK)

 

 

【ドラえもん本レビューその92】ドラえもんまんがセレクション アメトーーク!スペシャル

ドラえもんまんがセレクション アメトーーク!スペシャ

f:id:genshiohajiki:20170303011518j:plain

発行日:2017年3月5日

出版社:小学館

価格:500円(税込)

全300頁

 

 

これまで「アメトーーク!」で放送されてきた「ドラえもん芸人企画」の総まとめ的一冊。

マイ・ファースト・ビッグでは珍しいB5版の平綴じ。週刊誌サイズです。

収録内容については全部書いてたら大変なので、公式サイトにあったやつを転載。けっこうあります。

ドラえもんまんがセレクション
バイバイン    8
ドラえもんだらけ    16
恋するドラえもん    32
ドラえもんに休日を!!  40 
ぼくの生まれた日    50 
無人島へ家出    60  
な、なんと!! のび太が百点とった!!    76
ねむりの天才のび太     86          
ポータブル国会     98
ドラえもん おもいでのアルバム   108
さようなら、ドラえもん    110
帰ってきたドラえもん     121
大氷山の小さな家     134
しずちゃんの心の秘密     146
めだちライトで人気者     156
しずちゃんさようなら     166
きこりの泉       179 
フィーバー!! ジャイアンF・C     186 
大人気! クリスチーネ先生       196
<特別収録> 映画ドラえもんのび太の南極カチコチ大冒険《ギャグ編》』 208
ウラオモテックス 217 
ラジコン大海戦  224 
進化退化放射線源  246
未知とのそうぐう機  256
のび太が消えちゃう?  268
<特別収録> ドラえもんがいなくなっちゃう!?   282

◆2007-2017ドラえもん芸人ドラトーーク!プレイバック 3
ドラえもん芸人最新回 4 
ドラえもん芸人第1回・第2回 6 
のび太ほっとけない芸人 295 
スネ夫にくめない芸人・ジャイアン心の友芸人 296
しずかちゃん大好き芸人・のび太のパパママ芸人  297

雨上がり決死隊からのメッセージ  30

ぼくドラえもん芸人   
有野晋哉(よゐこ)49 / 川島明(麒麟)75 / バカリズム120 / 
博多大吉(博多華丸・大吉)133 / 鬼龍院翔(ゴールデンボンバー)178 / 
高橋茂雄(サバンナ)206 / 織田信成245

収録されているのは、全てこれまでの「ドラえもん芸人企画」で話題に上がったものばかり。

今年の映画公開に合わせ、「しずかちゃん大好き芸人」でピックアップされた「大氷山の小さな家」もセレクトされているのがいいですね。

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20170306024335j:plain

漫画の枠外には、ドラえもん本編のつっこみどころに触れる「ドラ芸人の声」という副音声的なお楽しみ要素もアリ。

一度見たお話でも、この副音声によって新たな面白シーンが見つかるかも?

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20170306024720j:plain

さらに、特別収録として千原ジュニア氏おすすめの幻の最終回ドラえもんがいなくなっちゃう!?」も掲載。

日本テレビドラえもんの最終回の元ネタになったお話でもあります。

これまでのMFBドラえもんでも載っていなかった回ですし、今読もうと思ったら藤子F 全集を買ったりしないと読めない作品ですので、この掲載は結構貴重ですよ。

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20170306025213j:plain f:id:genshiohajiki:20170306025247j:plain

この本の資料的価値としては、これまで「アメトーーク!」で行われてきた「ドラえもん芸人企画」のおさらい記事が掲載されていたり、

ドラえもん芸人のリーダー・サバンナ高橋氏が協力しているという関係で、コロコロコミックにて連載中ののび太の南極カチコチ大冒険《ギャグ編》」が第1話から最新の第4話まで載っていたりするぞ。(第5話は今月発売のコロコロに掲載予定)

特に「ギャグ版~」はページ数の都合でたぶん単行本化しないと思うので、この雑誌が手に入る今のうちに買っておいて保存しておくのがベターかと思われます。

500円でこれだけの内容が詰まっているなら買って損はないですよ。

 

 

 

f:id:genshiohajiki:20170306031024j:plain

そしてこの写真からわかるように、

我が「ドラえもん」は長年に渡る「アメトーーク!」とのコラボ企画の実現によって強固な友好関係が結ばれたようです。

どうでもいいですけど、藤子F先生のSF短編「ボクラ共和国」にこんなシーンありましたよね。

 

テレ朝を代表する人気番組と太いパイプでつながった「ドラえもん」。

これからもお互い良い関係を築いていきたいですし、アメトーーク!もあと100回くらいはドラえもん芸人企画をやってほしいですね!

 

 

 

 

今日買った本

f:id:genshiohajiki:20170306194727j:plain

・MFB大長編ドラえもんのび太の日本誕生」(アンコール発売)

 

たまたま入ったローソンで偶然発見した一冊。

マイ・ファースト・ビッグの公式サイトにも発売の告知が載っていなかったので、アンコール発売されている事を全く知りませんでした。

奥付を見たら「第2版:2017年3月8日」となっていたので、どうやら今週から発売されているものらしいです。

 

 

f:id:genshiohajiki:20170306195049j:plain

なお、↑の画像が初版のもの。

表紙右上の「新・日本誕生」の告知が「南極カチコチ大冒険」の告知に変わっていたり、左下に「アンコール発売!」の表示が入っているなど違いがいくつかありました。