9月2日発売、ヤングジャンプ第40号掲載『イビルヒーローズ』第13話の感想です。
ネタバレもありますので、未見の方は注意してください。
第1話ためし読みはこちらからどうぞ。
「イビルヒーロー」のグラファイト・アームと、
「イビルじゃないかもヒーロー」のエメラルド・ソニックが、ヒデオくんに急接近だ!
自分の素性を隠し、学生のふりをして、
ヒデオくんが通う学校「私立鳴が丘学園」に潜入しようとしていたソニックと、
ヒーローとして、まったく姿を隠さずに現れた上に、
ソニックが調査していた「不審者」を炙り出そうと思ったのか、学園の「邪悪なもの」用の防護シャッターをいきなり起動させちゃっていたグラファイト。
調査方法からその言動まで、かなり対照的なふたりですが、
同じ「英雄」という繋がりがあるからなのか、お互い初対面というワケでもなさそうではありました。
でも、「休日はよく家でいっしょにゲームをやっています」といった感じの親密さでも無かったので、
あのふたりは、ほぼ初対面って感じなんでしょうなあ。
もともとは、第9話でやられていた英雄、
アントワープ・バード捜索の任務をしていたグラファイトであったが、
何者かからの連絡を受けて、エメラルド・ソニックの調査に参加することになった。
ほぼ初対面である相手の現場にグラファイトを向かわせたのは、いったい誰なんだろう?
おそらく、ソニックたちなどの英雄たちを束ねる上の組織が存在しており、
グラファイトに電話を入れたのも、きっとその「組織」の関係者なんじゃないか?とは思うけど、その正体は今のところ謎のまま。
今後の展開で、グラファイトに電話を入れた人間の正体が明かされる日は来るのか!?
それにしてもグラファイトは、
小学生が火災報知機のボタンを押すノリで、学校の防護シャッターを起動させちゃったけど、
この事について、後日、学校側から英雄サイドに猛クレームが来たりしそうだ。
そもそも、グラファイト・アームという英雄は、
これ以前にも、バード捜索の際のイライラで「ふくりゅうの家」の壁を壊していたりと、かなり独善的な行動が多いように感じる。
これらの英雄らしからぬ迷惑行為の数々は問題でしかないので、
グラファイトは、いっぺん上の組織のエラい人にこっぴどく叱られていただきたい。
いや、むしろこの手の問題行動は、すべてもみ消すタイプの組織なのかも。
グラファイトの手により、一瞬にして閉鎖空間と化した「私立鳴が丘学園」。
我らが主人公・ヒデオくんも校舎の中に閉じ込められてしまった。
はたして、グラファイトは閉鎖空間のなかで何をするつもりなのか。
まだ彼の目論見は語られていないけど、きっとロクでもないことをするハズだぞ。
ここは、グラファイトの隣にいるエメラルド・ソニックが、やりすぎ行為を全力で止めてくれることを祈るばかりです。次回につづく。
コミックス第1巻、9月17日発売!