SHIINBLOG

【明日で最終回】作中のドラえもん要素だけで語る『タコピーの原罪(上巻)』描き下ろし漫画の感想

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「発売から三週間くらい経ったし、さすがにもうみんな読んだやろ」と思う今日この頃なので、

 

 

 

 

 

  タコピーの原罪 上 (ジャンプコミックスDIGITAL)

タコピーの原罪 上 (ジャンプコミックスDIGITAL)

 

 

 

本日は、今月3月4日(金曜日)に発売された、

『タコピーの原罪(上巻)』に収録されている書き下ろし漫画の感想を、

 

約3カ月前にこのブログで書いた記事と同じく、ドラえもん要素の視点」から語ってみたいと思います。

 

 

 

 

この作品と正面から向き合った感想は、SNSやネットにいくらでもあると思うので、

『タコピーの原罪』の「ちゃんとした感想」を読みたい方は、ここではなく、どこか別なところを探してみてください。

 

 

ではどうぞ。

 

 

 

 

 

 

【この記事についてのQ&A】

Q:そもそも『タコピーの原罪』ってどういう作品なんですか?

A:下のリンクから実際に漫画を読んでみてください

 

 

 

shonenjumpplus.com

 

 

 

 

 

 

今回発売された『上巻』に収録されている描きおろし漫画は、全部で4本。

それぞれ本編のあとの「オマケ漫画」として、各1ページずつ掲載されております。

 

 

 

 

本編で繰り広げられ続ける、迫力ある展開の数々は鳴りを潜め、

 

しずかちゃんや東くんが、いたって普通の小学生として描かれていたり、

タコピーは宇宙から来たのではなく、道に捨てられていたところをしずかちゃんが拾う設定になっていたりなど、オマケ漫画の内容はかなりのマイルド仕様。

 

 

それこそ「藤子系日常漫画」そのものといった感じの、ストーリーでした。

 

 

 

 

オマケ漫画のしずかちゃんは、

なんとなく不思議ちゃんっぽい雰囲気を醸し出していて、何だかいつもよりかわいく見えるぞ。

 

 

 

 

 

一見すると今回のオマケ漫画は、「本編とは別のパラレルワールドのお話」っぽくはありましたが、

 

しずかちゃんがチャッピーのことを時おり思い出したりするくだり等から察するに、

これらの漫画はすべて「本編のしずかちゃんが見ている夢」という解釈も出来そうな点はちょっと気になる。

 

 

オマケ漫画のタコピーや東くんとの楽しい日々がすべて「しずかちゃんの夢」だったとすると、いろいろ考えさせられるところも・・・。

 

 

 

 

 

 

 f:id:genshiohajiki:20220324200426j:plain

 

 

ただ、オマケ漫画内のまりなちゃんがメスガキキャラにされているのが、

自分の脳内解釈通りだったって人は、けっこう多いんじゃないでしょうかね。

 

 

ざーこざーこ! 前髪すかすか!!

 

 

 

 

 

 

 f:id:genshiohajiki:20220324071554j:plain

 

 

 

そして、当ブログとしては、

今回のオマケ漫画に『正論くん』という謎アイテムが登場していたことを触れぬわけにはいきません。

 

 

 

本編のタコピーが出すのは「ハッピー道具」だけど、

オマケ漫画のタコピーが出してくるのは「おともだち道具」である。

 

おともだち道具って、いったいどういう道具なんだ・・・。

 

 

 

 

 

とりあえず、「正論を言ってくるだけの機械」でどうやってお友達をつくればいいのかが、さっぱり分からん。

本編後半にかけてからの、タコピーの考えくらいよく分からん。

 

 

もしかしたら、タコピーが語る『おともだち道具』の「おともだち」という言葉には、

我々が考えているのとは、まったく別の意味があったりするのかも。

 

 

 

 

 

漫画『ドラえもん』における、「正論(っぽいこと)を言ってくるひみつ道具といえば、

『ミチビキエンゼル』あたりのエピソードを思いつくけど、

 

「相手にされなさ過ぎて、みずから自死を選ぶ」という正論くんの行動は、

ドラえもん』にはまず無い展開だったので、なかなか新鮮だった。

 

 

 

 

ミチビキエンゼルは、自分の発言を無視されたり、捨てられそうになっても、

のび太くんの手に噛みついたり、顔を殴ったりして抵抗してたもんな。

 

 

やはり、各作品に登場するアイテムの行動ひとつにとっても、それぞれの作風の違いが出てしまうのかもしれません。

 

 

 

オマケ漫画のタコピーが出してくれる「おともだち道具」は、

ドラえもんの「ひみつ道具」よりもデリケートかつ、大切に扱ってあげましょう。

 

 

 

 

 

 

SNSの反応を見ると、「『正論くん』はむしろ本編で出すべき」という意見が多くあった。

 

 

 

たしかに、本編のさまざまな展開に対し、

しっかりとした正論でツッコんでくれるはずの『正論くん』は、かなり貴重な存在になりそうではある。

 

まりなちゃんのママに『正論くん』をぶつけてみたら、一体どうなるんだろう?

 

 

 

 

 

<関連リンク>

yanmaga.jp

 

 

 

でも、本編に「世の中のおかしなことに対して正論を言ってくるキャラ」を出してしまうと、

現在ヤングマガジンで好評連載中の『ムムリン』内容がモロ被りしてしまいそうなので、やっぱりダメだと思う。

 

 

 

こちらの作品(ムムリン)も「ドラえもんオマージュな漫画」ではありますが、

『タコピーの原罪』とはまた違った雰囲気の作品となっているので、気になる人は一度読んでみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

 

『ムムリン』以外にも、今や少年ジャンプで大人気の『僕とロボコ』といい、

アニメ化が発表されたばかりな『デデデデ(イソベやん)』といい、

 

冴えない少年と機械娘との同棲の日々を描いた『あんアンドロどろ』といい、

 

 

 

世の中に「ドラえもんをオマージュした漫画作品」は数多くありますが、

その内容にも、さまざまなバリエーションがあるところがいいですね。

 

 

 

 

ドラえもんっぽい漫画」が読みたい人は、上で紹介したマンガをすべて読んでおくと幸せになれるぞ!

 

 

 

 

 

 

とまあ、こんな感じで好き勝手に喋ってしまいましたが、

 

 

約3カ月前は「ドラえもんオマージュ漫画のひとつ」として認識していた『タコピーの原罪』も、

いつの間にか、そのカテゴリではとても収まり切らないほどの存在感を持つマンガとなってしまいました。

 

 

 

 

いや本当に、ここまで世間の関心を集める作品になるとは思ってもみなかったです。

未だに『タコピーの原罪』と『ドラえもん』を絡めて話題にしてる人、たぶん自分くらいですよ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして日付が変わって、

明日、3月25日(金曜日)に『タコピーの原罪』は、いよいよ最終回を迎えます。

 

 

 

 

 

しずかちゃんと、まりなちゃんと、タコピーと、その物語と。

 

 

はたして、『タコピーの原罪』はどのような結末を迎えるのか。

この目でしっかり見届けたいと思います。

 

 

 

 

 

といったところで、今日はここまで。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

【おまけ】

 

史上最低最悪のタコピー考察