もう1か月前の話になりますが、
やわらかスピリッツで好評連載中の作品「人魚姫のごめんねごはん」の第3巻が発売されています。
ブログ休んでたせいで、記事にするタイミングを逃がしてました。ごめんなさい。
人魚姫のごめんねごはん(3) (ビッグコミックススペシャル)
- 作者: 野田宏,若松卓宏
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2018/01/19
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
(試し読み:やわらかスピリッツ - 人魚姫のごめんねごはん)
連載開始時「魚の美味しさを知ってしまった人魚姫のエラ様が、仲間であるお魚たちを友食いしていく」という非常に衝撃的かつ狂気じみたストーリーが話題となった今作ですが、
うれしいことに連載のほうも安定期に入り、
この第3巻では、エラ姫の周囲のサブキャラクターにスポットを当てた話があったりとか、
作中のパロディネタにより力を注いでみたりなど、作品の幅を広げるための様々な試みが行われていたりもします。
特に、この単行本に収録されている「第17話」がまさにそんな感じの一作!
魚を求めて地上に来たエラ姫と知り合いになったことでお馴染みのサブキャラ・晴海良と、
同じくサブキャラであるポンコツイケメン・暇田先輩の過去が見れるエピソードだ!
今のところはサブキャラ枠に甘んじているけど、意外と人気あるらしいですよこの2人!
で、内容のほうですが、
晴海くんと暇田先輩は高校時代にコンビ漫画家を目指していたという過去があったらしく、
晴海くんの絵の才能を見抜いていた暇田先輩は、日夜スカウトに励んでいたのでした。
まあ、この回では、
こんな感じのわかりやすいパロディネタもたくさん出てきます。
漫画(や)らないか?
でも、自分がこの記事で紹介したいのは、何といってもこのシーン!
激河大介 新人コミック賞入選!
まさかの、まんが道ネタだ!
「まんが道」を読んでいない人のために一応説明しておきますと、
激河大介とは、大阪からやって来た「リアル・まんが」を追求する漫画家志望の少年として作中に登場し、
のちに一足早くプロ作家となり、若き日の満賀と才野を奮い立たせた男であります。
まんが道ネタは1巻の時にもあったけど、もしかして原作と作画のどっちかが「まんが道」フリークなんだろうか?
あと、「オイオイこんなマニアックなネタに気づける奴、俺しかいねーだろ!」と調子こいてTwitterで検索してみたら、
気づいてる人がそこそこいたのでちょっと悔しかった。
まんが道って、やっぱりみんな読んでるんですね。
ちなみに、連載開始時に話題を呼んでいたエラ姫の友食い描写ですが、
連載が続いて流石に当初のインパクトも薄れてきた感があったりとか、前述のパロディやサブキャラネタに力を注いでいることもあってか、
ここ最近は「なんか気づいたら食ってた」みたいなスカシとして使われることも多くなっています。
狂気も繰り返せば日常と化す。人間の慣れってのはホント恐ろしいですね。
何にせよ、この漫画はおもしろいぞ!
まだ読んでないって人は是非一度読んでみてください。
読もう!人魚姫のごめんねごはん!