SHIINBLOG

ドラえもん感想(鬼のパンツはいいパンツ?&雪だるまが町にやってきた[再])

 

 

 2023年1月28日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

鬼のパンツはいいパンツ?(アニメオリジナル)

来週のテストでまた0点を取ってしまったら、ママが怒りで「鬼」になってしまう!

それならのび太くんも、「鬼」になるくらい勉強をすればいいじゃない!!

 

 

 

というわけで、今週の一本目は、

特定のことに対して、鬼のように努力ができる『鬼のパンツ』を履いて、のび太くんが鬼になるお話です。

 

「なんで『鬼』がモチーフの道具を?」と一瞬思ったけど、もうすぐ節分がやってくるからですね。

アニメ『ドラえもん』は、日本古来の文化を大切にする作品である。

 

 

 

 

『鬼のパンツ』で「べんきょう(勉強)の鬼」となったことで、

通学中も単語カードで暗記科目をおぼえ、家じゅうにプリントを貼り付けるなど、まさに鬼気迫るほどのガリベン人間と化した のび太くん。

 

 

一週間かけてこれほど勉強していれば、さぞいい点数が取れただろうと思いきや、

気になるテストの成績は「33点」という、なかなかシビアな結果に終わっていた。

 

 

 

 

あれだけやって、この点数。

いくら何でも、コストパフォーマンスが悪すぎるぞ。

 

0点こそ回避できたものの、これはこれでママに怒られてしまいそうだ。

勉強用の夜食まで用意して、息子に期待をしていたママは、33点の答案を見ていったい何を思うのか?

 

 

 

 

録画を一時停止して、のび太くんの答案を見てみたけど、

完全正答である「○(マル)」がひとつもなく、部分点の「△(さんかく)」だけで、33点も取れていたのは、逆にスゴいのかもしれない。

 

 

成果が出ているとはいえ、やっぱり付け焼き刃の学習じゃこの程度なんですかね。

テストでいい点を取りたいのなら、ひみつ道具に頼らず、普段からしっかりと勉強をしましょう。

 

 

 

 

どうせなら、今後も「べんきょうの鬼」として、勉強に励んでもらうべく、

のび太くんはいい大学に入れるまで、ずっと『鬼のパンツ』を履き続けてみるのはどうだろうか?

 

自分の勝手なイメージだけど、難関大学に入ろうとしている受験生の皆さんは、

みんな今回ののび太くんくらい、必死で勉強していそうな気がしますし。

 

 

 

常日頃から「虎柄パンツ」を履き続けるのは、ちょっと恥ずかしいだろうけど、

将来りっぱな大学に入れるのなら、この程度の辱めは何ともないよね!

 

 

 

 

 

こうして、テストでそれなりの結果を出したのび太くんでしたが、

同じテストで9点を叩き出したジャイアンに逆恨みされ、頭にサボテンみたいな形のタンコブができるくらい、ボコボコにされてしまった。

 

 

ケンカを売られたのであれば、しっかりとケンカで返すのが男の道!

のび太くん、今度は『鬼のパンツ』で「ケンカの鬼」になるぞ!

 

 

 

 

授業中も、空気イスで自らの足腰を鍛え上げ、

打ち込み稽古で(※腐っている)巨木をなぎ倒してしまうほどに、ケンカの特訓にはげむのび太くん。

 

この特訓の様子をぐうぜん目撃したジャイアンも、

「ケンカの鬼」となったのび太くんの姿に、すっかりびびってしまったようです。

 

 

これは、のび太くんの勝ち確定間違いなしか!?

 

 

 

 

 

予定通りに行けば、のび太くんは完全に勝てるハズだった。

しかし迎えた決闘の日・当日になって「『鬼のパンツ』を履くと、鬼の弱点が自分にもそのままうつってしまう」という、たいへん大きな弱点が発覚。

 

 

『鬼のパンツ』で「ケンカの鬼」状態になっていたのび太くんは、

豆まきを楽しむ子供たちにさんざん追いかけ回された挙句、柊の葉っぱに大事な『鬼のパンツ』を破かれてしまうのでした。

 

 

 

 

何もなければ敵なしなのに、ニガテなものにはとことん弱い。

まるで『コンチュー丹』を髣髴とさせるような弱点っぷりであった。

 

 

