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ドラえもん感想(いただき小ばん&どくさいスイッチ[再])

 

 

 2022年4月9日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

●リトルスタークイズ●

先週からはじまった、新クイズコーナーの2回目。

 

 

今回は、難易度「星ふたつ(☆☆)」の、

「映画(『のび太の宇宙小戦争2021』)の中で、僕が小さくなって初めて食べたものはどっち?」というクイズを出題。

 

「A:スイカ」「B:どら焼き」の2択の中から、正しい方を選んでください。

 

 

正解は、この記事の下のほうにて。

 

 

 

 

 

 

いただき小ばん(コミックス13巻収録)

部屋で寝ころびながら「おしっこに行きたいけど、歩くのが面倒くさくてトイレに行けない」という、

ものぐさ人間っぷりを極めきった問題に直面していた、のび太くん。

 

それなりの年齢を重ねた人間として、普通に考えたら「トイレに行く」以外の選択肢は無いだろうに。

「おしっこに行くか行かないか」であんなに葛藤できるの、さすが日常ギャグマンガの主人公といった感じです。

 

 

 

 

でもこれで、仮に「行かない方の気持ち」が勝っちゃっていたら、のび太くんは寝ながらお漏らしをしていたのだろうか?

小なら100歩譲ってまだ許すとしても、大きい方だったらまた別な問題が発生してしまいそうだ。

 

 

トイレにも行かず、自分の好き勝手におしっこをしているのは、生まれたばかりの赤ちゃんとほぼ変わりがない。

こうなったら、のび太くんも赤ちゃんのようにオムツをつけてみるのはどうだろうか?

 

日常的にオムツを履いていれば、トイレへ行かなくてもすぐにおしっこができるから便利だぞ!

 

 

 

 

 

そんな、ものぐさ人間・のび太くんの尊厳を守ってくれたのが、『いただき小ばん』という道具。

 

 

「コバンザメ」をモチーフにした、小判型のこの道具は、

他人の背中にはりついて、どこにでも移動できるという効果を持っており、これによって、のび太くんも無事トイレに行くことができた。

 

 

 

自分の足で歩かなくていいことを考えると、たしかにラクそうではありますが、

 

「自分が行きたい方向に向かっている人」が、道の向こうからやってくるのをずっと待っているくらいなら、

普通に自分の足で歩いたほうがめんどくさくないような気もする。

 

 

 

ここらへんは、全国のものぐさ人間の間でも意見が分かれるところでしょうね。

せっかち寄りのものぐさにとっては、『いただき小ばん』を使うのは不向きなのかも。

 

 

この道具はどちらかというと、歩くのがめんどくさい時に使うのではなく、

スパイがどっかの施設に潜入したり、不審人物がストーカー目的で『いただき小判』を悪用するパターンが多くなりそうではあるけど、そこはどうなんだ?

 

未来のジェームズ・ボンドも、きっと『いただき小ばん』で誰かの背中に張り付いたりするんでしょうな。

 

 

 

 

 

調子に乗って『いただき小判』を使っていたのび太くんであったが、

最終的に、寄生先であるジャイアンの尻の下敷きにされ、ゼロ距離で放屁を食らう生き地獄を味わってしまっていた。

 

 

自分の好き放題にやった結果、痛い目をみるのは、前回のスネ夫くんまったく一緒の展開ですね。

やはり便利なひみつ道具は、自分の身を滅ぼしかねないのか?

