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今週の『僕とロボコ』感想(第51話「超能力とロボコ」)

 

 

8月2日(月曜)発売の、週刊少年ジャンプ35号掲載『僕とロボコ』第51話の感想です。

ネタバレもありますのでご注意ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

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ボンドくんたちのクラスに、転校生・三船千鶴くんがやってきた!

 

 

その名前を見て、ピンとくる人もいそうですが、

なんと千鶴くんは人の心を読むことができる超能力の持ち主なんだそうです。

 

 

 

 

 

『SAKAMOTO DAYS』のシンくんや『SPY×FAMILY』のアーニャなど、

テレパス能力を持ったキャラは、作中でも重要なポジションとして描かれることが多いのですが、

 

今回登場した千鶴くんは、ボンドくんやロボコたちの心を読んだことで、

彼らの聖人っぷりや珍奇っぷりにただただ驚くのみの役割しか与えられていなかったのがすごい。

 

 

 

濃いキャラクター揃いの『僕とロボコ』世界では、

たとえ「心を読み取れる能力」を持っていたとしても、これくらいの扱いしかされない!・・・のか?

 

 

 

 

 

 

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さらに千鶴くんは、ロボコの心を必要以上に覗いてしまい、

自分の思考を完全に乗っ取られてしまった結果、謎のラブコメ展開がはじまってしまうことに。



 

 

ニーチェの名言に「深淵をのぞく時、深淵もまたこちらをのぞいているのだ」という言葉がありますが、

 

 

彼があの言葉を通して言いたかったのは、

おそらく、こういうシチュエーションの事なんだと思います。 恐ろしや。

 

 

 

 

 

そして、この突然のラブコメ展開は、

宮崎周平先生が読み切り時代に描いていた「珍子ちゃんシリーズ」の雰囲気になんとなく似ている。

 

 

当時はシュールギャグとしてやっていた「珍子ちゃんシリーズ」も、今の作風でもう一度やったらこんな感じになるんでしょうかね。

いっぺん最後まで見てみたい気もするし、最後まで見るのは怖い気がするぞ!

 

 

 

 

とりあえず、今日のところはロボコにやられてしまった千鶴くんですが、

「相手の心が読み取れる能力」自体はまだまだ使いどころがありそうなので、今後も色んなキャラとの邂逅をはかっていただきたいところです。

 

 

 

 

 

 

ちなみに今週の少年ジャンプは、『僕とロボコ』のすぐ後に、

白井カイウ出水ぽすか先生の特別読み切り作品『DC3』が載っていたのですが、

 

 

 

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 「主人公(ヒロイン)を守ろうとするロボット」

 「伏黒みたいな自己紹介をする転校生(千鶴くん・DC3)」など、

 

 

『僕とロボコ』の内容とかぶっている点が2つほどあったところに、ちょっと面白みを感じてしまいました。

 

 

今週の少年ジャンプ、伏黒みたいな自己紹介をするヤツが2人もいた!

 

 

 

 

 

普通の生活を望む女子高生と、謎の護衛ロボットが登場する『DC3』。

「約ネバコンビが『僕とロボコ』を描いたら、こんな感じの漫画になる」と思って読んだら、また違った面白さが出てくる・・・かも?

 

 

 

 

 

 

【今週の藤子不二雄要素を感じたシーン】

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今週の『逃げ上手の若君』より。

諏訪神党の中にオバケのQ太郎がいた!(あと『きょうふのキョーちゃん』にも激似)

 

 

諏訪神党のQちゃん。

この戦いを最後まで生き残れるかどうか不安なので、来週以降も生存確認をしていきたいと思います。おわり。