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ドラえもん感想(プッシュドア&おかし牧場[再])

 

 

 2020年8月1日放送分  ネタバレ注意!

 

 

 

 

 

プッシュドア(コミックス20巻収録)

1本目は、ドラえもん曰く「『どこでもドア』よりも手がる」なことで知られる『プッシュドア』が登場。

キーを押すだけで、目的地にすぐ移動できちゃう優れものだ!

 

 

 

ただ、この道具に関しては前々からいろんな人に言われていますが、

 

頭で思った目的地へすぐに移動できる『どこでもドア』と、

あらかじめ特定のキーに「行きたい場所」のセットをした後に、あらためてキーを押さないと目的地に移動できない『プッシュドア』とでは、

誰がどう見ても、明らかに『どこでもドア』のほうが手がるだと思うんですが、実際どうなんでしょうかねこれは。

 

 

「使えるキー(登録できる目的地)が最大12個しかない」ところも、個人的にはちょっとマイナスなところではあります。

 

 

 

 

では何故、ドラえもんは「プッシュドアはどこでもドアより手がる」と言っていたのか。

 

 ・(どこでもドアと比べて値段が安いから)手がる

 ・(どこでもドアと違って目的地が固定されているから安全面で)手がる

 ・(『プッシュドア』は目的地のドアとドアがつながるだけなので、セキュリティ面で)手がる

 ・(ドアにくっつけるだけで使えるので、カバンなどに入れて持ち運べるから)手がる

 ・(いちいち頭の中で目的地を思い浮かべるより、ボタン押したほうが楽だと思っている人にとっては)手がる

 ・(藤子F先生がうっかりそういうことを書いちゃったから)手がる

 

 

 

とりあえず、思いつく限りの理由をいろいろ書いてみたんですが、

それによって、自分の中で『プッシュドア』も使いようによっては何だかんだで便利な道具ではあることを再認識する結果となってしまいました。

 

そりゃ、空間移動もできるんだし、そりゃそうだ。

 

 

 

四次元ポケットなしでも、道具(プッシュドア)の持ち運びができるし、

なにより、適当なドアに貼り付けるだけで『どこでもドア』として使えるところは、かなり使い勝手のいい道具だと思います。

 

 

四次元ポケットの類の道具を持ってない人が、

外出先で『どこでもドア』を使いたい時などには『プッシュドア』をつかったほうが「手がる」ってことなんでしょうかね。

 

なんだか、『プッシュドア』がビジネスマン向けの道具に思えてきたぞ。

 

 

 

 

それに「使えるキーが12個しかない」という点をあえてポジティブにとらえ、

使えるキーをすべて自分の趣味に染め上げた、自分だけの『プッシュドア』を作ってみるのも面白いかもしれません。

 

 

 

野球ファンの人なら、

「札幌ドーム」「東京ドーム」「甲子園球場」「ナゴヤドーム」あたりの野球場をセットしておくとか、

 

 

藤子ファンの人だったら、

藤子・F・不二雄ミュージアム」「藤子・F・不二雄 ふるさとギャラリー」「お台場 ドラえもん未来デパート」

「わくわくスカイパーク」「氷見市潮風ギャラリー」「トキワ荘マンガミュージアムなどを目的地にセットしておくと、

他の藤子ファンに対して、かなりのマウントをとることができそうです。

 

 

 

べつに他の人たちにマウントを取る必要性はまったく無いけど、

普段からSNSでオタクアピールをしている人にとっては、うってつけの道具にはなるんじゃないかとは思います。

 

『プッシュドア』はビジネスマン向けであり、オタクアピール向けの道具でもあった・・・!?

 

 

 

 

なんか、ここまでまだ『プッシュドア』の考察しかしていないので、

そろそろ本編の話もしていきましょう。

 

といっても、今回のお話は原作とあんまり変わっていないので、

そんなに語るところがなかったりするんですよねえ。

 

 

 

今回のアニメと原作とで違うところといえば、

のび太くんがスネ夫の家にも行っていたところや、ジャイアンとの追いかけっこにそこそこ時間を費やしていたところくらいですかね。

 

尺を稼ぐためにオリジナル展開を追加するのは、アニメ「ドラえもん」にはよくあることです。

(なんか、毎週同じこと言ってるような気がするなあ。)

 

 

 

今回は『プッシュドア』の原作が表紙含めて8ページしかなかったおかげで、

のび太くんとジャイアンの「トムとジェリー」ばりにわちゃわちゃした追いかけっこが楽しめる、アニメ独自の面白いシーンとなりました。

 

あの時の先生がジャイアンが何をしているのかを気づいていれば、のび太くんがボコボコにされずに済んだのになあ。

 

 

 

でも、スネ夫のおやつを強奪したり、ジャイアンにいたずらしたり、

自分の映画がいよいよ来週公開されるのに映画をタダ見しようとしていたりなど、

犯罪行為にばっかり『プッシュドア』を使っていたのび太くんにとっては、因果応報ともいえるべき制裁だったと思います。

 

 

みんなはちゃんと映画館でお金を払って、のび太くんみたいにタダで映画を見に行かないようにしましょう。

映画は「ほうとうシネマズ」じゃなくて、TOHOシネマズで!