 

 

 

 

その場にいながら、どんなものでも取りにいける『ナゲーなげなわ』や、

自分の足で歩かなくても、いろんな場所に行ける『いただき小ばん』といい、

22世紀には、ものぐさ人間が好みそうな道具がたくさん存在している。

 

 

 

『夜間ふとんの中からおしっこできるホース』なんて道具もあるし、

もしかしたら未来の世界は、自分が思っていた以上にものぐさな人間が多いのかも。

 

こんな道具に依存しすぎた果てが、みんながみんな「未来人と化したパパ」みたいなビジュアルになる未来だと思うと、非常に考えさせられるものがある。

せめて、チャモチャ星の人のように、長い距離を歩けなくなる程度の変化でとどまってほしい。

 

 

 

 

夕方5時台の放送ということもあり、

下ネタ極まりない今回のジャイアン放屁オチ」は改変されるのでは?と思っていたのですが、普通に放送されていました。

 

あの時間帯でも屁はオッケーとは。なるほど勉強になった。

みなさんも安心して、夕方5時台に屁をこきましょう。

 

 

 

 

というわけで、一本目の感想はここまで。

Bパートの放送尺の影響か、Aパート(一本目)の尺はだいぶ短めでお送りしました。

 

 

 

 

 

 

どくさいスイッチ(コミックス15巻収録)

2本目は、2013年5月3日放送分の再放送。

ふとした事から、嫌な奴を消せるボタン『どくさいスイッチ』を手に入れたのび太くんは・・・?

 

 

このお話自体、もともとメッセージ性の強いエピソードではありましたが、

約9年前に放送された回を今のご時世に流すというのは、まあ、そういうことなんでしょう。

 

みなさんは今回の『どくさいスイッチ』の回を見て、なにを思いましたか?

 

 

 

 

 

ジャイアンの存在が消えたのに、ジャイ子の名前はそのままだったりなど、

たとえ『どくさいスイッチ』で対象者を消したとしても、道具の効果でその人がいなくなっても成立する程度のツジツマはあわせてくれるようであった。

 

まあ、セワシくんの東京大阪理論みたいなもんですかね。

 

 

もしも、ツジツマなしの場合だったら、

どくさいスイッチ』でのび太くんのパパとママを消したら、その瞬間にのび太くんも一緒に消滅しちゃうことになりますし。

 

 

 

 

きっと、のび太くんが『どくさいスイッチ』を使うたびに、

道具の中では、タイム・パラドックスと似ているようで違う、何らかのムズかしい処理が発生しているに違いない。

 

 

どくさいスイッチ』の内部処理のことをこれ以上想像すると、頭がいたくなってしまいそうなので、そろそろこのへんで。

 

 

 

 

 

このお話の中で『どくさいスイッチ』は、かなりの恐ろし道具として描かれていましたが、

「あとで元に戻せる機能」もあるのなら、ちょっと使ってみたいとも思ってしまった。

 

 

 

もちろん『どくさいスイッチ』を安易に使うのはよくないことですが、

自分の好きな時に嫌いな奴を消せるのは、何かとストレスの多い現代社会において、なかなか重宝しそうではある。

 

興味本位でテキトウな有名人や、テレビ・タレントを消して、

社会の動きや、テレビ番組の内容がどう変わるのかをチェックしてみるのも面白そうだぞ。(問題発言)

 

 

 

 

 

今回は「『気に入らないから』という理由で人を消すのはよくない」という結論に至っていましたが、

世の中には、本当に消されてもしょうがないくらいの奴だっていることも忘れてはいけない。

 

 

自分が相手のことを割り切ることも大事ですが、

そいつ自身が改心しない分には、けっきょく状況は変わらないわけですからね。

 

相手のことを思ってガマンするにも、さすがに限界はある。

 

 

 

 

「『どくさいスイッチ』を使わないこと」も、当然ですが、

まずは「『どくさいスイッチ』で消されてもしょうがない奴」にならないよう、毎日を生きていくことが大事だと思いました。

 

 

みんながみんな、『どくさいスイッチ』で消されないような生き方を志せば、

この地球(ほし)は、だいぶマトモな世界になっていくはずだぞ!

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は4月16日。

のび太ダンボール宇宙ステーション」をお送りします。

 

 

前回の感想:ドラえもん感想(からだねん土でスマートになろう!&ナゲーなげなわ)

次回の感想:ドラえもん感想(のび太のダンボール宇宙ステーション[再])

 

 

 

 

クイズのこたえ:「A:スイカ