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ドラえもん感想(うつしぼくろ&ロボッターの反乱)

 

 

 

 2022年6月4日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

 

うつしぼくろドラえもんプラス第6巻収録)

野球で「13対1」の大差で負けたことに、すっかり怒り心頭なジャイアン

本当なら、今すぐにでも反省会をやりたいところだけど、

ジャイアン「そろばん塾」に行く都合もあるため、いまから2時間後に恐怖の反省会を開催予定だ!

 

 

自分以外の責任で理不尽に怒られてしまうのは、誰だってイヤなもの。

のび太くんは他人の性格を変えることができる道具『うつしぼくろ』で、「怒られ」を回避しようとするのですが・・・。

 

 

 

 

 

ワザとなのかはわからないけど、今回の対戦相手の「プテランズ」も、

情け容赦なく得点を入れて、ジャイアンズをコールド負けにしてやればよかったのに、

ギリギリで試合が成立する程度の攻撃に留めていたのが、なんとも憎らしい。

 

 

個人的には、この劣勢のなか、6回の裏に貴重な1点をとって、

ジャイアンズの完封負けを阻止してくれた選手の存在が気になっていますが、

自軍のあのぐだぐだ具合だと、相手チームのミスで1点もらえた可能性がかなり高そうですね・・・。

 

 

 

 

 

この回は、「ジャイアンの中の人」こと木村昴さんによる、

「おしとやかな女の子」の演技から「どら猫」の演技、果ては「タコ」の演技までもが拝めてしまうお話である。

 

 

 

木村昴さんは今でこそ、さまざまなアニメや映像作品に出演されていますが、

今回のような「全力のネコの演技」等は、他の番組だとめったに拝めなさそうですからね。

 

ある意味でこのお話は、木村昴ファン必見の回といえるのかもしれません。

超人気若手声優による「タコの演技」を、是非とも見届けてくれ!

 

 

とはいえ、タコの演技のときのジャイアンは、ひと言もしゃべっていないのですが・・・。

 

 

 

 

 

 

黒いホクロをつけた人が赤いホクロをつけた人の性格になってしまう『うつしぼくろ』。

 

そのためには、何をしても怒らなそうな人に「赤いホクロ」をつける必要があるのですが、

ここでは、のび太と同じクラスの女の子・乙梨(おとなし)さんがえらばれた。

 

 

 

 

おそらく、今回が(ほぼ)初登場である乙梨さんのスゴさを紹介するため、

のび太くんから、乙梨さんの「大人しいエピソード」の一端が語られていましたが、

 

「給食で『苺のショートケーキ』が出た時も、ひとり静かに喜んでいた」という逸話だけでも、彼女のスゴさが充分にわかります。

 

 

 

「給食にケーキが出る」のは、小学生にとって一大イベントであり、

一般小学生なら喜びのあまり、変なリアクションや、奇声のひとつでも上げているのが当たり前なのに、

 

それでも、大人しい反応に終始していたとは。さすが「大人しい(おとなし)」を名に持つ人間はちがう。

 

 

 

世が世なら『古見さんは、コミュ症です。』に登場していても、おかしくない逸材だった。

乙梨さんの中の人がこの人だったという点においても、かなりの逸材でございました。ウピ。

 

 

 

 

 

ドラえもんの道具によって、

自分の精神を、ネコやタコに乗っ取られてしまう醜態をさらしてしまったジャイアン

 

 

もともとは「ジャイアンが理不尽な反省会をやりそうだったから」という、

自業自得な部分もありそうだけど、来週の放送で誕生日を祝ってもらえる人間の扱いとして、これはどうなんだ?

 

 

 

 

べつに、怒らなさそうな人物なら誰でもよかったんだから、

ここは他人を巻き込まないよう、のび太くんがセルフで自分のほっぺに「赤いほくろ」をつけておけばよかったのに。

 

 

のび太くんに自分の性格を乗っ取られても、

せいぜい昼寝をしはじめるくらいのリスクしかなさそうだから、動物にほくろがくっつくよりも安全そうだぞ!

 

 

 

 

というわけで、一本目の感想はここまで。

 

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

先週に引き続き、「ジャイアンリサイタルTシャツ」優秀賞の発表だ!

受賞したデザインの一覧は、こちらのページからチェックすることもできます。

 

応募してくれたみんなのTシャツデザインの特徴をみるに、

来週発表されるジャイアンの新曲が、応募者達からいったいどういうジャンルの曲だと思われているのかがよーくわかりますね。

 

 

 

 

 

 

ちなみに現在『ドラえもんチャンネルアプリ』では、ジャイアンの新曲PVが先行公開されているのですが、

 

そのPVでは「今回の最優秀賞」とおもわれるTシャツを着ているジャイアンの姿も見られるので、

来週の発表まで待てない人は、一足お先にそちらをご覧になってみてもいいかもしれません。

 

 

 

 

 

 

ロボッターの反乱(コミックス第19巻収録)

自分がやりたくないめんどうな仕事は、機械に押し付けていくに限る!

ママに部屋の片づけを命じられたのび太くんは、ドラえもんに泣きついて『ロボッター』という道具を出してもらうのですが・・・。

 

 

 

『ロボッター』は、小さい豆つぶのような見た目のひみつ道具であり、

これをつければどんなでもロボットになり、自分の言うことをなんでも聞いてくれるという効果をもっていた。

 

 

なので、自分の散らかしたものに『ロボッター』をくっつけていけば、

元の場所へ勝手に戻ってくれるので、部屋も一瞬で片付く・・・というのが、ドラえもんの算段である。

 

 

 

ただ、散らかっているもののひとつひとつに『ロボッター』をつける手間とかを考えたら、

普通に片づけをする面倒くささと、あまり変わらない気がするのは、自分の気のせいだろうか?

