9月9日発売、ヤングジャンプ第41号掲載『イビルヒーローズ』第14話の感想です。
ネタバレもありますので、未見の方は注意してください。
第1話ためし読みはこちらからどうぞ。
9月17日のコミックス第1巻発売を記念して、
今週の『イビルヒーローズ』は巻頭カラーでの登場だ!
いや、これは非常におめでたいですね。
しかし、本編のほうでは、
閉鎖空間の中で「邪悪なもの(イビルズ)」による惨殺が起きる、非常におめでたくない状況が発生していた。
うーむ、これはかなり最悪に近いシナリオが描かれてしまっている。
とくにヒデオくんは、無関係な人を自分の戦いに巻き込んだ罪悪感にも襲われそうなので、
これからの展開がだいぶ暗いものになってもおかしくない。
傷心のヒデオくんを励ますならば、ここはシルバーのフォローを期待したいところ。
今のところ、あまり頼りになる姿を見せていない気がするシルバーだけど、ここでビシッと決めて、先輩ヒーローらしいところを見せてくれ!
それにしても、あのイビルズはいったいどこからやって来たのだろう?
少なくともシャッターが閉まる前には、学校内に侵入していたハズだ。
今のところ、グラファイト・アームがワザとイビルズを学校内に忍び込ませたような感じがあるけど、
一般生徒のなかにイビルズが寄生していた・・・という可能性もなくはない。
今まで設定が明かされていなかっただけで、
イビルズが英雄だけじゃなく、普通の人間にも寄生する生物だったとしても、べつにおかしくはないですからね。
はたしてグラファイト・アームは、一体どこまで知っていたのか?
でもとりあえず、遅れて学校内に潜入した、
エメラルド・ソニックくんが今やらなければいけないことは、
何でもいいから「イビルズを学校内に入れたのはソニック」だと思い込んでいる、ヒデオくんの誤解を解いてやることだと思う。
ここ最近のバトル漫画において、
「ちゃんと誤解を解いておけばこんなに争いが拗れることもなかった」という展開は割とよくあるので、ここで気を抜いてはいけない。
このままヒデオくんが闇堕ちしてしまうか、無事に立ち直ってくれるかどうかは、
来週以降のエメラルド・ソニックの対応次第にかかっているぞ。
この手の危機的状況も好転させてこそ、真のヒーローだ!