出版社:小学館
発行日:2021年7月12日
価格:1000円(税抜)
全68頁
ふじあか正人先生が『小学一年生』で連載中の作品を単行本化した一冊。
この本は、2019年に発売された「タケコプターのまき」以来の続刊ってことになるんでしょうかね。
この本は、小学1年生のお子さんが読んでもわかりやすい、
ドラえもんの『ひみつ道具』を面白おかしく紹介した、大変ゆかいな作品となっているので、
とうぜん、「自分用」としてこの本を買うのもよいのですが、
自分のお子さんをドラえもん好きにしたい人や、
友だちのお子さんをドラえもん好きにしたいドラファンの人は、その子へのプレゼント用のアイテムとして購入するのもアリなんじゃないかと。
みんなも自分の周りの子どもたちに「ひみつ道具百科」を読ませて、ドラえもんの英才教育をしてあげよう!
この本で紹介されている『ひみつ道具』一覧。
「タイムふろしき」「もしもボックス」のようなメジャー道具から、
「みちすじカード」「大きくなる虫めがね」などのマニアックな道具まで、全体的にチョイスが渋めなのも嬉しい。
ドラえもん誕生51年目となる、2021年にもなってくると、
「ひょうろんロボット」に再び脚光が当たるなんてことは、この手の本が発売されない限り、なかなかないですからね。
できることなら『原子おはじき』も、いつかこの本で取り上げてくれないかなあ・・・。(チラチラ)
またこの本には、お馴染みのひみつ道具が、
原作とはまた違った使われ方をされているエピソードも多く、
作者のふじあか正人先生による「ひみつ道具の再解釈」といった感じの2ページ漫画がたくさん載っているので、
アニメオリジナル回のドラえもんや、藤子F先生以外の方が描いた学習まんがのドラえもんなどにも興味のある方にとっても、非常におススメな一冊だと思います。
というわけで、この本に興味のある方は是非買っていただくとして、
ここから先は、自分が「もしもボックスのまき」を読んでいてちょっと気になったシーンをいくつか貼って終わりにしたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この本のノンブルが各ひみつ道具のシルエットになっているところ、よくないですか?
(画像は「ももたろうじるしのきびだんご」より。)
『ふわりねんど』はカラーにすると、なんか違うものに見えてしまうことが発覚しました。
スネ夫に渡すための「いらない本」のタイトルを『つまらな本』にするセンスも大好きです。
この本におけるスネ夫評。
ジャイアンのご機嫌をとるのがうまい。