 

 

本当にものぐさな人間は、『ロボッター』をつけることすら面倒くさがりそうだ。

 

 

 

 

 

なお、今週のアニメ『ドラえもん』は、Aパートの『うつしぼくろ』に引き続き、

2話とも「豆粒みたいなビジュアルの道具」が出てくる回になっていました。ややこしいね。

 

 

『うつしぼくろ』は、「黒」「赤」

『ロボッター』は「ピンク色」なので、それぞれの色の違いで、道具の種類を見分けることをおススメします。

 

あと『ロボッター』のほうは、近くで見るとちょっとだけ光沢があるという違いもありますか。

 

 

 

 

 

『ロボッター』のおかげで、家の仕事もラクチンに片付き、すっかりご満悦なのび太くん。

 

全ての行動をロボットに頼り切り、自分の力で歩くことすらしなくなり、

コーラを飲んだり、漫画を読むのだって、すべてロボットまかせになってしまった。

 

 

 

 

物事のすべてを機械にまかせるのは、たしかに便利である。

でも、『のび太とブリキの迷宮』のチャモチャ星のひとたちも、こういう堕落からすべてが始まっていったんでしょうな。

 

 

 

 

地球上の全人類が『ロボッター』に頼った生活を送ってしまうと、

 

遠い将来、サピオくんのように『カプセル』に乗らないと自力で移動できないようなひ弱な体になってしまうか、

地球人がみんな、未来のパパみたいなビジュアルになる未来が待っているかもしれない。

 

 

あんなタコみたいな未来人になりたくないなら、

自分の身の回りのことは機械にたよらず、なるべく自分の力で片付けていこう!

 

 

 

 

 

さらに、日用品に粗末な扱いをしてしまったことが原因で、

トランジスタラジオを首謀者とした『ロボッター』の軍団たちによって、のび太くんは反乱をおこされてしまう。

 

 

いずれ訪れるであろう、人類とロボットの最初の戦争を描いた、貴重な記録です。

 

 

 

 

 

相手が無生物なのをいいことに、

「いいかげんな仕事をすると捨てちゃうからな」と平気で言い放っていたのび太くんの姿に、彼が持つ冷酷な一面を見てしまった感がある。

 

 

自分だって仕事はできないのに、部下をこきつかって、叱り飛ばすのび太くん。

典型的な、自分の上司になってほしくないタイプの人間だ!

 

 

 

そりゃ『ロボッター』じゃなくても、反乱を起こしたくなりますわ。

のび太くんが会社の上司だったら、わざわざ反乱を起こされなくとも、本人のいないところで部下から悪口を言われまくってそうです。

 

 

 

 

 

おなじくジャイアンも、今回ののび太くんのような独裁者チックな部分がありますが、

 

ジャイアンズでまったく戦力にならないのび太くんを一向にクビにせず、

根気よくメンバーに起用し続けていることを考えると、のび太くんよりもジャイアンのほうが上に立つ人間としてまともだという見方もできる。

 

 

 

気に入らないと、すぐに暴力をふるってくるけど、

他人をすぐに見捨てず、根気よく育てようとする姿勢だけは評価できるんじゃないかと。

 

 

 

ジャイアンが自分の上司になったら、

仕事終わりに気前よく部下にお酒をおごってくれそうなところも、憧れポイントのひとつですね。

 

 

 

 

 

「『ドラえもん』で上司にしたいキャラ議論」は忘れるとして、

今回のお話は、のび太くんの酷い扱いに怒った日用品たちが反乱を起こした・・・ように見えますが、

 

のび太くんが普段使っていなさそうな家電製品たちもこの反乱に参加していたので、

どうも『ロボッター』が、勝手に日用品の気持ちを代弁して、勝手に怒っているだけのようにも思える。

 

 

 

 

『ロボッターとりもどしじしゃく』なんて道具もあったくらいだし、

『ロボッター』も使いすぎると勝手に知恵をつけて、暴れ出してしまう仕様があったりするのかもしれません。

 

 

とにもかくにも、機械に頼りすぎるのはよくない・・・というのが、今回のお話の教訓なんでしょうね。

自分も気をつけます。

 

 

 

 

というわけで、2本目のお話は以上です。

 

 

 

 

 

 

 

衛星カメラでのぞいちゃえ!!(アニメオリジナル)

今週のアニメ『ドラえもん』のエピソード、まさかの3本目に突入だ!

 

といってもこれは、来週放送される「ジャイアン誕生日スペシャル」の宣伝のようなお話でしたが。

サブタイトルがついている以上、このお話も「1本」としてカウントすべきなんだろうか?

 

 

 

内容のほうも、のび太くんとドラえもんが、

来週の放送のためなのか、モーションキャプチャのセンサーをつけて踊っている木村昴さん(実写)の様子を衛星カメラで覗いている・・・といっただけのエピソード。

 

20秒ほどの超短編とはいえ、DVDソフトには絶対収録されなさそうな回なので、マニアな方は録画保存推奨ですよ。

 

 

 

 

といったところで、今週のドラえもん感想は以上です。

 

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

 

 

 

今週もEDでドラえもん・えかきうた』が流れたので描いてみました。

あしたは6月6日ですね。

 

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は6月11日。

「かわいいジャイアン」「シンガーソングライター」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(地図ちゅうしゃき&おもかるとう)

次回の感想:ドラえもん感想(かわいいジャイアン&シンガーソングライター)