2020年7月25日放送分 ネタバレ注意!
賞品かせぎカウボット(アニメオリジナル)
1本目は今から約3年前の2017年9月15日放送分の再放送。
この回はけっこう面白かった記憶があるので、こうして再放送でまた見ることができたのは嬉しいです。
西部劇のカウボーイをモチーフにしたひみつ道具なので、とにかく西部劇のパロディにこだわったお話。
お話の終わり方も、「映画のフィルム」をイメージした演出で締められていました。
3年前の頃はまだ未視聴だったからなんとも思わなかったけど、
いま見ると、劇中で流れるBGMの数々が『ガンとゴン』のBGMに聞こえてしょうがない。
「西部劇っぽいBGM」って、だいたいこんな感じなんだろうか?
しずかちゃんのケーキを目当てにして襲ってくる『商品かせぎカウボット』も、のび太とドラえもんの絶妙なコミカルパワーにはかなわないのだ! (元ネタ)
あと、本放送の時にも思いましたが、
ケーキなら何でもよかったなら、別にしずかちゃんのケーキを賭けて商品かせぎカウボットと決闘なんぞせずとも、
不二家やコージーコーナーで適当なケーキでも買ってきて、代わりにそれを渡しておけば、すべて丸く収まっていた気がする。
「小学生のこづかいだと、新しいケーキを買うお金がないから無理」と言われたらそれまでの話になっちゃうけど、
お金に余裕があるのであれば、その方法も試してみてほしかった。
というわけで、1本目の感想はここまで。
●キュー&ミュー どーこだ?●
先週はスペシャル映像放送のためにお休みでしたが、今週はやります。
正解発表もCMまたぎで行うぞ!
今週の問題はどこかの森の中から。
キューが草むらの色と同化して見えづらかったけど、今回は自力で見つけることができました。
●ドラドラニュース●
2本目のお話の放送前、「キュー&ミュー どーこだ?」の正解発表前に、
「ドラえもんの新しい映画様式(15秒ver)」の映像が流れました。
今週からゲスト声優さんの映画公開のカウントダウン(今週はナタリー役の渡辺直美さんでした)がはじまったりと、
いよいよ『のび太の新恐竜』を映画館の大スクリーンで見られる日が近づいてきたことを実感してきましたねえ。
映画公開まであと2週!
ききめ一番やくよけシール(コミックス38巻収録)
「トンガリ岳」なる、名前を聞いただけでもかなりとんがっていそうな山に登る計画を立てていたパパ。
高尾山レベルの山だったら、別に行こうが行くまいがかまわないのですが、
キャンプ用品にピッケルやザイルなどの重準備を見るに、パパはものすごく本格的な登山に挑戦するつもりのようだった。
パパの登山経験がどれくらいかは知らんけど、
そんな装備をしないといけないレベルの山は、少なくともサラリーマンが休みの日にいくような山ではないと思うぞ。
まずは学校のうら山を何回か登って経験を積んでから、ちゃんとした登山にチャレンジしてみてはどうだろうか?
そんなパパの様子にママも心配しているようで、
「あなたは運が悪いから絶対にケガをします」と登山をやめるよう忠告されてしまうのですが、
その忠告も「自分がバカにされている」と感じてしまったのか、顔を真っ赤にして怒り出してしまう始末。
運動音痴なうえに自信過剰タイプなんて、確実に山でムチャして大怪我するリスクの高い人間ナンバーワンである。
ますます登山に行かせたくなくなってきた。
しかし、今のパパになにを言っても、まともに聞いてくれそうにないので、
ドラえもんは『やくよけシール』をお腹にはりつけて登山をすることを提案。
この『やくよけシール』は「あらゆる災難から逃れることができるシール」とのことなのですが、
ママとパパはどうも信用してくれないので、
まずは実験台として、のび太くんのお腹に『やくよけシール』を一日貼ることで効果のほどを試してみることにしました。
テストの答案とまちがえて白紙を持ってきてしまい、漢字テストが中止になってしまったり、
ママのドライヤーを壊してしまったことをドラえもんにバラされてしまうも、すんでのところでお説教を回避することができたりと、
のび太くんに貼った『やくよけシール』の効果はたしかにあるようでしたが、
どれもこれもすべて、自分のやったことが原因の災いなので、あんまり「厄よけ」という感じがしてこないのが気になる。
「厄(やく)」というのは、何もしてない状態で悪いことが起きてこそだと思うので、
単なる自分のミスまで守ってくれるのは、ちょっと違うような気がするぞ。
それに、「漢字テスト」も「お説教」も、
厄そのものを解決したわけではなく、ただ問題を先送りにしているだけにしか見えないのも、気になるポイントではある。
たぶん『やくよけシール』を剥がしたら、すぐに漢字テストを受けることになりそうだし、お説教もすぐに食らってしまいそうだ。
この道具は、あくまでも問題を解決するための道具ではなく、
「自分で問題(厄)を解決するアイデアを思いつくまでの時間稼ぎ」として使ったほうがよさそうです。
やくよけシールの効果が持続しているうちに、
漢字の勉強をするなり、土下座の練習を重ねておいたほうがいいぞ!
もしくは漢字テスト一生受けられないように、一生お腹に『やくよけシール』を貼り続けておくとか。
でも、そういう自分のミスまで守ってくれた上に、
本来の「厄」のカテゴリーに入りそうな「病気」や「事故」の類からも身を守ってくれるのなら、かなりコストパフォーマンスの良さそうな道具ではある。
あれ、1枚いくらくらいで売ってるんだろう。「一枚300円」とかなら毎日つけていたい。
そして今回のアニメで、「『やくよけシール』は厄を感知すると光る」ということも知りました。
服の下からでも光っているのがわかるくらいなので、けっこうな光り具合です。
お腹がピカピカに光っているところを見られたら恥ずかしいことになりそうなので、恥ずかしがり屋の人は服の重ね着をしていきましょう。
パパもパパで、普段の不幸っぷりをアピールするためなのか、
原作にはない、車の泥跳ねやドブに落っこちたりでスーツを汚されてしまうシーンを2度も挿入されてしまうなど、
今回のアニメでは、かなり不幸な目にあってしまっていた。なんだか可哀そうだ。
パパこそ『やくよけシール』を毎日お腹に貼って生活しておいたほうがいいんじゃないだろうか?
こうして、『やくよけシール』の効果も実証できたので、
パパも無事登山へ出かけることとなったのですが、出かけた瞬間にお腹が痛くなってしまい、そのまま登山は中止。
しかしそれは、トンガリ山の天気が荒れることを察知した『厄よけシール』が、
パパの身を守るために、わざと腹具合を悪くしてくれた・・・というオチにつながるのでした。
あらかじめ災難の起こる場所へ行かないようになるのは、
「グラップラー刃牙シリーズ」でいうところの、「護身完成」とほとんどいっしょですね。
ちょっと違うか?
おそらく、パパが『やくよけシール』を貼らないまま登山に向かっていたら、今頃ポックリ死んでいたことでしょう。
ぼくらをのこして、なぜ死んだ!
野比家のピンチを救ってくれた『やくよけシール』は、やっぱりすごい道具だったというわけですね・・・。
そんなわけで、今週のドラえもん感想はここまでです。
■次回予告■
次回の放送は8月1日。
「プッシュドア」「おかし牧場」の2本をお送りします。
前回の感想:ドラえもん感想(がんばれ!おばけハウス[再]&左、直、右、右、左・・・)
次回の感想:ドラえもん感想(プッシュドア&おかし牧場[再])