忍者ハットリくん
第677話「アルバイトはジッポーにお任せでござるの巻」
第678話「新忍法指トントンの術でござるの巻」
第679話「ケムマキ氏のサラバ記念日の巻」
第680話「忍法滝くだりは水嫌いのもとの巻」
第681話「忍法眠り笛で大さわぎの巻」
第682話「先生の弱点を見つけたでござるの巻」
第683話「証明!影千代の潔白の巻」
7月6日放送の、テレ玉藤子Aアワー(第85回)の感想です。
ここ最近は、野球中継やら県議会中継などで放送がお休みになりまくっていたので、
実に3週間ぶりの放送となる『ハットリくん』だ!
それではさっそく『忍者ハットリくん』の感想へまいりましょう。
今週も豪華7本立て。
そして来週は「知事定例記者会見」放送のため、ハットリくんはお休みです。
また休みか!
■第677話
テレビゲームが欲しいけど、お金が無い!
それならジッポーをダマして、アルバイトをさせればいいじゃない!
ケムマキにそそのかされたとはいえ、この方法はなかなかにクズな金の稼ぎ方だけど、
ジッポー本人は楽しそうに働いていたので、まあよかったんじゃないですかね。
タコ焼きの代金が払えないからといって、小学生を働かせようとしていたタコ焼き屋の店主。
顔つきだけじゃなく、頭の中までタコになっているとみたぞ。
地下を爆進していたジッポーが「止まれ標識」でちゃんとストップしていたのを見て、
エスパー魔美のTVゲーム用ソフト、欲しい・・・。
■第678話
1987年の時点で「うっせえな!」 と言っていた小池先生は、時代を先どっていた・・・!?(適当発言)
ケンイチ氏はともかくとして、夢子ちゃんもテレビゲームにハマっていたのは意外でしたね。
この回は、ハットリくんの邪魔をしようとする、ケムマキと影千代の様々なコスプレが楽しめるお話でもありました。
ケムマキ歌唱による「嵐を呼ぶ男」も、ワンフレーズだけ聞くことができるぞ。
指をトントンするときの音で相手にメッセージを伝える、
ハットリくんの新忍法「忍法指トントン」は、早い話がモールス信号みたいな忍法だった。
「忍法指トントン」のおかげで、この作品では非常にめずらしい、
ケンイチ氏と夢子ちゃんのイチャイチャ展開がはじまりそうでしたが、ケムマキの嫉妬によって、この展開はあっという間に終わってしまったのが残念。
授業中に大声を出したケンイチ氏に対して、「退場!!」と叫んでた小池先生がなんかおもしろかったです。
「忍法指トントン」はただ相手にメッセージを送るだけでなく、
岩の洞窟を破壊するほどのパワーを生み出す忍法「忍法天地大振動」を発動することもできるからおそろしい。
何となく間抜けな「指トントン」でも、応用技に発展させると凄いことになる。
■第679話
夢子ちゃんに振り向いてもらいたかったケムマキ、
転校をするフリで興味を持ってもらおうとする「サラダ記念日」ならぬ「サラバ記念日」作戦を決行だ!
ケムマキが夢子ちゃんのことを、フツーに「夢子」と呼び捨てにしていたのを見て、
アニメ『ハットリくん』の放送も、もう最終回に近いんだなあと実感してしまいました。
ちなみに「ケムマキ氏のサラバ記念日の巻」の回は、1987年の9月に放送されたお話。
サブタイトルの元ネタとなる「サラダ記念日」は1987年の5月発売らしいので、当時はかなりタイムリーな題名だったんじゃないかと。
(追記:7/7)
さっきまで自分も気づいていなかったのですが、
今週の『ハットリくん』の放送日は、ちょうど「サラダ記念日(7月6日)」と同じ日でした。
ということは、7月6日の「サラダ記念日」の日に、
「サラダ記念日」がタイトルの元ネタになっているお話が、テレ玉で放映されたことになります。
テレ玉が『ハットリくん』の放送を休みまくっているせいで、どうでもいい奇跡が起きた!
クライマックスで、ハットリくんが「忍法四人変化」のネタばらしをしてたけど、
いくら鏡をつかったトリックといっても、さすがにそんな感じにはならないのでは?