 

 

 

 

それにしても、今回の『プッシュドア』は、

のび太の新恐竜』が来週公開だから「いちおう映画館にまつわるお話」である、この回をアニメ化したんでしょうかねえ。

 

 

ドラえもんで「映画館にまつわる回」って、

だいたい「タダで映画を見ようとする話」ばっかりな気がするの、自分だけの思い込みでしょうか。

 

 

 

 

そんなわけで、今週の1本目の感想はおしまいです。

 

 

 

 

 

●キュー&ミュー どーこだ!●

川崎市 藤子・F・ミュージアム」のまんがコーナーからの出題。

コロナ以降まだ1回も行けてないのですが、あそこのマンガは今でも読むことはできるんでしょうか。

 

感染対策でマンガがすべて撤去されてないといいなあ。

 

 

 

 

 

おかし牧場(コミックス24巻収録)

2本目は2017年8月25日放送分の再放送。

ここ数週はAパートで再放送をやっていたのですが、今週はまたBパートが再放送枠になりました。

 

 

 

『おかし牧草』で牧場のように「おかし」を育てるという、実にユメのある回。

草を絶やすなと言ったろ!

 

 

でも、いちいちお菓子を育てるくらいなら、

コンビニでお菓子を買いに行ったほうが1000倍ラクだと思うので、そういう気長に待てる人向けの道具なんだろうなあ、と思います。

 

この放送の数日前にPS4版『のび太の牧場物語』が発売されていたりもするので、

もしかしたら今回は、そのゲームの宣伝の意味を兼ねての再放送だったりするのかもしれません。

 

 

 

このお話に出てくるお菓子は、

チョコレートやどら焼き、キャンディなど、昔ながらのお菓子ばっかりでスナック菓子とかが全然出てこないところは、

この原作が発表された頃の、時代背景もあったりするんでしょうかね。

 

 

でも、『おかし牧草』の初出は1977年で、

べつにその頃はスナック菓子が無かったわけでもないので、

 

やっぱり読者のみなさんが「あ、これはお菓子だな」とすぐに認識できるモノを揃えただけなのかもしれない。

あんまり特定の商品の名前を出すのもマズいって理由もありそうですしね。

 

 

本当になんでもアリだったら、「仮面ライダースナック」でも育ててみればよかったのに。

いや、時代がちょっとズレてるか。

 

 

 

もしも、今のお菓子で「おかし牧場」をやるとする場合、

ヤンヤンつけボー」とか「ねるねるねるね」などの知育菓子を育てたらどうなるのか?は見てみたいところではあります。

 

いま流行りの激辛スナックを育成したら、ものすごい暴れ馬に育ちそうだし、

原宿・竹下通りあたりで売っているカラフルなわたあめを家畜化してみても面白いかもしれませんね。

 

 

『おかし牧草』は、今の時代でもじゅうぶんに伸びしろを期待できるぞ!

 

 

 

あと、作中でスネ夫が、

のび太、チョコっと変!www(チョコだけに)」と言っていましたが、あの発言は完全にスベっていたと思います。

 

相手をバカにするつもりが、自分までスベって怪我をしてしまう。

お笑い番組でもよく見かけがちなシーンだ!

 

 

 

というわけで、今週のドラえもん感想はここまでです。

 

 

 

 

●ドラドラニュース●

 

今週の放送でも告知がありましたが、

のび太の宝島』が明日の朝10時から放送されるようです。

 

 

関東ローカルのみの放送なので、このタイミングでの告知になったのかもしれませんが、

こういうのはせめて、1週間くらい前に言ってもらいたかった。

 

日曜日の午後くらいに今週のドラえもんの録画を見て絶句するちびっ子、かなりの数出てきそうだ。

 

 

 

 

■次回予告■

次回の放送は8月8日。

無人島のつくり方」「時限バカ弾」の2本をお送りします。

 

前回の感想:ドラえもん感想(商品かせぎカウボット[再]&ききめ一番やくよけシール)

次回の感想:ドラえもん感想(無人島のつくり方&時限バカ弾[再]) 

 

 

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