こんな調子じゃ、鰯(いわし)の頭を目の前に出されたら、鬼状態ののび太くんはあっという間に気絶しちゃいそうだ。

ドラえもんも、そんな勝負に関わるくらいに大事な事柄は、もっと早めに言ってほしかったぞ。

 

 

 

 

こうして、『鬼のパンツ』を失って怖気づいてしまったのび太くんと、

「ケンカの鬼」状態ののび太くんを見て怖気づいてしまったジャイアンによる、世紀の怖気づき対決は、

 

両者が「俺は絶対負けない!」「俺も絶対絶対負けない!」と虚勢を張り合うだけの、世にも奇妙な口喧嘩バトルに落ち着いてしまうのでありました。

 

 

 

 

結局どっちが勝ったのかは、描かれることなく終わっていくのですが、

おそらく、虚勢のボキャブラリーが先に尽きたほうが負けたのでしょう。

 

 

 「命かけて、百発百中、一点の曇りなく負けない!」

 「100億パーセント、スーパー本当、石にかじりついても、負けない!」

 

 

と、のび太ジャイアンだいぶ怪しい日本語を発し始めていたので、

「虚勢のバリエーションが尽きた方が負けルール」を採用するならば、決着は意外と早めについていそうです。

 

 

 

ジャイアン中の人の得意ジャンルである、

フリースタイルバトルに持ち込めば、勝つ可能性はかなり上がりそうでもあるけど、果たして・・・?

 

 

 

 

 

普通に戦っていたら、確実に負けていたはずのジャイアン

しかし、その決闘の日が『鬼のパンツ』最大の弱点である「節分の日」だったのは、本当に運がよかった。

 

やはりジャイアンは、ここぞという時の悪運が強い。

逆にいえば、のび太くんは『鬼のパンツ』を活かせないほどに運が悪かったといえます。

 

 

 

勉強も、ケンカも、いくら「ひみつ道具」でドーピングをはかったとて、

最終的には「本人がもともと持ち合わせているもの」が、勝負の分かれ目を左右しているのかもしれません。

 

 

ひみつ道具の力で、賢くなったり強くなるのもいいけど、

「自分本来の力」も地道に努力して身に着ければ、もっと賢くて強い、最強の人間になれるぞ!

 

 

 

 

というわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

 

雪だるまが町にやってきた(アニメオリジナル)

2本目は2014年2月7日放映分の再放送。

しずかちゃん達と、のび太くんが作った雪だるま「ユキ太」との、すこし・ふしぎな物語です。

 

 

いや、この話は本当に良い話でした。

初見での感動を壊さぬよう、あえてここでは内容を多く語らないようにしておきましょう。

 

ごん、お前だったのか・・・。

 

 

 

 

 

自分を含む、一部世代の人が「雪だるまが町にやってきた」と聞くと、

『映画クレヨンしんちゃん ヘンダーランドの大冒険』に出てきた、ス・ノーマン・パーのことを思い出してしまうかもしれない。

 

ス・ノーマン・パー自体はトラウマになるくらいの悪い奴だったけど、

今回のサブタイトルで示されている「雪だるま」は、別にそんなことないので安心してくれ!

 

 

 

 

とにもかくにも、雪だるまのユキ太くんはかわいかった。

まったく喋らないにも関わらず、キャラクターグッズで発売しても良さそうなくらいの可愛さが出せるのは凄いことです。

 

『ロボッター』をつける前とつけた後でのユキ太の質感の違いもすごかったので、その点にも注目してみましょう。

 

 

 

 

・・・なんだか、ネタバレしないように内容を語ってみたら、感想がものすごく短くなってしまった。(ごめんなさい)

まあ、気になる方は実際のお話を見てください、ということで。

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

●映画ドラえもん のび太と空の理想郷 空であそぼう●

先週からはじまった、新コーナー!

今回はのび太くんの「雲をギュっと掴んでみたい!」という願いに対して、くもセンセイ(荒木健太郎さん)が、優しく丁寧に解説してくれるぞ!

 

 

学校の給食や定食屋などで、みそ汁の湯気を触ろうとしている人がいたら、

それはほぼ確実に、今週の『ドラえもん』を見ている証拠ですね。

 

 

 

 

<外部リンク>

www.tv-asahi.co.jp

 

 

さらに詳しい解説を見たい人は、アニメ『ドラえもん』公式サイトも覗いてみましょう。

 

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は2月4日。

「ツボ押し壺」「雪男のアルバイト」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(ありがたみわかり機&のび泥棒をタイホせよ![再])