あと、今回ケムマキがやっていたのは、ジャイアンがわざと引退コンサートを仕組んだ時のやつと同じ手法ですね。
安易な引退商法はイメージダウンに繋がりかねないので、やめたほうが賢明です。
作画の乱れをいじるのは無粋だとは思うけど、夢子ちゃんってこんな顔だったっけ?
(なんかアゴがすごい)
■第680話
「滝のぼり」ならぬ「忍法滝くだり」に挑戦したシンゾウ。
しかし、忍法の失敗で極度の水嫌いになってしまい・・・。
「全米川下り選手権」ならネットで見たことあるけど、「滝くだり」なんてものもあるとは思わなかった。
丸太に乗って、サーフィンの要領で滝をくだるやつは、今だとどっかの水上アクティビティでありそうですね。
自分のおねしょにも怖がってしまうほどの水嫌いだと、お風呂に入るのもひと苦労しそうだ。
そして、おねしょがダメなら、シンちゃんご自慢の涙パワーも使えなくなってしまうのでは?
弟の忍者生命の危機を見事に解決したハットリくんは流石としか言いようがない。
さりげなく、水族館の掃除の仕事をブッキングできるハットリくんの謎コネクションが炸裂していた回でもありました。
■第681話
第636話以来となる、ツバメちゃん登場回。
アニメ本編における、ツバメちゃんの登場はかなり久しぶり。
きっと当時、アニメ『ハットリくん』をリアルタイムで見ていた人は、自分よりももっと純粋に「ツバメちゃん久しぶりに見たなあ・・・。」って気分に襲われたんでしょうなあ。
でも、中には、あまりに久しぶりの登場すぎて、
「この子だれだっけ・・・?」とか思いながらアニメを見ていた不届き者もいたかもしれませんね。
ツバメちゃんの笛を借りて、こっそり「忍法眠り笛」を習得しようとするケンイチ氏。
人を眠らせることができる忍法をマスターできたら、たしかに楽しそうだけど、
女の子の笛を勝手につかうのは、モラル的にかなりマズいのでは?
忍法を習得しようとした結果、好きな女子のリコーダーを舐めちゃう男子と変わらなくなってしまうケンイチ氏であった。
すやすやと眠るハットリくんの寝顔を見て、ちょっぴり頬を赤らめていたツバメちゃんが可愛らしかったです。
■第682話
肝試し大会でみんなの怖がる顔を撮影しようと企む畜生ケンイチ氏に、見事エサにされてしまった小池先生。
オバケ嫌いの小池先生は、ケンイチ氏に男らしい姿を見せることができるのか!?
ハットリくんの忍法ありきでも、ちょっとムリがあるようにも感じましたが、
なんやかんやでケンイチ氏も結構なビビりだったので、なんとかうまいこといったのでした。
次はケンイチ氏と小池先生のタッグで、富士急ハイランドの「戦慄迷宮」に挑戦する回とかもやってほしいですね。
ケンイチ氏と小池先生が行ったミステリー館は、
外から見たらかなり狭そうに見えたのに、いざ中に入ってみたら四次元空間ばりにひろびろとしていた。
洞窟を模した通路も、なかなかにクオリティが高かったからすごい。
(べつに「第1回」でも良さそうなのに、中途半端に「第3回」と銘打たれていたのが気になる)
■第683話
小池先生から、サンマ泥棒の濡れ衣を着せられた影千代。
影千代は身の潔白を証明するため、ケンイチ氏のフィルムを奪おうとするのですが・・・。
炭火で焼くサンマの美味しさはたしかにわかるけど、小池先生があそこまで感情豊かになるとは思わなかった。
べつにサンマくらい、スーパーで新しいの買ってくればいいのに。
小池先生が「炭火で焼くサンマ」をそれほどまでに楽しみにしていたと思うと、なんだかとっても哀れだ。
影千代がサンマ泥棒疑惑を払拭したかったのはわかるけど、
その疑惑を晴らそうとしたせいで、結果的にフィルム泥棒になってしまったのはいいんだろうか?
偶然とはいえ、あの一瞬のシーンをケンイチ氏はよく撮影できたもんだ。
影千代の奪ったフィルムがダメになってしまうくだりも、
フィルムカメラを使ったことが無い今の子どもたちにはワカらないんでしょうなあ。
ドラえもん見つけた!
というわけで、今週の感想は以上です。
来週は「埼玉県知事定例記者会見」放送のためお休み。
次回のテレ玉藤子Aアワーは、約1か月後の8月3日放送予定となっております。お楽しみにー。